8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■売り一巡後の半導体やAI関連株の底堅さを見極め
■萩原工業、3Q営業利益 38.2%増 18.41億円
■日東電工研究棟を増設、茨木で基幹技術強化
■売り一巡後の半導体やAI関連株の底堅さを見極め
8日の日本株市場は、前日の大幅な上昇に対する反動が意識されるなかで、半導体やAI関連株にらみの相場展開になりそうだ。7日の米国市場はレイバー・デー(労働者の日)の祝日で休場だった。海外勢のフローは限られるほか、欧州市場も手掛かり難から小動きだったこともあり、こう着感の強い相場展開になりそうだ。積極的な売買は手控えられやすいなかで、半導体株などの底堅さを見極めての押し目狙いのスタンスになりそうだ。日経225先物のナイトセッションは日中比420円安の66070円。円相場は1ドル=154円00銭台で推移。
日経平均株価は、前日の大幅上昇に対する反動安が意識されそうだ。日経225先物はナイトセッションで開始直後につけた66450円を高値に売られており、一時65860円まで下落幅を広げていた。ただ、その後は66000円を挟んだ狭いレンジでの推移をみせていたこともあり、売り一巡後の底堅さを見極めることになりそうだ。前日の日経平均株価は一時66668円まで上げ幅を広げ、足もとで抵抗線として機能している75日線(66798円)に接近する場面もみられた。本日は売りが先行することになりそうだが、25日線(66149円)辺りでの底堅さを見極めたい。
前日の反動安を想定しつつも、強い値動きが目立っていたアドバンテストやキオクシアHD、東京エレクトロン、ソフトバンクGなどの底堅さがみられてくるようだと、先物市場においても上へのバイアスを強めてくる可能性がありそうだ。また、為替市場では円相場が1ドル=154円台前半と円高に振れて推移している。輸出関連などの物色は手掛けにくくさせると考えられ、TOPIX型の重荷になるだろう。相対的に日経平均型優位の展開が想定されやすく、引き続き指数インパクトの大きい半導体やAI関連株に関心が集まりやすいとみられる。
また、本日の海外勢のフローは限られるとみられ、こう着ながらも底堅さが意識されてくるようだと、個人主体の資金は中小型株にシフトする可能性はありそうだ。一方で、日経平均株価は25日線を明確に割り込んでくると、ボリンジャーバンドの-1σ(64797円)水準が射程に入ってくる。その局面では先物主導で売り仕掛け的な動きをみせてくる可能性があるため、売り一巡後の買い戻しを狙った押し目拾いのスタンスに向かわせよう。
■萩原工業、3Q営業利益 38.2%増 18.41億円
萩原工業が発表した2026年10月期第3四半期の連結業績は、売上高が前年同期比4.4%増の251億1000万円、営業利益は同38.2%増の18億4100万円だった。合成樹脂加工製品事業においては、耐候・遮熱などの高機能化製品が伸びたシート、大口顧客との取引復活があったフレコン関連、農業資材用遮熱原糸、人工芝原糸などは需要も伸びた。
■前場の注目材料
強気材料
・日経平均株価は上昇(66399.84、+1378.90)
・韓国総合株価指数(KOSPI)は上昇(6995.39、+308.18)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・日東電工研究棟を増設、茨木で基幹技術強化
・キリンHD日本盛と共同開発、植物酵素・プラズマ乳酸菌、免疫ケア商品発売
・日本製紙ハンガリー撤退、リチウム電池材生産、欧米でEV市場鈍化
・伊藤忠印アンモニア輸入に参画、物流インフラ強化
・豊和工業プロドローン、豊和工業内に量産工場、無人機を安定供給
・IMVTOAと、地震計連動カメラ実証、東南アで販売目指す
・ダイジェット工業ソリッド工具を受注生産、タングステン調達難で
・川崎重工川崎臨海部で水素製造設備建設に着手
・日立ノキア製ドローンを販売、インフラ・災害向け
・NEC自動で脆弱性を解消、専用AIで一貫支援
・アイシンデンソーなどと、2モーター駆動モジュールを欧SUVに供給
・キヤノンLEDで照度4割向上、FPD製造装置
・NECAIでSCM自動化、需要予測・調達交渉など
・ローム高耐サージチップ抵抗器を開発、車載向け0.33W保証
・スズキブルネイに軽投入、パキスタンで製造
・積水化学積水ソーラーフィルムと、防衛省施設で実証、防水材一体ペロブス電池
・三和HD三和シヤッター、ZEH向け高断熱ガレージドア投入
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 毎月勤労統計-現金給与総額(7月) 予想3.8% 前回4.0%
・08:30 実質賃金総額(7月) 予想1.9% 前回2.2%
・08:50 GDPデフレーター(4-6月) 予想2.6% 前回2.6%
・08:50 国際収支(経常収支)(7月) 予想2兆8490億円 前回-923億円
・08:50 GDP(4-6月) 予想1.8% 前回1.1%
<海外>
・特になし