エムアップホールディングスは14日、2027年3月期第1四半期(26年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比21.6%増の90.18億円、営業利益が同15.8%増の16.06億円、経常利益が同21.1%増の17.06億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同22.4%減の6.66億円となった。
コンテンツ事業の売上高は前年同期比22.5%増の77.38億円、セグメント利益は同21.5%増の14.43億円となった。コンテンツ事業に係るファンクラブ・ファンサイト事業等の売上高は同23.0%増の69.67億円となった。既存ファンクラブにおける継続的な施策展開やコンテンツ拡充に加え、大型アーティストの新規オフィシャルファンクラブ開設等もあり、会員基盤は着実に拡大した。また、ファンエンゲージメントの強化に向けて、ファンクラブサイトの機能改修や利便性向上を進めたほか、双方向のコミュニケーションを促進する新たなファンコミュニティ施策の導入や、楽曲をリアルタイムで同時視聴しながらファン同士が交流できるインタラクティブな機能・サービスの提供を開始するなど、先進的な取り組みを積極的に推進した。併せて、グローバル展開を見据えた多言語・多様な決済環境の整備等、プラットフォーム全体の価値向上にも注力している。周辺サービス領域も、メッセージアプリサービスにおいて、新規参画アーティストの拡充が進み、会員数および収益の拡大が順調に進展した。利益面においては、収益分配バランスの適正化や開発・運用体制の効率化によるコストコントロールを進めつつ、高付加価値なサービスの提供を通じた収益性の向上に努めている。コンテンツ事業に係るEC事業の売上高は同18.4%増の7.70億円となった。取り扱うアーティストのラインナップ拡充に加え、新規オンラインストアの開設や限定コンテンツ連動商品の投入など、販売チャネルおよび取扱商品の拡充を着実に推進した。また、コンサート会場のキャッシュレス決済や事前購入・会場受取サービスの活用が定着していることに加え、ライブ動員数の好調な推移を背景に、商品取扱高および売上高は順調に推移した。収益面においては、取扱高の増加に伴い売上高・利益額ともに着実な拡大を実現している。
電子チケット事業の売上高は同17.1%増の12.70億円、セグメント利益は同21.8%増の4.42億円となった。音楽ライブ市場の活況を背景に電子チケットの発行枚数が好調に推移したほか、公式チケットトレードにおいても音楽領域での導入拡大に加え、スポーツ領域の取扱いが大幅に増加した。さらに、大型レジャーイベントや各種興行など、非音楽領域への採用・取り組みも一段と進展し、取扱枚数および取扱高の拡大に寄与した。また、チケット流通の安全性と公平性のさらなる向上に向けて、顔認証技術を活用した新たな機能の提供を開始したほか、大規模イベントにおける厳格な転売対策を実施するなど、安心・安全なチケットプラットフォームとしての優位性を一段と強固なものにしている。周辺領域として展開するデジタルカードコレクション事業も、各種サービスの継続的な運用を通じ、順調に業績へ寄与した。
2027年3月期通期については、売上高は前期比13.5%増の360.00億円、営業利益は同15.9%増の58.00億円、経常利益は同10.5%増の60.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同17.9%増の35.00億円とする6月26日に公表した連結業績予想を据え置いている。