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三機サービス Research Memo(1):2026年5月期は前期に続き過去最高業績。シンメンテHDとの経営統合発表

■要約

1. 会社概要
三機サービスは、24時間365日稼働のコールセンターを核に、空調機器にとどまらず電気・厨房・給排水衛生設備といったすべての設備機器を対象とする、設計/施工/保守管理/修理までのトータルメンテナンスサービスを展開する。トータルメンテナンスサービスの提供を通して、オフィス/ビル、商業施設/チェーン店舗、ホテル、病院/高齢者介護施設、官公庁/学校といった経済・企業活動に不可欠な社会のインフラである施設の環境改善に取り組んでいる。

2. 2026年5月期の業績概要
2026年5月期の連結業績は、売上高24,253百万円(前期比17.5%増)、営業利益1,170百万円(同14.6%増)、経常利益1,174百万円(同15.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益853百万円(同23.8%増)と2ケタの増収増益となり、売上高、営業利益、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に続き過去最高を更新した。期初予想に対しては、売上高が104.1%、営業利益が103.5%、経常利益が103.9%、親会社に帰属する当期純利益が120.1%といずれも達成し、好調な業績推移となった。空調設備等のメンテナンス業界において、国際情勢等を背景としたエネルギーコストの高まりから、関連設備の維持管理費用削減へのニーズが高い水準で推移するなか、2025年2月の大阪府枚方市立小中学校の空調設備更新事業落札をはじめとする設備更新案件の受注が好調に進捗し、好調な業績につながった。売上面では、主力のメンテナンス事業において、設備機器の更新に係る工事案件の受注が進み、特に「学校・教育」や「飲食」部門の売上が大きく伸長し同16.8%増となった。建設関連製品サービス事業では個別案件の受注獲得の増加で同25.0%増と増収となった。利益面では、大型の工事案件受注等による収益増や子会社の高収益案件の受注増によりフロー案件の売上総利益が増加した。一方、一部顧客の取引条件見直しにより定期メンテナンス契約に係るストック案件の売上総利益が減少したほか、人財採用の積極化に伴う労務費や販管費の増加があった。結果、トータルで営業利益は増益、営業利益率は4.8%となり中期経営計画で掲げる目標水準を達成した。

3. 2027年5月期の業績見通し
シンメンテホールディングスとの経営統合の発表に伴い、同社は2027年5月期の連結業績予想を非開示としている。2027年5月期は現中期経営計画の2期目として、引き続き同計画で定める重点施策を推進していくものと予想される。具体的には、メンテナンス事業においては、内製化を通じた安定収益基盤の確立、地方中核都市等における新規顧客獲得、保守人財の育成と戦略的な配置、トータルメンテナンス事業においては、提案型営業の高度化による大型施設案件の開拓、顧客単価アップ施策、パートナー企業との連携強化(リアルタイム連携システム導入)が挙げられる。その他医療事業や環境事業における計画の進捗が期待される。

4. 経営統合の発表
同社は、2026年5月期業績の発表に合わせ、シンメンテホールディングスとの経営統合を発表した。同社での定時株主総会(2026年8月28日開催)、並びにシンメンテホールディングスでの臨時株主総会(2026年9月4日開催)における決議を経て、2026年12月1日を効力発生日として経営統合契約が発効する。既に持株会社体制を敷くシンメンテホールディングスを持株会社に、その傘下に同社とシンメンテホールディングスの子会社であるシンプロメンテ(株)及び(株)テスコが置かれる。なお持株会社の名称は「三機シンメンテホールディングス(株)」となる。

■Key Points
・2026年5月期は前期に続き売上高、営業利益、最終利益は過去最高を更新
・学校向け空調設備更新の大型案件等、設備更新案件や多店舗展開顧客向けサービスの受注が好調
・シンメンテホールディングスとの経営統合を発表

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬 智一)

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