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米国株式市場見通し:9月利上げの有無を左右するCPIに関心が強まる

ウォーシュ連邦準備制度理事会(FRB)議長のジャクソンホール会議での講演を受けて急速に高まった9月利上げ観測は、ウィリアムNY連銀総裁やウォラーFRB理事の発言を受けてやや後退したものの、週末の雇用統計の結果を受けて再度上昇の方向にある。ウォーシュ議長はFRBの物価目標が個人消費支出(PCE)物価指数の2%であることを強調しており、7月のPCE物価指数が前年同月比3.7%、コアPCEは同3.3%上昇していることから、依然として乖離は大きい状況であろう。

短期的な改善ペースの強まりが確認できれば、将来的な2%の目標達成も視野に入ることとなるが、来週発表予定のインフレ指標が市場予想を下回らない限りは、利上げ実施の可能性が高いと考えられる。とりわけ、消費者物価指数(CPI)が注目されるが、市場予想はコアで前年比2.4%程度となっているようだ。また、トランプ大統領がFRBに利下げを要求、利下げを実施しない場合、貿易赤字を抱える国との貿易を停止すると発言している。利上げ見送りの場合には、FRBの独立性に対する懸念が強まる余地もあろう。

9月利上げ実施の有無を左右するCPI発表が週末であるため、来週の株式市場は様子見ムードが強まる方向となろう。9月は米国株のパフォーマンスが悪化しやすい月として知られており、今週末にかけての半導体株高の持続性に高い期待は持ちにくいとみられる。ちなみに、来週は足下で株価上昇が目立っているオラクルの決算発表が予定されている。AI過剰投資への懸念が改めて浮上する懸念もあろう。ほか、来週はアップルのイベントも予定されているが、やや期待感は後退の方向と考えられる。なお、低パフォーマンスとなりやすい9月相場の通過を意識する局面も近づいており、翌週の大型イベントである連邦公開市場委員会(FOMC)を通過すれば、ハイテク株中心に買い安心感が強まりやすくなる可能性も高いと考えてはおきたい。

経済指標は、8日に7月消費者信用残高、10日に8月生産者物価指数、8月中古住宅販売件数、新規失業保険申請件数、11日に8月消費者物価指数、8月財政収支、9月ミシガン大学消費者マインド指数などが発表される。9日から10日にかけては共和党大会が行われる。なお、7日はレイバーデーのため米国市場は休場となる。

主な決算発表は、8日にゲームストップ、10日にアドビ、メーシーズ、オラクルなどが予定されている。

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