[本日の想定レンジ]
12日のNYダウは21.58ドル安の53770.27ドル、ナスダック総合指数は143.04pt安の26588.49pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比850円高の68510円だった。本日は、半導体・人工知能(AI)関連株中心に買いが先行して始まり、日経平均は7月中旬以来となる心理的な節目の68000円台を突破しそうだ。12日の東京市場は、米半導体関連株高に加え、海外メディアが「シンガポールの政府系投資ファンドであるテマセクが、韓国の半導体大手であるサムスン電子とSKハイニックスへの投資を計画している」と報じたことをきっかけに、KOSPIも一時5%の上昇となり、日経平均は終盤に上げ幅を広げ、終値では1カ月ぶりに67000円台を回復した。ローソク足は、陽線を描き、25日移動平均線との上方乖離(かいり)率は2.67%と10日の1.69%から乖離率が広がり、上昇の勢いが加速している。12日の米国市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ観測が後退する一方、原油高止まりが重しとなり、NYダウは続落した。半面、AIインフラ企業のコアウィーブやサーバー大手のスーパー・マイクロ・コンピューターの好決算を背景にAI関連株が買われ、ナスダック総合指数、SOX指数はともに上昇した。ナイトセッションの日経225先物は68500円台を回復しており、本日の東京市場は半導体・AI関連株中心に値を上げる銘柄が増えるだろう。注目された7月の米消費者物価指数(CPI)は、前年同月比3.4%上昇した。中東情勢の先行き不透明感から原油価格が大きく変動するなかでも、伸び率は6月の3.5%上昇から鈍化した。米CPIを受け、米国の早期の利上げ観測が後退し、ハイテク株が買われたことは東京市場にも好影響を及ぼすだろう。ただ、連日の株価上昇を受け、上値では戻り待ちの売りが控えているとみられほか、海外投資家の夏季休暇入りや国内機関投資家のお盆休み入りなどで市場参加者が減少しているなかでは、短期筋の仕掛け的な売り買いには注意が必要だろう。上値のめどは、心理的な節目の69000円や70000円、7月1日高値の71962円、心理的な節目の72000円。下値のめどは、心理的な節目の66000円や25日移動平均線(65769円)、65000円、64000円などが挙げられる。
[予想レンジ]
上限69000円-下限67700円