4日の日本株市場は、米国市場の流れから買いが先行するなかで、買い一巡後は底堅さを見極めながらの押し目狙いの相場展開になりそうだ。3日の米国市場はNYダウが624ドル高、ナスダックは366ポイント高だった。米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は講演で、「インフレ圧力の鈍化が確認されれば、政策金利の据え置きを支持する」と発言。これを受けて早期利上げ観測が後退したことが好感される形になり、景気敏感株や大型テック株が買われた。シカゴ日経225先物は大阪比330円高の64560円。円相場は1ドル=156円00銭台で推移。
日経平均株価は、シカゴ先物にサヤ寄せする形で、買いが先行して始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時63710円まで下落幅を広げる場面もみられた。ただ、その後持ち直し、終盤にかけて64710円まで買われている。ボリンジャーバンドの-1σ水準まで戻してきたことで、同バンドでの底堅さを見極めながらの押し目待ち狙いの買いに向かわせそうである。
また、米国では前日に四半期決算を発表したブロードコムが下落したものの、他の半導体株への影響は限られていた。エヌビディアやマイクロンテクノロジーなどが買われていることで、足もとで不安定な値動きをみせているアドバンテストやキオクシアHD、東京エレクトロン、ソフトバンクGなどがリバウンドをみせてくるようだと、先物主導での上昇が意識されよう。
キオクシアHDは軟調ながらも5万円処での底堅さが目立つ。前日に開催された技術説明会にて、最新の半導体技術を公開。AIデータセンターの深刻な課題である「電力不足」に対応するため、従来のモデルと比較して消費電力を4割抑制することに成功したと伝えられており、同社の底堅さがみられるようだと、指数インパクトの大きい半導体やAI関連株への買い戻しに向かわせる可能性はありそうだ。
そのほか、NT倍率(日経平均株価÷TOPIX)は経過傾向を続けるなかで、前日には200日線水準まで下げている。7月下旬にかけての下げでは同線を支持線に反転をみせていたこともあり、NT倍率の上昇が意識されるようだと、日経平均型の買い戻しに向かわせそうである。