12日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は続伸、67000円挟みもみ合い
・ドル・円は小じっかり、原油高・ドル高で
・値上がり寄与トップは東京エレクトロン 、同2位がキオクシアホールディングス
■日経平均は続伸、67000円挟みもみ合い
日経平均は続伸。69.96円高の67040.18円(出来高概算11億8884万株)で前場の取引を終えている。
東京市場が休場前の10日の米株式市場でダウ平均は60.95ドル安、ナスダックは85.26pt安。早期の米イラン和平合意期待の後退から原油価格や長期金利が上昇し、株価の重しとなった。昨日11日のダウ平均は184.13ドル安の53791.85ドル、ナスダックは159.91pt安の26445.45ptで取引を終了した。ホルムズ海峡を巡る対イラン交渉が難航し原油価格が上昇したことが重しとなった。
米株式市場の動向を横目に、12日の日経平均は23.83円高の66994.05円と続伸して取引を開始した。寄り付き後は、上値の重い展開が続いた。米イランの戦闘終結に向けた交渉が難航しているとの見方から、海外市場で原油先物価格や米長期金利が強含みとなっており、投資家心理を慎重にさせた。ただ、下値では東エレクやリクルートHDなど指数寄与度の大きい銘柄への買いが継続し、指数を下支え。原油高を背景に鉱業が物色されたほか、決算を手掛かりとした個別物色も活発で、日経平均は67000円を挟んだ狭いレンジでのもみ合いとなり、前引けにかけて小高い水準を維持した。
個別では、東エレク、リクルートHD、アドバンテス、TDK、キオクシアHD、ファナック、エムスリー、信越化、イビデン、スクリン、セコム、味の素、浜ゴム、任天堂、太陽誘電などの銘柄が上昇。
一方、ファーストリテ、豊田通商、京セラ、ソフトバンクG、レーザーテク、大塚HD、ニトリHD、ダイキン、住友鉱、ブリヂストン、バンナムHD、エプソン、ディスコ、HOYA、ホンダなどの銘柄が下落。
業種別では、鉱業、銀行業、サービス業などが上昇した一方で、繊維製品、医薬品、ゴム製品などが下落した。
後場の日経平均株価は、67000円を挟んだもみ合いが続くことが想定される。ホルムズ海峡を巡る対イラン交渉の難航により原油価格の上昇が続いており、米長期金利の上昇と併せて投資家心理の重荷として意識されよう。また、一昨日10日の日経平均が1300円を超す上げとなったことから、目先的な利益確定売りや戻り待ちの売りも出やすい。一方、下値では半導体株への買いが継続しているほか、決算を手掛かりとした個別物色が相場全体を下支えする構図となっている。国内決算発表が終盤戦を迎えるなか、好業績銘柄の選別物色は後場も続きやすい。原油高の恩恵を受ける鉱業や銀行業には資金が向かっており、物色の広がりが指数の底堅さにつながるとの見方もある。
■ドル・円は小じっかり、原油高・ドル高で
12日午前の東京市場でドル・円は小じっかりの値動きとなり、159円20銭から159円43銭まで小幅に値を上げた。中東情勢の混迷長期化が懸念されるなか、NY原油先物(WTI)は1バレル=84ドル台に浮上。原油高を受けたドル買いで、主要通貨は対ドルで弱含む。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は159円20銭から159円43銭、ユ-ロ・円は183円78銭から183円94銭、ユ-ロ・ドルは1.1535ドルから1.1544ドル。
■後場のチェック銘柄
・サンテックやフィーチャ の5銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップは東京エレクトロン 、同2位がキオクシアホールディングス
■経済指標・要人発言
【経済指標】
特になし
【要人発言】
特になし
<国内>
・15:00 工作機械受注(7月) 前回52.7%
<海外>
・15:00 独・CPI確報値(7月) 予想0.8% 前回0.8%
・石油輸出国機構(OPEC)月報
・印・貿易収支(7月、14日までに) 予想-319.00億ドル 前回-304.28億ドル