NANOホールディングスは12日、投資事業の成長加速に向け、投資やM&A、企業経営で豊富な実績を持つJack Yamamori氏が2026年8月に副会長へ就任したと発表した。
Yamamori氏は、三菱商事で海外事業や米国テクノロジー分野へのベンチャー投資に従事した後、米国のAnatelのCEOに就任した。同社を約120人規模まで成長させ、2001年にDanaherへの売却を実現し、売却後はDanaherでVice President, Strategic Developmentを務め、アジア地域におけるM&A案件の評価や実行を担当した。
Danaherはライフサイエンスや診断分野を中心に事業を展開する米国企業で、1984年の創業以来、数百社規模のM&Aを実施してきた。独自の経営システム「Danaher Business System」を活用し、2002年の売上高45億ドルを2007年には110億ドルへと5年間で2倍超に拡大させた。現在は年間売上高約250億ドルの企業グループへ成長している。
同社は、Danaher急成長期においてYamamori氏がアジア戦略を担うとともに、投資先企業の経営に参画し、事業成長や企業価値向上を実現してきた実績が、「投資を通じて、日本の優れた技術を世界へ展開する」という同社の事業戦略と高い親和性を有するとして、同氏の知見や国内外のネットワークを活用し、既存投資先の成長支援に加え、新たな投資機会や事業機会の創出につなげる考えだ。