3日の日本株市場は、米国市場の流れから買いが先行するなかで、買い一巡後は底堅さを見極めながらの相場展開になりそうだ。2日の米国市場はNYダウが295ドル高、ナスダックは118ポイント高だった。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、米金融政策やインフレ基調について「様子を見る必要がある」と発言。ADP雇用統計が予想を下回ったこともあり、米長期金利の上昇が一服したことがセンチメント改善につながった。シカゴ日経225先物は大阪比385円高の64735円。円相場は1ドル=158円80銭台で推移。
日経平均株価は、シカゴ先物にサヤ寄せする形で、買いが先行して始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで下へのバイアスが強まり、63720円まで下落幅を広げる場面もみられた。ただ、その後持ち直し、終盤にかけて64840円まで買われた。いったん割り込んだボリンジャーバンドの-1σ水準を上回ったことで、押し目待ち狙いの買いに向かわせそうである。
また、米国ではエヌビディアが3%を超える上昇でNYダウを牽引する形だった。マイクロンテクノロジーなどが買われフィラデルフィア半導体(SOX)指数は上昇している。足もとで不安定な値動きをみせているアドバンテストやキオクシアHD、東京エレクトロン、ソフトバンクGがなど指数インパクトの大きい半導体やAI関連株がリバウンドをみせてくるようだと、先物主導での上昇が意識されよう。
米国では週末に雇用統計の発表を控えていることで積極的な売買は手控えられやすいだろうが、ADP雇用統計の結果を受け、利上げ観測が高まる内容にはならないと考えられる。足もとで売られていた銘柄には買い戻しも入りやすいと考えられ、全体としても底堅さは意識されやすい。また、為替市場ではドル円が前日の1ドル=160円台から、158円台後半と、円安が一服していることも、リバランスに向かわせやすいとみられる。