ジーデップ・アドバンス
AIを対象としたシステムインキュベーション事業を行う企業。2029年5月期までの純利益CAGR(27年3月期のフィスコ予想と比較)を+25%と予想し、今後1年程度の目標株価5,022円とした。
■業績概況/中期経営計画の進捗状況
2027年5月期が中計の最終年度だが、企業の投資環境が不透明な中で上振れ推移。今期以降は利益率のさらなる向上で営業利益の成長率を加速させる。ソフトバンク「AIデータセンターGPUサーバー」の販売パートナー契約はその契機になり得る。
■直近決算 概要
2026年5月期決算は、売上高が前期比4.8%増の6,949百万円、営業利益が同33.0%増の1,117百万円となり、いずれも過去最高の業績となった。ミドルレイヤー高付加価値案件で利益率が向上。
■直近決算 当社アナリストのコメント
期初においてトランプ関税を意識した注文控え等が発生したため大型案件が停滞、そこからの挽回を果たした点にマーケットニーズの高さを感じる。今期予想も保守的である可能性はある。
■中計 概要
2027年5月期を最終年度とする中期経営計画は、売上高で8,415百万円→8,840百万円、営業利益で1,055百万円→1,268百万円に上方修正された。今期以降は営業利益の高い成長、利益率向上を目指すとされている。
■中計 当社アナリストのコメント
好調なマーケット需要を追い風に、業績拡大が続くことになろう。ソフトバンク「AIデータセンターGPUサーバー」の販売パートナー契約によって、新たな収益源(クラウド再販マージン、周辺の構築・運用支援サービス)を作る動きとなり、大型開発という収益貢献はもちろん、リカーリングの積み増しとして中長期的に効いてこよう。
■投資のポイント
・強み/競争力の源泉
東京工科大学の大規模AIシステムをてがけ、世界スーパーコンピュータランキングにランクインさせ、同社GPUクラスター構築技術が世界基準の性能と品質であること。
・株価のアップサイド要因/変化の兆し
ソフトバンク「AIデータセンターGPUサーバー」の販売パートナー契約による案件の大型化、リカーリング化による成長率、収益力のさらなる向上。
・株主還元
配当利回りは1%台と高くないが、前期の1株当たり配当金は期初計画29円から44円へ増額。今期はさらに+4円増配。利益成長、配当性向10%にさらなる増配余地あり。