マネーボイス メニュー

アイリックコーポレーション、来店型保険ショップ「保険クリニック」拡大で売上高が過去最高 27年6月期は増収増益予想

目次

勝本竜二氏:株式会社アイリックコーポレーション代表取締役社長CEOの勝本です。当社2026年6月期通期決算について、決算説明資料を用いてご説明します。

本日は、まず改正保険業法施行による事業環境の変化についてお話しさせていただき、その後2026年6月期の決算概要、セグメント別の状況、そして2027年6月期の通期予想および3か年計画の順にご説明します。

改正保険業法

改正保険業法施行による事業環境の変化についてご説明します。

改正保険業法は、2026年6月1日に施行されました。従来は「何の商品を販売したか」が求められていましたが、今回の改正によって、それに加えて「なぜその商品を提案し契約に至ったのか」を説明できる体制の整備が求められます。

これにより、従来以上に顧客本位の業務運営が求められ、乗合代理店における適切な比較推奨販売の確保については、「契約結果管理」から「募集プロセス管理」へ移行します。具体的には、比較推奨販売の適正化、意向把握、推奨理由の明確化、記録保存、検証体制の強化が重要になります。

契約結果管理から募集プロセス管理へ

続いて、募集プロセス管理についてです。

今後は、顧客の意向に沿って複数の商品を比較し、推奨理由を明確にしたうえで提案することが求められます。今までは、経営方針による推奨販売が一部認められておりましたが、比較推奨販売が必須となります。これにより、「AS-BOX」の需要が高まる見込みです。

募集プロセスは、顧客意向の把握、比較推奨の妥当性、推奨理由の説明、記録保持、事後検証というフローとなりますが、特に、比較推奨の妥当性において、顧客の意向に基づく比較推奨の徹底が求められるようになり、募集プロセス全体を事後的に検証できる体制整備が重視されます。

比較推奨の妥当性について、「AS-BOX」は複数の商品を同一フォーマットで比較できる、保険業界で唯一のシステムです。なお、現在の主なターゲットは生命保険業界ですが、今後は損害保険領域でも需要が高まると想定されるため、システム開発に着手している状況です。

事業環境の変化は ビジネスチャンス

お伝えしたとおり、保険業法の改正により、特定大規模乗合保険募集人に求められることが非常に増えた状況ですが、当社はビジネスチャンスでもあると捉えております。

20年以上にわたり培ってきた知見と技術力を活かし、保険募集業務の高度化・効率化を支援するソリューションを広く提供することで、保険業界のさらなる発展に貢献していきます。

2026年6月期 業績ハイライト

2026年6月期の業績ハイライトです。

売上高は前期比16.3パーセント増の109億6,400万円となりました。一方、営業利益は前期比5.2パーセント減の7億300万円となりました。

保険クリニック事業は順調に拡大し、売上高は前期比21.4パーセント増の58億1,700万円、営業利益は前期比20.9パーセント増の9億1,800万円となりました。

一方で、ソリューション事業では想定していた大型案件が未受注となりました。

また、株主還元では累進配当を導入し、2026年6月期の連結配当性向は66.6パーセントとなりました。

PL主要項目

続いて、PL主要項目です。

お伝えしたとおり、売上高は前期比16.3パーセント増の109億6,400万円となり、過去最高を更新しました。保険クリニック事業では、3件のM&Aなどにより24店舗増加し、Web集客も引き続き好調に推移しました。

一方、営業利益は前期比5.2パーセント減の7億300万円となりました。ソリューション事業で想定していた大型案件が未受注となり、同事業の営業利益が前期比2億2,400万円減少したことが主な要因です。

主なPL項目では、売上総利益が前期比13.6パーセント増の83億6,700万円、販売費および一般管理費が前期比15.7パーセント増の76億6,400万円となりました。経常利益は前期比5.5パーセント減の7億1,100万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比9.8パーセント減の3億9,200万円です。

1株当たり当期純利益は48.02円となり、前期比9.6パーセント減少しました。EBITDAは前期比4.8パーセント増の10億8,200万円となりました。

2026年6月期取り組みと振り返り

2026年6月期の取り組みと振り返りについてご説明します。

保険クリニック事業については、24店舗増加し、店舗数は300店舗を突破しました。また、3件の事業譲受を実施し、事業基盤を拡大するとともに、事業譲受店舗および既存店舗の収益性も向上しました。今後の課題は、2027年6月期20店舗、3か年計画最終年度36店舗の出店計画の着実な遂行、リーシング機能の強化、人材の採用・育成です。

FA事業については、IRRCとライフアシストの連携を強化し、保険にとらわれない金融商品の取扱い規模を拡大しました。今後は、さらなる連携強化と、募集人の採用による規模拡大に取り組みます。

ソリューション事業については、受託案件の大幅未達により、フロー売上への依存リスクが顕在化しました。一方で、改正保険業法対応に向けた先行投資を実施しています。今後は、フロー売上依存から脱却し、ストック売上の大幅な増大が必要な局面であり、事業環境の変化をいかにビジネスチャンスにつなげることができるかが課題です。

システム事業については、業績は概ね想定どおりだったものの、好調に推移していたストック売上は第2四半期以降、伸びが鈍化しました。今後は、新たな収益の柱となるAIプロダクトの開発・機能拡充と、技術革新への対応を進めます。

事業セグメント別構成比(2026年6月末時点)

次に、2026年6月末時点の事業セグメント別構成比です。

当社は、保険クリニック事業を主軸に、FA事業、システム事業、ソリューション事業を展開しています。

保険クリニック事業の売上高は58億1,700万円、構成比は50.9パーセントです。直営店とFC店の部門に分かれており、来店型保険ショップ「保険クリニック」を運営しています。独自開発した業界唯一の保険証券分析、商品比較機能を備えた「保険IQシステム」を活用したコンサルティングを行っています。

FA事業の売上高は22億7,500万円、構成比は19.9パーセントです。法人、法人経営者、富裕層向けに保険の有効活用などを提案・販売し、保険以外の金融商品も取り扱っています。

システム事業の売上高は19億5,800万円、構成比は17.1パーセントです。グループ会社のインフォディオを通じて、AIを活用したプロダクトサービスの開発・販売を行っています。

ソリューション事業の売上高は13億8,800万円、構成比は12.1パーセントです。金融機関、保険代理店、企業代理店向けに「ASシリーズ」のシステムを提供しています。

事業セグメント別業績サマリー

事業セグメント別の業績サマリーについてです。

全社売上高は前期比16.3パーセント増の109億6,400万円となり、営業利益は前期比5.2パーセント減の7億300万円です。

保険クリニック事業の売上高は前期比21.4パーセント増の58億1,700万円、営業利益は前期比20.9パーセント増の9億1,800万円となりました。店舗数は前期末比24店舗増加しています。好調なWeb集客により成約件数が増加し、事業譲受に伴う人件費や賃料などのコスト増を吸収し20パーセント超の増収増益となりました。

FA事業の売上高は前期比27.2パーセント増の22億7,500万円、営業利益は前期比566.0パーセント増の1億1,200万円となりました。前期までの新規採用施策などの効果により、好調に推移しました。

ソリューション事業の売上高は前期比6.5パーセント減の13億8,800万円、営業利益は前期比39.7パーセント減の3億4,100万円となりました。大型契約の未受注に加え、改正保険業法対応や損害保険分野のシステム開発などへの先行投資が影響しました。

システム事業の売上高は前期比8.6パーセント増の19億5,800万円、営業利益は前期比38.1パーセント減の1億100万円となりました。ストック売上は前期比24.1パーセント増の14億3,400万円です。

売上高・営業利益率 四半期推移(会計期間)

売上高と営業利益率の四半期推移についてです。

2026年6月期第4四半期の売上高は29億9,000万円となり、四半期ベースで過去最高を更新しました。保険クリニック事業とFA事業は順調に拡大しております。

営業利益増減分析

次に、営業利益のウォーターフォール分析です。

2026年6月期の営業利益は、前期の7億4,100万円から3,800万円減少し、7億300万円となりました。

増益要因として、保険クリニック事業の直営店では売上高が9億6,900万円増加しました。新店の売上高7億8,800万円に対し新店の営業費用5億8,500万円と約2億円の貢献となっています。FA事業も売上高が4億8,700万円増加に対し営業費用が3億9,100万円増加したので9,500万円の貢献となりました。

一方、減益要因として、ソリューション事業で、ストック売上が1,900万円、フロー売上が7,600万円減少し、営業費用も1億2,800万円増加しました。改正保険業法対応などへの先行投資を行ったことが影響しています。システム事業では、ストック売上が2億7,800万円増加しましたが、フロー売上が1億2,200万円減少し、営業費用が2億1,800万円増加しました。

配当方針

配当方針についてご説明します。

当社は、連結配当性向50パーセント以上を維持する方針です。また、年2回の配当として中間配当及び、累進配当を導入しました。

2026年6月期の1株当たり配当額は32円で、内訳は中間配当16円、期末配当16円です。配当額は前期比2円増の32円となり、配当性向は66.6パーセントとなりました。

2027年6月期の1株当たり配当額は32円を予想しており、内訳は中間配当16円、期末配当16円です。予想配当性向は58.9パーセントです。

保険クリニック事業 業績概況

保険クリニック事業の業績概況についてです。

来店数は前期比30.8パーセント増の4万78件、成約件数は前期比20.0パーセント増の2万2,865件となりました。直営のKPIは各四半期で前年同期を上回り、売上高は6四半期連続で過去最高を更新しました。

保険クリニック事業(直営)重要KPI推移

続いて、保険クリニック事業の直営店における重要KPIの推移です。

前期に引き続き、Webプロモーションの効果により来店数が増加し、売上高の伸長に寄与しました。来店数と成約件数はいずれも全四半期で前年同期を上回り、堅調に推移しています。

来店数は前期比30.8パーセント増加、成約件数は前期比20.0パーセント増加、成約率は57.1パーセントとなりました。なお、成約率については、直近の来店からの成約が反映されておらず最終確定値ではありません。

保険クリニック事業 店舗数

保険クリニック事業の店舗数についてご説明します。

「保険クリニック」の店舗数は、2026年6月時点で307店舗となり、300店舗を突破しました。2026年6月期は24店舗の純増です。

直営店舗は、2025年6月の87店舗から、2026年6月には108店舗となりました。FC店舗は、2025年6月の196店舗から、199店舗となりました。

地域別では、関東が130店舗と最も多く、前期から15店舗増加しました。関西は48店舗で6店舗増加、九州・沖縄、北陸・甲信越、北海道・東北はいずれも1店舗増加しています。今後も関東、名阪福を中心に店舗数の拡大を行ってまいります。

保険クリニック事業 マーケティング施策

保険クリニック事業のマーケティング施策についてです。

2026年6月期もアンバサダーとして藤岡ファミリーを継続起用し、Web広告やSNSを中心に効率的な広告展開を行いました。

Web集客の割合は、2026年6月期通期で50.7パーセントとなりました。2023年6月期の36.4パーセントから継続的に上昇しており、直営店における新規来店件数のうち、Webを起点とした来客の割合が高まっています。

FA事業 業績概況

FA事業の業績概況についてご説明します。

当社のFA事業部、ライフアシスト訪販部門ともに好調に推移しました。募集人の人員数は、2026年6月期第4四半期時点で201人となり、前期末から9人増加しています。

FA事業 IFAビジネスの拡大

次に、FA事業におけるIFAビジネスの拡大についてです。

アイリックにあるFA事業と2023年にM&Aしたライフアシストの22拠点を活用しつつ、保険業ではあるものの、保険以外でも総合的な金融業として、IFAビジネスも拡大していこうと展開しています。

ソリューション事業 業績概況

ソリューション事業の業績概況についてです。

ストック売上は、前期第4四半期に大手取引先1社の契約解除があったものの、影響は軽微でした。代理店・銀行向けのID数は順調に増加しており、保険業界に特化したバーティカルSaaSとして、「ASシリーズ」の拡大を図ります。

ストック売上は、前期に計上した大型の受託開発案件の反動減により、前期を下回りました。ストック比率は77.5パーセントで、前期の73.8パーセントから上昇しています。

ソリューション事業 KPI推移

ソリューション事業のKPI推移についてご説明します。

代理店・銀行向けの「ASシリーズ」ID数は、2026年6月期に7,782IDとなりました。2022年6月期の5,816IDから継続的に増加しています。

MRRは、2026年6月期第4四半期で保険会社向けが3,450万円、代理店・銀行向けが4,478万円、合計7,920万円となりました。

システム事業 業績概況

システム事業の業績概況についてです。

AIプロダクト・クラウドサービス売上が増加し、売上高は前期比8.6パーセント増加しました。ストック売上は前期比24.1パーセント増の14億3,400万円です。一方、第2四半期以降は伸びが鈍化しており、プロダクトの開発・機能拡充が喫緊の課題です。

2026年6月期のストック比率は83パーセントとなりました。2024年6月期の59パーセント、2025年6月期の74パーセントから上昇しています。

2027年6月期 業績予想および3か年計画

2027年6月期の業績予想および3か年計画についてご説明します。

3か年計画の2年目にあたる2027年6月期は下方修正しました。一方、最終年度である2028年6月期の計画は据え置いています。

2027年6月期は、最終年度の計画達成に向けて、利益成長よりも人材投資などの成長投資を優先します。ソリューション事業では、「ASシリーズ」の導入拡大によるMRRの大幅成長を推進します。

2027年6月期の売上高は前期比14.5パーセント増の125億5,600万円、営業利益は前期比15.6パーセント増の8億1,200万円を予想しています。営業利益率は6.5パーセント、ROEは11.1パーセントを見込んでいます。

2028年6月期の3か年計画では、売上高152億500万円、営業利益15億7,800万円、営業利益率10.4パーセント、ROE20.0パーセント以上を計画しています。

成長投資

続いて、成長投資についてです。

成長投資戦略として、人材面では、採用、育成、評価制度の見直しなどに取り組みました。実績として、保険業界未経験者の採用も積極的に進め、保険クリニック直営店のコンサルタント数は86名増加しました。

「保険クリニック」のブランド力向上では、直営店舗の新規出店、FC店舗の拡大、マーケティング強化を軸に、3件のM&Aを実施し、直営店24店舗、FC店16店舗を新規出店しました。

「ASシリーズ」については、機能の拡張を目的に、成長投資を行いました。実績として、「AS Platform」「AS FiNDER」をリリースし、複数社とのPoCを開始しました。

2027年6月期 通期業績予想

2027年6月期の通期業績予想についてご説明します。

人材採用・育成およびMRR拡大に向けた先行投資を実施するため、上期は減益を見込んでいます。一方、通期では前期比15.6パーセントの増益を予想しています。

売上高は、上期が前年同期比12.1パーセント増の59億1,900万円、通期が前期比14.5パーセント増の125億5,600万円を見込んでいます。

セグメント別では、保険クリニック事業の通期売上高を前期比15.7パーセント増の67億3,200万円、FA事業を前期比7.6パーセント増の24億4,900万円、ソリューション事業を前期比13.0パーセント増の15億6,900万円、システム事業を前期比14.5パーセント増の22億4,200万円と予想しています。

営業利益は、上期が前年同期比44.6パーセント減の1億8,000万円、通期が前期比15.6パーセント増の8億1,200万円を見込んでいます。

2027年6月期の重点施策

2027年6月期の重点施策についてです。

保険クリニック事業では、2027年6月期20店舗、3か年計画最終年度36店舗の出店計画を着実に遂行するために、店舗開発・運営体制の強化、リーシング機能の強化、採用力の強化および人材育成プログラムの充実に取り組みます。

FA事業では、さらなる連携強化と、募集人の採用による規模拡大が課題です。保険募集人の採用チャネルを拡充し、採用・定着の強化を進めます。

ソリューション事業では、ストック売上(MRR)の大幅な増大を達成するために、フロー売上依存から脱却し、事業環境の変化をビジネスチャンスにつなげてまいります。そのために、「ASシリーズ」の機能強化と提供価値の向上、既存顧客へのアップセル・クロスセル、顧客基盤の拡充に取り組みます。

システム事業では、新たな収益の柱となるAIプロダクトの開発・機能拡充と、技術革新への対応が必要であり、AIプロダクトの開発推進、研究開発体制の強化、外部パートナーとの連携強化を進めます。

保険クリニック事業 店舗数の変遷

保険クリニック事業の店舗数の変遷についてです。

現3か年計画では、2027年6月期20店舗、最終年度36店舗の出店計画の着実な遂行を掲げています。さらに、2031年6月期までに500店舗を目指します。

当社は1999年12月に日本で初めての来店型保険ショップを出店し、直営店とFC店の合計店舗数を拡大してきました。2009年6月期には100店舗、2020年6月期には200店舗を突破し、2026年6月期には300店舗を突破しました。今後も積極的な出店を進めてまいります。

保険クリニック事業 新規出店に向けた『保険クリニック』の強み

今後の新規出店に向けた「保険クリニック」の強みについてご説明します。

強みは2つあります。1つ目は、「保険クリニック」のブランド力とノウハウにより、投資回収を早期に実現できることで、2つ目は、「保険IQシステム」を中心とする人材育成力です。

一般的な新規店舗の投資回収期間は約2年で可能となっています。営業キャッシュフローは1年目から段階的に改善し、約2年で投資回収に至る想定です。

人材育成面では、直近2年間で採用したコンサルタントのうち、保険業界未経験者が44パーセントを占めています。「保険IQシステム」を中心とした研修体制により、未経験者の採用と早期戦力化が可能となっています。

保険クリニック事業 『保険クリニック』の特徴

「保険クリニック」の特徴についてもご説明します。

保険クリニックの店舗数307店舗は、来店型保険ショップ業界で3位の水準です。業界では、100店舗以上を展開する上位ブランドへの集約が進み、寡占化が進展しています。

当社が独自開発した「保険IQシステム」は、複数の商品を同一フォーマットで比較でき、保険料の比較も可能な業界唯一のシステムです。他社では異なるフォーマットでの比較となるケースが多い一方、「保険IQシステム」では統一された形式で比較できる点が特徴です。さらに、保険会社とのAPI連携により、募集文書番号の取得が可能な点、つまりお客さまへの提示が可能な資料の作成が可能な点も業界唯一です。これは、20年を超える運用実績により豊富なデータベースを保持できているため、高い参入障壁を築けています。また、「保険IQシステム」を人材教育へ活用することで、未経験者の早期戦力化が図れております。

ソリューション事業 プラットフォーム戦略(AS platform)

ソリューション事業のプラットフォーム戦略についてご説明します。

当社は、保険募集人の効率的な業務を支える「AS platform」を提供しています。

保険募集人は、多岐にわたる業務をこなさなければなりません。例えば、保険証券の分析やお客さまからの問い合わせ対応、さらには比較推奨といった業務が挙げられます。

当社では、これら業務をより簡単に進められるよう、さまざまな仕組みを整え、システムを活用して効率化を図っています。

これにより、保険募集人のみなさまがしっかりと保険募集の業務を行える環境を提供したいと考えています。

ソリューション事業 募集プロセス管理における当社システムのポジショニング

募集プロセス管理における当社システムのポジショニングについてです。

募集プロセス管理は、証券分析、意向把握、比較推奨、記録保存、顧客管理の5つが必要です。当社のシステムは、募集プロセスの全般をカバーできるシステムであり、特に、証券分析と比較推奨は参入障壁が高い領域のため、ブルーオーシャンと位置づけています。

参入障壁を支える競争優位性は2つあります。1つ目は、保険商品データベースの豊富さです。20年を超える運用実績があり、保険会社25社から保険商品の情報を取得しています。2つ目は、保険商品データベースの継続的なメンテナンス体制です。保険商品データベースの維持・更新には継続的な投資が必要となりますが、保険クリニック事業の保険IQシステムとの共有利用により効率的な運用を実現できています。

当社システムは、複数の保険商品を統一された同一フォーマットで比較できるため、顧客ニーズに応じた最適な提案を支援します。また、複数商品の保険料も同一フォーマットで比較でき、効率的な商品選定を可能にします。

ソリューション事業 ターゲット拡大によるMRR成長戦略

ソリューション事業における、ターゲット拡大によるMRR成長戦略についてご説明します。

現在の契約ID数は7,782IDです。短期的には、募集人100名以上のコアターゲット代理店の募集人約2万2,000人を中心に、「ASシリーズ」の導入拡大とアップセル・クロスセルを推進します。中長期では、乗合保険代理店全体の募集人約20万人への展開を進め、顧客基盤の拡大によるMRRの継続的な成長を図ります。

システム事業

システム事業についてご説明します。

当社は、AI-OCRの開発などで培った技術を活かし、AIプロダクト戦略を推進しています。ターゲットは保険業界に限らず、幅広い業界を対象としています。

プロダクト展開では、「smart OCR」から、データを蓄積する「DenHo」「brox」へと広げ、さらに機能拡張として書類審査AIエージェント「書審AI」を開発しました。

システム事業 『書審AI』(書類審査AIエージェント)

書審AIは、2026年4月に提供を開始しました。社内規程や業務ルール、法令・ガイドラインに基づき、申請書類や添付ファイルを自動でチェックし、結果に応じてワークフローを更新するAIエージェントです。

成長戦略まとめ~成長イメージ~

最後に、成長戦略のまとめです。

当社は、「保険クリニック」ブランドのさらなる拡大と、保険業界に特化したバーティカルSaaSとしての確立を進め、「ヒト×保険×テクノロジー」の先駆者であり続けることを目指します。

証券コード

アイリックコーポレーションの証券コードは「7325」です。ご興味を持っていただけた方はぜひご注目ください。

私からのご説明は以上です。ご清聴いただき、ありがとうございました。

シェアランキング

編集部のオススメ記事

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MONEY VOICEの最新情報をお届けします。