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綾部貴淑氏:みなさま、こんにちは。KIYOラーニング株式会社代表取締役社長の綾部です。本日はお忙しい中、当社のIR動画をご視聴いただき、誠にありがとうございます。2026年12月期第2四半期の決算についてご説明します。よろしくお願いします。
本日は、まずハイライトをご紹介します。その後、2026年12月期第2四半期の決算についてご説明します。
また、セグメント別の概況についてお話しします。当社のセグメントは2つあり、キャリア支援プラットフォーム事業と人的資本活用プラットフォーム事業です。それぞれのKPIや事業ポイントについてご説明します。
また、巻末には、2026年12月期の業績予想および経営の基本方針と戦略について記載していますので、ご参照いただければと思います。
2026年12月期 第2四半期 ハイライト
ハイライトです。第2四半期累計の業績は、売上高は前年同期比12.2パーセント増となり、引き続き高成長を続けています。また、営業損益は前年同期比1.2億円の増加となり、収益性が大幅に改善しました。
セグメント別では、キャリア支援プラットフォーム事業のセグメント売上高は前年同期比10.2パーセント増となり、成長を継続しています。また、セグメント利益は前年同期比143.4パーセント増と、大幅に改善しました。
なお、後ほど事業別に詳しくお話ししますが、キャリア支援プラットフォーム事業内の主力事業である「スタディング」では、今年に入ってから高単価な難関資格講座への集中に力を入れています。顧客単価が高くなるため、収益性が向上し、利益増加の要因となっています。
一方で、受講期間が短い単年度版コースにも、今年の期初から力を入れています。従来は複数年度にわたる長期のコースが主流でしたが、今年は、従来の長期コースに加え、今年の受験者向けの単年度版コースにも取り組んでいます。従来の複数年度コースよりも単価が安いため、現金ベースではやや減少している状況です。
また、今年に入り、お客さまの検索行動が大きく変化しています。これは昨今、生成AIが普及したことにより、検索エンジンを利用するよりも生成AIに問い合わせるという顧客行動が見られるようになったためです。
このような状況に対応するため、当社は集客対策を推進していますが、集客面で若干の減少があり、現金ベースの売上高が減少している状況です。
さらに、2026年1月から出版事業「スタディング出版」を開始しています。これは独学層の取り込みを狙ったものです。
もう1つの事業である人的資本活用プラットフォーム事業では、セグメント売上高が22.2パーセント増と高成長を継続しており、セグメント利益も214.7パーセント増と大幅な増加となっています。
主力である「AirCourse」というeラーニングサービスは契約数が増加しており、SaaS事業の解約率も低水準を維持しています。
2026年12月期 2Q累計業績
第2四半期累計の決算概要です。まず、売上高は、先ほどハイライトでお伝えしたように、前年同期比12.2パーセント増の25.7億円を記録し、高成長が継続しています。また、営業損益は大幅に改善し、前年同期比1.2億円増となりました。
当社の事業モデル上、上期はどうしても利益がマイナスになる傾向があります。理由としては、第1四半期にテレビCMといった大きな投資を行うこと、そして、スタディング事業では、上期よりも下期に売上や利益が集中する傾向があるためです。
そのため、毎期上期はマイナス傾向が続きますが、今期はマイナス幅が縮小しています。下期には売上と利益が増加するため、収益性が大きく向上しているということになります。
また、売上高は、第2四半期の業績予想をやや下回りました。これは、先ほどお話しした「スタディング」の現金ベース売上高が減少していることが要因です。後ほど、事業別のパートでさらに詳しくご説明します。
一方、営業損益は、広告効率の改善を進めた結果、収益性が向上し、第2四半期の業績予想を大幅に上回ることができました。
通期の業績予想としては、スライド下部の注釈に記載のとおり、特に変更はなく、現在開示しているものをそのまま使用する考えです。
当社のスタディング事業では、第3四半期と第4四半期が最も売上が上がる期間となるため、その業績推移を慎重に見極めていきたいと考えています。また、来期に向けた投資額がまだ不確定な部分もあることから、通期業績予想は据え置きとしています。
2026年12月期 2Q(4-6月)業績
第2四半期の単独業績です。傾向としては上半期と同様で、売上高は前年同期比9.9パーセント増となり、成長を継続しています。また、営業利益も前年同期比41.7パーセント増となり、利益成長も実現しています。
なお、当期純利益に関しては、今期に投資有価証券の売却があったため、若干特別利益の影響を受け、前年同期比58.4パーセント増となっています。
セグメント別の開示について
セグメント別の開示についてです。今年からセグメント別の売上高だけでなく営業損益も開示しています。
セグメントの分け方は大きく2つです。スライド左側がキャリア支援プラットフォームというセグメントで、個人のキャリアを生涯にわたって支援していく事業になります。
主な事業としては、主力の「スタディング」、そして現在重点施策として取り組んでいる「スタディングキャリア」という人材紹介の事業があります。また、今年の初めから開始した「スタディング出版」もキャリア支援プラットフォームの事業に含まれます。
スライド右手が企業向けのBtoBサービスです。人的資本活用プラットフォームというセグメントで、企業の重要な資本である人を育成、採用、活用していく事業となっています。
主な事業としては、主力の「AirCourse」という企業向けのeラーニングサービスがあります。また、法人向けにも「スタディング」の資格講座の販売が増えています。さらに、「AIナレッジ」というAIを活用したナレッジマネジメントサービスも新規事業として展開しています。
事業別売上高・営業損益(2Q累計)
セグメント別の数字についてご説明します。
まず、キャリア支援プラットフォーム事業は、売上高が前年同期比10.2パーセント増と成長を継続しています。また、セグメント利益は前年同期比143.4パーセント増と大幅に増加し、利益成長が著しい結果となっています。
人的資本活用プラットフォーム事業は、売上高が前年同期比22.2パーセント増と急速な成長を見せています。また、セグメント利益も前年同期比214.7パーセント増という大幅な伸びを記録しました。両事業ともに売上高、利益ともに大きく成長している状況です。
事業別売上高・営業損益(2Q(4-6月))
第2四半期単独の数字です。基本的に第2四半期累計の数字と同じ傾向になります。
まず、キャリア支援プラットフォーム事業の売上高は前年同期比7.0パーセント増となり、成長を継続しています。セグメント利益も前年同期比10.0パーセント増となり、売上、利益ともに成長している状況です。
人的資本活用プラットフォーム事業の売上高はさらに伸びており、前年同期比25.2パーセント増となりました。また、セグメント利益も前年から大きく改善し、前年同期比234.9パーセント増となり、利益成長に大きく貢献しています。
コスト構造(2Q累計)
コスト構造です。現在、当社の費用の中で最も大きな割合を占める広告費の効率化を進めています。この効率化が一定の進捗を見せており、広告効率の改善が収益性の改善に寄与しています。
前期と比較すると、広告宣伝費の構成比が4ポイントほど低下していることがおわかりになるかと思います。
一方で、高単価の難関資格講座を強化しており、この講座では冊子付きのコースが標準になっています。従来型の通信講座と比較して購入いただける講座を開発・販売しており、その結果として冊子の外注費が伸びているため、売上原価が増加しています。
また、当社の成長を支えているのは人材です。既存の人材の活躍に伴う昇給や優秀な人材の採用を引き続き実施しているため、人件費は若干増加しています。
キャッシュ・フローの 半期別推移
キャッシュ・フローの半期別推移です。当社の事業モデル上、上期にテレビCMなどへの投資を行うため、営業キャッシュ・フローがマイナスになる傾向があります。
今期も営業キャッシュ・フローは上期にマイナスとなっていますが、現金ベースの売上が昨年よりも減少した影響で、このマイナス幅が拡大している点は改善が必要だと考えています。
下期は、上期に獲得したお客さまが試験シーズンになって更新されることや、試験後に新たなお客さまが増えることから、プラスを確保できると考えています。
社員数推移
社員数の推移です。当期は期初から7名増加しています。ここ数年は毎年20名から30名程度増加していたため、今期は抑えめの採用ペースとなっています。
この採用ペースはある程度狙って行っているものです。今後の事業成長を牽引する優秀な人材の確保を優先しており、この点は順調に進捗しています。
一方で、社内では生成AIを業務に活用することで業務効率化を推進しています。例えば、エンジニア部門では、プログラミングを行うことなく生成AIでコードを生成するような改革が大きく進展しています。
また、講座の開発や改定、チェック、運営といった業務にも生成AIが大いにアシストしており、より少ない人数で効率的な事業運営が可能な体制が整いつつあります。これらの取り組みにより、人員増加ペースを前年より抑制できており、その結果、収益性が向上しています。
キャリア支援プラットフォーム事業:業績推移(2Q累計)
セグメント別の概況についてご説明します。
まず、キャリア支援プラットフォーム事業です。同事業の売上高とセグメント利益は先ほどお話ししたとおりです。売上高は前年同期比10.2パーセント増となりました。セグメント利益は前年同期比143.4パーセント増となり、2倍以上となっています。
「スタディング」コンセプト
主力事業は「スタディング」で、「AI資格パートナー」というコンセプトの資格取得講座です。こちらは、忙しい方でもスマートフォンやタブレットを利用し、効率的に学習できるサービスです。
「スタディング」KPI(2Q累計)
「スタディング」のKPIです。「スタディング」は現在、戦略的に高単価な難関資格講座に注力しています。難関資格講座は単価が高く、競争優位性を築きやすいという特徴があり、狙いどおり顧客単価の上昇につながり、収益性も向上しています。
また、現在、受講期間が短い単年度版コースのラインナップを強化しています。例えば、年初から資格合格を目指す方には、当年度の試験を目指す方もいれば、来年度以降の試験を目指す方もいらっしゃいます。
これまで、来年度以降の試験を目指す方向けの長期コースが主流でしたが、今年は当年度の試験に向けた単年度版コースのラインナップを強化しています。単年度版のコースは単価が安くなる傾向があるため、現金ベースの売上にとってはマイナス要因となります。
一方で、発生ベースの売上としてはプラス要因となります。発生ベース売上、すなわち会計上の売上は、購入いただいたコースの受講期間に応じて、毎月按分計上される仕組みです。そのため、受講期間が短いコースのほうが、当年度の売上に占める割合が多くなる傾向があります。
また、冒頭でもお話ししましたが、お客さまの情報収集行動が多様化してきています。主な要因の1つとしては、生成AIの影響があります。従来、資格取得のために学習する方や講座を選ぶ方は、Webで検索して当社のサイトを含むさまざまなサイトを訪れたり、広告をクリックしたりすることで情報を収集していました。
しかし、生成AIの登場により、お客さまがまず生成AIに確認や質問をするという行動が顕著になってきました。この傾向は、今年に入ってから特に明確に見られるようになっています。
従来、当社は検索や検索広告からの流入が非常に大きなチャネルとなっていました。しかし、現在では検索からの流入が減少し、その他のチャネルからの流入が増加しています。
例えば、生成AI経由としては例えば「ChatGPT」からの流入も見られます。また、お客さまが検索に限らず、「YouTube」や「X」「Instagram」などで情報を収集するようになってきているため、SNSからの流入も増加しています。
我々は検索においては非常に強みを持っていますが、SNS対策に関しては若干遅れがあり、これが現金ベースの売上減少につながっています。
現在、集客対策に全社で力を入れて取り組んでおり、YouTubeチャンネルの運用や各種イベントやセミナーの実施、またAIO対策など、さまざまな取り組みを進めています。この取り組みに関しては一定の成果が現れており、今後さらに改善を図っていきたいと考えています。
「スタディング」KPI(2Q(4-6月))
第2四半期単独の数字をご覧いただくと、新規有料会員数の減少がより顕著であることがおわかりいただけると思います。こちらも生成AIの影響がかなり大きいと考えており、現在集客対策に力を入れているところです。
「スタディング」現金ベース売上高の四半期推移
現金ベース売上を四半期別に見たグラフでも、同様の傾向が見られます。もともと第2四半期は売上が落ち込む時期ではありますが、今回は特に現金ベースの売上が少なかったということになります。
「スタディング」 現金ベース売上と発生ベース売上
スライド上部の図は、先ほどお話しした現金ベースと発生ベースの関係を示しています。
現金ベースとは、お客さまがコースを購入したタイミングで計上されるもので、会計上はB/Sの前受金に1度計上されるものになります。購入いただいたコースには受講期間が設定されており、その期間に応じて毎月均等に按分され、P/Lの売上として発生ベース売上となります。
下の図にあるように、同じ販売金額であっても、受講期間が短いほど当期に計上される発生ベース売上が大きくなり、一方で受講期間が長ければ長いほど当期の売上は少なくなります。そのため、冒頭でお話ししたように、受講期間の短いコースを取り入れることで、当期の発生ベース売上を高めています。
「スタディング」売上・利益の四半期別傾向
スライドは、「スタディング」では四半期別の売上や利益の傾向が明確に異なることを示しています。
この第2四半期は、最も売上が落ちる四半期となります。第1四半期は年が明けることで「今年はなにか資格を取りたいな」と考える方が増え、集客が伸びる時期になります。
第3四半期には、当社の主力である難関資格試験の日程が集中しています。例えば、当社の中でも売上が大きい講座である、中小企業診断士、税理士、社労士の試験日はすべて第3四半期に設定されています。また、第4四半期も次に試験日が多い四半期となります。
試験が終了すると、来年の試験に向けて新たに学習を始める方が増えます。また、試験を受けたものの残念ながら不合格になった方が、来年の試験を目指して更新をお考えになるケースも多く、当社の更新版コースが数多く販売される傾向があります。
これら2つの要因から、例年、現金ベース売上が最も高くなるのは第3四半期です。
発生ベース売上についても、第3四半期および第4四半期あたりで主力コースの受講期限が設定されています。受講期限の直前が最も発生ベース売上が蓄積されやすいタイミングとなるため、第3四半期および第4四半期に発生ベース売上が多く計上される傾向があります。
したがって、下期のほうが売上と利益が大きくなるのが当社の例年の状況です。この後、第3四半期および第4四半期の売上と利益をしっかりと出していくことで、業績を達成していきたいと考えています。
「スタディング」 広告宣伝費率(2Q累計の比較)
「スタディング」で重視しているKPIの1つとして、広告宣伝費率があります。これは現金ベース売上に対する広告宣伝費の割合を指します。「スタディング」の講座は基本的にオンライン講座であり、すべてWebで集客し、Webで販売するという効率的な事業モデルになっています。
コストがあまりかからない事業モデルであるため、浮いた分のリソースを広告宣伝費に投下することで、早期成長を目指しています。その結果、広告宣伝費率が他社に比べてかなり高くなる傾向にあります。
ただし、広告宣伝費が多すぎると利益を圧迫してしまうため、広告宣伝費を効率的に運用すべく、効率性を評価する指標として、広告宣伝費率を確認しています。
今期は広告宣伝費を大幅に削減し効率化できましたが、現金ベース売上が伸び悩んだため、結果として広告宣伝費率は前期よりも約4ポイント上昇しています。これは、現金ベース売上を今後しっかりと伸ばしていくことで改善できると考えています。
「スタディング」“合格者の声” 件数推移(累計)
「スタディング」の「合格者の声」の件数推移です。「スタディング」は資格取得サービスであり、多くの合格者を輩出することが目的です。そのため、「合格者の声」を収集し、すべてWebに掲載しており、この件数をKPIとしています。
「合格者の声」の件数は着実に増加しており、今期は前期末比3,663人増加し、3万9,000人を超えました。もうすぐ4万人が見えるところまで成長しています。
合格者が増えることで、ブランドへの安心感や知名度が向上します。難関資格試験を受ける際には、合格者が多いサービスで学びたいという方が多く、そのような方々を取り込むことで、さらに受講者や合格者を増やすという好循環を形成しています。
「スタディング」TV・WEB CMによる認知拡大
「スタディング」ではテレビCMによる認知拡大を進めています。特に1月にテレビCMを多く流しており、今期から杉咲花さんを起用したテレビCMおよびWeb CMを展開しています。第2四半期は、テレビよりもWeb CMを中心とした認知向上施策を行っています。
認知・集客拡大の取り組み
先ほどお話ししたように、生成AIや動画メディアの普及により、お客さまの情報収集行動が多様化しています。それに対応するため、当社では現在、新たなユーザーの情報収集行動に合わせたさまざまな施策を急ピッチで進めています。
例えば「YouTube」では、さまざまな講座でYouTubeチャンネルを立ち上げ、日々動画を投稿しています。スライドは「行政書士チャンネル」の例ですが、立ち上げから人気が高く、実際に集客に大きく寄与しています。
スライド中央のイベント、セミナーには、リアルのイベントとオンラインのイベントがあります。上段は、社会保険労務士講座で実施した「エール交換会」という、試験に向けてモチベーションを高めるイベントです。
リアルイベントは、受講者のみなさまにモチベーションを高めていただき、合格を目指していただくことが主な趣旨です。さらに、副次的には、リアルなつながりを作ることでファン作りが進み、そこから口コミやSNSへの投稿につながり、評判が良くなるという点がリアルイベントの効果としてあると思います。
また、下段の「中小企業診断士 タイプ別学習法セミナー」は数ヶ月おきに頻繁に開催しています。私が中小企業診断士講座の主任講師を務めているため、このセミナーも担当しています。
こちらのセミナーは非常に人気があり、集客につながるとともに、内容を聞いて納得された方が購入されるため、成約率向上にも寄与しています。
スライド右側は記事コンテンツです。当社はこれまで、自社サイトにさまざまな記事を掲載してきましたが、最近では「note」が非常に人気です。また、「note」では人に取材を行ってストーリー性のある記事を作ることができるため、このような記事を多くのお客さまに読んでいただくことで「スタディング」が広まるきっかけを作っています。
さらに、スライドに記載しているものだけでなく、さまざまな販促施策をオールスタディングで進めています。これらが寄与している講座は集客効果が出てきています。引き続き、施策を強化し、売上増加を目指していきたいと考えています。
「スタディング」講座ラインナップの拡充
現在、「スタディング」では38講座を展開しています。この半期では新規講座はありませんが、各資格講座で新たなコースを設置しました。例えば、中小企業診断士では2次試験対策の強化などを行い、難関資格コースを充実させているところです。
「スタディング」AIと学習データの活用
「スタディング」が他社と大きく異なる点は、AIと学習データを最大限に活用したサービスであることです。AIと学習データを活用し、一人ひとりに最適化された学習体験を提供しています。
学習においては、PDCAサイクルを回すことが大切です。Planの段階では、AIが学習計画を作成する「AI学習プラン」という機能があります。Doの段階では、学習中にもしわからないことがあれば、AIの先生に質問できる「AI検索・AI説明」という機能が備わっています。
Checkの段階では、現在の自分の実力をすぐに把握できる「AI実力スコア」があります。Actionの部分では、問題をやりっ放しにせず、今日行うべき復習問題を毎日提示する「AI問題復習」という機能があります。これらを活用することで、学習のPDCAサイクルを回す支援を行っています。
また、スライド図の中心に位置するのが「AIマスター先生」です。AIが一人ひとりに先生として寄り添うコンセプトを持っており、学習の悩みに対するアドバイスや励ましを行っています。
「スタディング」生成AIによる学習サポート
生成AIによる学習サポート例です。難関資格には論文試験や記述試験があります。従来は人に添削してもらっていたものを、スライド左側にある「AI添削」機能を使うことで、AIが即時に添削や得点を返すため、すぐに改善できるようになっています。
「スタディング」AIによる学習の個別最適化
「スタディング」では、生成AIだけでなく、データや機械学習を活用した個別最適化にもともと力を注いでおり、特許化している機能となっています。
「AI実力スコア」は、現時点で試験を受けた場合に何点を取れるかという予測を細かく出す機能です。これにより、模擬試験を受けなくても、日々の勉強を通じて現在の実力を把握することが可能となります。また、強みや弱みも把握できるため、効率的に学習できる機能になります。
「AI学習プラン」は、学習計画をAIが作成してくれる機能です。特徴的なのは、計画に沿って学習すると、試験でどれくらい得点が得られるかを予測する機能がついていることです。合格を目指せる学習計画をAIと一緒に作成していく機能になります。
「AI問題復習」は、問題を解いた後にやりっ放しにせず、忘れる直前のタイミングでAIが「今日はこの問題をやってください」と、再度出題してくれる機能になります。
「スタディング出版」開始
「スタディング」では出版事業も開始しています。1月から『スタディング式 中小企業診断士 テキスト&問題集』を出版しており、ご好評をいただいています。
この事業の狙いは独学層の取り込みです。勉強する際にまず書籍でテキストを購入し、学習を進める方も一定数いらっしゃいます。そのような方に「スタディング」に触れていただくことが目的です。
「スタディングキャリア」
「スタディングキャリア」についてです。「スタディング」は学習を通じて資格を取得していただくサービスですが、取得した資格を活かしてキャリアアップを支援するのが、スタディングキャリア事業となります。転職支援を行うようなサービスです。
人材エージェントが転職をサポートし、面談を通じてその方に合った転職先を推薦し、転職成功を目指すという取り組みに力を入れています。
また、「スタディングキャリア」に登録いただくと、採用を希望する企業や外部の人材エージェントなどからスカウトが届くため、そこから面接を経て成約に至るという経路もあります。
「スタディングキャリア」では、双方に力を注ぎながら事業を成長させているところです。実績も着実に増えてきており、学習だけでなくキャリアサポート事業も拡大させていくことで売上の増加を目指しています。
人的資本活用プラットフォーム事業:業績推移(2Q累計)
人的資本活用プラットフォーム事業についてです。この事業は顕著な成長を続けており、今期の売上高は前年同期比22.2パーセント増となりました。また、セグメント利益も大幅に増加し、前年同期比214.7パーセント増を記録しています。
「AirCourse」コンセプト
人的資本活用プラットフォーム事業の中心となるのが、「AirCourse」というSaaS型eラーニングサービスです。
特徴は2つあります。1つ目は、各種社員教育コースです。1,000以上のコースが揃っており、受講し放題で学んでいただけます。導入いただければ、すぐに学び放題の環境が整います。
もう1つは、簡単に自社独自のコースを作成し、社内で共有できる機能です。一般的な研修内容は受講し放題のコースを活用いただき、自社独自の業務のやり方や、例えば社長のメッセージなど自社に特有の内容は自社コースとして登録していただくことが可能です。
この2つの使い方ができる点が「AirCourse」の特徴です。
人的資本活用プラットフォーム事業:KPI(2Q累計)
「AirCourse」の事業は、オープン以来、成長を続けています。背景には、現在、人的資本の強化を重視する企業が非常に多いことがあります。また、以前は集合研修を中心に学習や育成を行っていたものの、現在はリモートワークの増加に伴い、eラーニングを併用するお客さまが非常に増えています。
このような市場全体の伸びと当社の商品力が相まって、この事業は高成長を続けています。
売上と利益がともに伸びている中で、契約企業数も着実に増加しています。この事業はSaaS型であるため、解約がない限り、一度契約したお客さまは継続するビジネスモデルとなっています。そのため、売上が積み上がることで利益も増加しやすい構造になっています。
「AirCourse」契約企業数・平均解約率 四半期推移
そのため、解約を抑えることが重要となり、契約企業数だけでなく、解約率も重要なKPIとなります。
平均解約率は足元で0.92パーセントとなり、直近2四半期にわたって継続して改善しています。当社のカスタマーサクセスチームが顧客サポートを行っており、特に契約後の初期段階でのオンボーディング、および実際に利用して成果を上げていただくフェーズに力を注いでいます。
サービスを活用いただければ解約につながりにくいため、活用支援をしっかりと行うことで、平均解約率を低水準に維持することができています。
カスタマーサクセスチームは、アップセルにも寄与しています。大企業の場合、全社員に一度にeラーニングを導入するのではなく、まず1部門でパイロット的に始め、うまくいけば横展開するケースが多く見られます。
そのため、最初に1部門で成功事例を作ることで、他の部門や関連会社への展開が進んでいます。
「AI研修アシスタント」提供開始
「AirCourse」はAIの機能を順次強化しています。今回追加したのが「AI研修アシスタント」という機能です。こちらは、企業ごとの育成課題や対象者に応じた研修カリキュラムの作成を支援する機能になります。
社員数が非常に多い企業でコースもたくさんある場合、誰にどのコースを受講させるべきかという企画設計が非常に大変になります。
当社のカスタマーサクセスチームは、そのような課題をサポートしていますが、お客さま側でより行いやすくする機能が「AI研修アシスタント」です。
生成AIとコミュニケーションをとりながら、職種や育成テーマ、対象者、課題などを入力していただくと、研修カリキュラムの案を「AI研修アシスタント」が作成する仕組みになっています。
研修カリキュラムの案の中には「AirCourse」の中にあるコースがすでに組み込まれているため、問題なければすぐにコースを割り当てて実行することができます。
「AirCourse」では「AI研修アシスタント」だけでなく、その他のAI機能も次々と強化しています。AI時代において、研修や育成を効率的に行えるサービスへと進化させているところです。
導入企業事例:大規模顧客増で成長が加速
「AirCourse」は、製造業、IT業界、小売業など、さまざまな業種のお客さまにご利用いただき、お客さまが着実に増えてきました。これは、業界を問わず人材育成が必要だからだと考えています。また、どの業界にも対応できるのが「AirCourse」の特長です。
さらに、企業の規模もさまざまで、大企業から中堅、中小企業に至るまで、幅広い会社にご利用いただいています。
スライド下部に記載しているとおり、法人での「スタディング」導入が増加しています。「スタディング」は資格講座であるため、例えば不動産業界では宅地建物取引士を持つ人材を増やしたいなど、業界ごとに推奨される資格や取得させたい資格があります。
そのようなニーズに「スタディング」は最適なサービスであり、現在成長している分野です。今後さらに拡大を目指して取り組んでいく予定です。
「AirCourse」標準コースの大幅拡充
「AirCourse」の商品価値や魅力は、バリエーションが非常に幅広く、わかりやすいコースが揃っている点です。前年同期より189コースを増やし、第2四半期終了時点では1,368コースまで拡充しました。企業で実施するような研修内容はほぼ網羅していると考えていただければと思います。
最近では特に生成AIに関する研修ニーズが非常に高まっており、スライド左側にある「Gemini活用講座」のような研修を、次々と展開しています。
また、情報セキュリティやコンプライアンス系では、スライド右側にある「一般社員のためのセクハラ防止講座」などは、企業でのニーズが高いものになります。さらに、階層型研修として、新人研修や中間管理職向けの研修も強化しています。
「AirCourse AIナレッジ」
「AirCourse」はAI機能を積極的に強化しています。「AirCourse AIナレッジ」という機能です。「AirCourse」はeラーニングだけでなく、ナレッジマネジメントの機能も備えています。このナレッジマネジメントの機能をさらにAIで強化したものが「AirCourse AIナレッジ」です。
現在、企業内ではeラーニングという動画コースなどにとどまらず、さまざまなナレッジを共有し、コースを作るだけでなく、誰もがナレッジを作成して共有することで組織力を強化する動きが広がっています。このようなニーズに対応するプロダクトになっています。
今後は、「AirCourse AIナレッジ」だけではなく、さまざまなAI機能の開発を通じて、企業の人材育成を幅広くサポートできるプロダクトへと進化させたいと考えています。
以上で、決算説明を終了します。引き続き、企業価値を高められるよう全社で力を尽くして取り組んでいきます。今後ともご支援を賜りますよう、よろしくお願いします。本日は誠にありがとうございました。