■NY株式:米国株式市場は続落、対イラン情勢悪化で原油高を警戒
米国株式市場は続落。ダウ平均は628.18ドル安の52786.07ドル、ナスダックは85.58ポイント安の26421.41で取引を終了した。
ハイテクが支え、寄り付き後、まちまち。対イラン攻撃応酬の激化で原油相場が上昇、インフレ再燃が警戒され相場は売りに転じた。長期金利の上昇もさらなる売りに拍車をかけ、終盤にかけ下げ幅を拡大し、終了。セクター別では自動車・自動車部品やエネルギーが上昇した一方、消費者サービスが下落した。
半導体のクアルコム(QCOM)はオンライン小売のアマゾン・ドット・コム(AMZN)と提携、アマゾン・ウエブ・サービス(AWS)の人工知能(AI)インフラ向けカスタム半導体を開発、同社に最大40億ドル相当の株を取得する権利も付与すると発表し、上昇。アマゾン・ドット・コム(AMZN)は下落した。同業のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は最高財務責任者(CFO)が「獲得可能な市場は総2兆ドルに達する可能性がある」と強気な見解を示し、上昇。
光ファイバー、ケーブルなどを製造のコーニング(GLW)は通信のベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)とブロードバンド拡大、次世代AIインフラ関連での長期供給で合意し、上昇。ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)も上昇。携帯端末のアップル(AAPL)は新商品発表イベントを控え警戒感に、続落した。発電設備メーカーのブルーム・エナジー(BE)はS&Pダウ・ジョーンズインデックスが同社をS&P500種指数の構成銘柄に採用すると発表し、上昇。
中央軍はカーグ島付近でイランの標的を攻撃したと、FOXニュースが報じた。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米財務省による国債買い戻しを見込んだ債券利回りが低下
8日のニューヨーク外為市場でドル・円は153円70銭へ弱含んだのち154円40銭まで上昇後、153円46銭まで反落、153円99銭で引けた。
米財務省による国債買い戻しを見込んだ債券利回り低下に伴いドル売りが優勢となった。その後、イランのカーグ島で爆発音があったとのイランメディア報道を受けた原油高で長期金利が上昇に転じ、ドル売りが後退。
ユーロ・ドルは1.1611ドルから1.1634ドルまで上昇し、1.1624ドルで引けた。
ユーロ・円は179円48銭まで上昇後、178円48銭まで下落。
高値から日欧金利差縮小観測を受けたユーロ売り、円買いにおされた。
ポンド・ドルは1.3562ドルへ上昇後、1.3530ドルまで下落した。
英中銀のベイリー総裁がインフレの上方リスクに言及し、ポンド買いが優勢となった。
ドル・スイスは0.8120フランから0.8081フランまで下落した。
■NY原油:続伸、イラン・カーグ島での爆発報道で供給懸念が一段と高まる
9月8日のNY原油先物10月限は続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比+1.52ドル(+1.64%)の94.04ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは91.83-94.73ドル。イランの主要石油輸出拠点であるカーグ島で爆発音があったとイランメディアが報じたことで供給途絶への警戒が一段と強まり、買いが優勢となって94.73ドルまで上昇した。通常取引終了後の時間外取引では主に94ドルを挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 62.39ドル -0.29ドル(-0.46%)
モルガン・スタンレー(MS) 216.24ドル -1.48ドル(-0.67%)
ゴールドマン・サックス(GS)1036.53ドル -2.08ドル(-0.20%)
インテル(INTC) 104.47ドル +8.67ドル(+9.05%)
アップル(AAPL) 316.22ドル -3.75ドル(-1.17%)
アルファベット(GOOG) 335.38ドル +0.07ドル(+0.02%)
メタ(META) 613.48ドル -3.29ドル(-0.53%)
キャタピラー(CAT) 822.48ドル +8.54ドル(+1.04%)
アルコア(AA) 51.74ドル +1.77ドル(+3.54%)
ウォルマート(WMT) 106.05ドル -1.09ドル(-1.01%)