25日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米財務省の国債管理をめぐる懸念は一服し、金利高に振れればドル買いが入りやすい。ただ、心理的節目の160円が視野に入り、為替介入への警戒が強まればドルの上値は重いだろう。
前日は手掛かりが乏しいなか、米インフレ指標や当局者発言など重要イベントを控え調整中心の取引。米財政運営に関する報道でややドル売りに振れる場面もあったが、米トランプ政権のイランに対する制裁強化で原油相場は高止まり、ドル売りは後退。ユーロ・ドルは1.1650ドル台から小幅に戻し、ドル・円は短期的に159円を割り込んだ。本日アジア市場では米財政懸念の一服で米金利高・ドル高に振れ、ドル・円は159円台前半を維持した。
この後の海外市場は重要イベントを見極める展開。今晩発表の住宅や景況感に関する経済指標が想定通り強弱まちまちの内容なら、ドル買いは想定内。ただ、明日のインフレ指標は加速が示される可能性もあり、ドルは売りづらい。一方、米財務省は財政再建プログラムを近く提示すると報じられ、ドルをサポート。28日のウォーシュ連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を前にドル売りは縮小しよう。ただ、心理的節目160円が視野に入れば為替介入への警戒感が強まるため、主要通貨は対円で上値が重いとみる。
【今日の欧米市場の予定】
・17:00 独・IFO企業景況感指数(8月) 前回86.6
・22:00 米・S&P/コアロジックCS20都市住宅価格指数(6月) 予想1.70% 前回1.63%
・22:00 米・FHFA住宅価格指数(6月) 予想0.2% 前回0.3%
・23:00 米・新築住宅販売件数(7月) 予想62.0万戸 前回62.8万戸
・23:00 米・消費者信頼感指数(8月) 予想90.2 前回90.8