日経平均は小幅続伸。7.64円高の68721.44円(出来高概算9億5923万株)で前場の取引を終えている。
14日の米国市場でダウ平均は107.58ドル安の53732.41ドル、ナスダックは73.86ポイント安の26729.16で取引を終了。小売売上高が昨年5月以来となる大幅な落ち込みとなり、寄り付き後、まちまち。ミシガン大消費者マインド指数も予想を下回り、消費や経済成長の減速懸念が浮上し、売りが先行した。原油価格や金利の上昇も警戒され、売りに拍車をかけ、相場は終日軟調推移し終了。
米株式市場の動向を横目に、17日の日経平均は168.26円高の68882.06円と続伸して取引を開始した。前週末の米国株安が重しとなる場面もあったが、寄り付き直後は半導体関連を中心に買いが先行し、指数は上げ幅を広げた。ただ、買いは続かず、その後は戻り売りに押される展開となり上げ幅を縮小。前引けにかけては前日終値近辺でのもみ合いとなり、方向感に乏しい値動きとなった。市場では米消費関連指標の下振れを受けた景気減速懸念が意識される一方、値がさの半導体関連には引き続き資金が向かい、指数を下支えする構図となった。
個別では、アドバンテ、東エレク、キオクシアHD、ソフトバンクG、フジクラ、イビデン、味の素、スクリン、住友鉱、ホンダ、ネクソン、MS&AD、NGK、コムシスHD、パナHDなどの銘柄が上昇。
一方、ファーストリテ、KDDI、日東電、トレンド、荏原、ソニーG、京セラ、テルモ、コナミG、村田製、アステラス薬、電通グループ、伊藤忠、富士フイルム、バンナムHDなどの銘柄が下落。
業種別では、非鉄金属、海運業、建設業などが上昇した一方で、精密機器、医薬品、その他製品などが下落した。
後場の日経平均株価は、前引け水準を挟んだもみ合いとなりそうだ。前場は寄り付き直後に上昇したものの買いが続かず、前日終値近辺まで上げ幅を縮小しており、引き続き上値の重さが意識されよう。半導体関連や非鉄金属など一部に資金流入がみられる一方、医薬品や精密機器をはじめ幅広い業種が軟調で、指数を押し上げる勢いは限定的となっている。米国では小売売上高が昨年5月以来の大幅な落ち込みとなり、ミシガン大消費者マインド指数も予想を下回ったことから、消費と景気の減速懸念が引き続き意識される。国内の長期金利は一時2.930%に上昇するなか、後場は様子見ムードが強まりやすいとの見方がある。個別では値動きの荒い銘柄への短期資金の流入が続くとみられ、指数寄与度の大きい値がさ株の動向が相場の方向感を左右しよう。