■城南進学研究社の業績動向
1. 2026年3月期の業績概要
2026年3月期の連結業績は、売上高で前期比0.1%減の5,621百万円、営業利益で77百万円(前期は230百万円の損失)、経常利益で80百万円(同228百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益で4百万円(同420百万円の損失)となった。
売上高は個別指導部門や子会社で展開していた英語教育サービス等の減収を映像授業部門や保育園事業等の増収でカバーし、前期並みの水準を確保した。営業利益は2期ぶりの黒字に転換し、前期比で308百万円の増益となった。損益改善要因の内訳を見ると、不採算教場の整理統合及び人員の最適配置に取り組んだことにより、人件費で104百万円、地代家賃で39百万円を削減できたほか、消耗品費で96百万円、その他経費で70百万円を削減したことが増益要因となった。特別損失として減損損失93百万円を計上したものの、投資有価証券売却益77百万円を特別利益として計上したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は6期ぶりの黒字化を達成した。期初計画比では個別指導部門や子会社の売上低迷などが響いて、売上高、各利益ともに未達となったが、黒字体質に転換した点は評価される。
事業セグメント別で見ると、教育事業は個別指導部門の減収分を映像授業部門の好調でカバーし、売上高で前期比0.0%増の5,252百万円と若干ながらも4期ぶりの増収に転じた。営業利益は不採算教場の整理統合等の収益構造改革が奏功し、33百万円(前期は301百万円の損失)と4期ぶりの黒字に転じた。一方、スポーツ事業はスポーツジムの「マイスポーツ」が堅調に推移したものの、スイミングクラブの在籍生徒数減少により、売上高で同1.4%減の368百万円、営業利益で同36.7%減の44百万円となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)