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メタリアル:高精度産業翻訳AI「T-4OO」「高精度」モードが100言語以上に対応

メタリアルの連結子会社である株式会社ロゼッタ(国内市場No.1のAI翻訳サービス開発・提供会社)は2026年8月25日、高精度産業翻訳AI「T-4OO」において、翻訳モード「高精度」モードの対応言語を、前回アップデートの72言語から106言語に拡充した。これにより、T-4OOが対応する100ヶ国語以上のすべての対応言語で「高精度」モードが利用可能となった。

「高精度」モードは、従来のT-4OOの翻訳技術と最新の生成AI技術を統合したハイブリッド方式の翻訳モードであり、文脈やニュアンスまで的確に捉えるため、「従来型翻訳」と比べてより精度が高く自然な訳文を得ることができる。今回追加された34言語は、モン語、ウェールズ語、ソマリ語、バスク語、ガリシア語、タジク語、スンダ語、クルド語、テルグ語、ジョージア語、グジャラト語、ニャンジャ語、スワヒリ語、コルシカ語、ハウサ語、イボ語、コーサ語、パシュト語、ハワイ語、ショナ語、パンジャブ語、アフリカーンス語、シンド語、フリジア語、サモア語、スコットランド・ゲール語、マオリ語、エスペラント語、セブアノ語、マラガシ語、アムハラ語、ソト語、ヨルバ語、イディッシュ語である。

このアップデートにより、海外拠点とのマニュアル共有や多言語契約書・技術文書の翻訳など、幅広いシーンでの活用が期待されるほか、翻訳後の確認・修正作業の削減による工数・コスト削減にもつながるとされる。T-400開発責任者の篠田篤典氏は、顧客からの要望を受けての対応であるとし、日本語・英語以外の言語でも「高精度」モードが「従来型翻訳」より高品質であることが社内調査で判明したと述べている。

本リリースを含め、最近のロゼッタの開発ペースが加速している。同社は高精度産業翻訳AI「T-4OO」の『高精度』モードの対応言語を、2026年7月28日付で従来の36言語から70言語に拡充していた。セルビア語・ギリシャ語・アゼルバイジャン語など、利用実績の高い34言語を新たに追加したもので、対応言語は同年6月25日に15言語から36言語へ拡充されたばかりだった。続いて7月30日には「超高精度(熟考)」モードの対応言語を、従来の日本語・英語の2言語から中国語・韓国語・タイ語・ロシア語・ドイツ語・フランス語など13言語を追加し、計15言語へ拡大したと発表している。さらに8月6日には、「超高精度(熟考)」モードの翻訳結果画面の「誤訳可能性」コメント欄に、訳文が妥当と考えられる理由を示す「妥当性根拠」を表示する機能を追加し、妥当性の判断とチェック作業を同一画面上で進められるようになり、翻訳後チェックの手間削減と専門分野の翻訳確認の効率化を図った。一連のアップデートは、2025年12月4日に開示した新ビジョン「人手修正不要な翻訳AI」の実現に向けて重要な機能追加を進める流れの中で行われており、新機能の開発ペースが加速している。「超高精度(熟考)」モードの利用増に伴い、コアニーズ層の高精度翻訳の利用ワード数は4月中旬から6月末までの3ヶ月弱で140%超に増加している。「高精度」モードの対応言語拡充は6月(15→36言語)、7月(36→70言語)と段階的に進められてきた流れの延長線上にあり、今回8月25日発表の70→106言語への拡大はその集大成にあたる。

なお、同社は中期的な目標として、2030年2月期に連結売上高150億円を掲げている。これは、2030年から適用される新たな上場維持基準である「時価総額100億円以上」への適合を見据えた目標でもある。

なお、同社の足元の株価は480円、PERは約30倍となっており、第1四半期業績発表を受けて500円半ばから下落した。ただし、今回の業績悪化は、大型案件の受注遅延や一時的な先行費用に加え、汎用AIによるライトニーズ層の代替という構造的な市場変化が影響したことによるものであり、その環境変化を踏まえて中長期戦略の転換を断行した点については、現時点の株価に十分織り込まれていないと考えられる。

今後は、コアニーズ層向けAI翻訳の拡大、「完全自動翻訳AI」の投入、FDEによるAI実装支援を通じた収益化が進み、売上成長と利益率の改善が確認されることが、株価見直しの重要なカタリストとなろう。今回はそれが順次進んでいることの開示となる。さらに、M&Aによる事業拡大が計画どおり進展すれば成長シナリオの確度が高まり、2030年2月期の売上高150億円の達成も視野に入る。なお、長期的には売上1,000億円を目指す方針も掲げられている。

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