19日の日本株市場は、米国市場の流れから売り先行の相場展開が見込まれるなかで、売り一巡後の底堅さを見極めながら、押し目を探る相場展開になりそうだ。18日の米国市場はNYダウが116ドル安、ナスダックは355ポイント安だった。トランプ米大統領がイランと協議や対話をしておらず、予定もないとの姿勢を示したことで、中東情勢を巡る不透明感が強まった。原油高や米長期金利の上昇が重荷になった。シカゴ日経225先物は大阪比1255円安の66285円。円相場は1ドル=159円50銭台で推移。
日経平均株価は、シカゴ先物にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まることになりそうだ。日経225先物のナイトセッションは67430円で始まり、終盤にかけて売り優勢の流れが続き、日中比1480円安の66060円で終えている。25日・75日移動平均線水準まで下げており、調整一巡が意識される一方で、この水準を下抜けてくるようだと下へのバイアスが強まる可能性はありそうだ。
米国ではフィラデルフィア半導体(SOX)指数が5%近く下げており、この流れから指数インパクトの大きいアドバンテストや東京エレクトロン、キオクシアHDなど半導体やAI関連株の弱い値動きが意識されそうであり、日経平均株価を押し下げてくることになりそうだ。値がさハイテク株の下げが先物市場での仕掛け的な売りに向かわせ、これがインデックスに絡んだ売りとして全体に広がることになる。まずは25日・75日線が位置する66000円近辺で下げ止まりをみせてくるかを見極めたい。
中東情勢を巡る不透明感から原油価格が上昇しており、資源関連株のほか、海運運賃の上昇が見込まれるなかで海運株などには関心が向かいそうである。また、半導体やAI関連株への売りが日経平均株価を下押す一方で、相対的にTOPIX型に資金がシフトしやすいと考えられ、内需系のほか、出遅れ感のある中小型株の一角には個人主体の資金が向かいやすいだろう。