[本日の想定レンジ]
11日のNYダウは509.19ドル高の52573.29ドル、ナスダック総合指数は251.32pt高の26333.04pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比575円高の64535円だった。本日は、原油高の一服を背景に上昇した米国株の流れを受け、買い戻しの動きが強まりそうだ。11日の東京市場は、米国とイランの戦闘長期化への警戒感から原油価格が上伸し、日米の長期金利も上昇したことが嫌気され、リスク回避の動きが強まり、日経平均は大幅に反落した。ローソク足は、長い下ヒゲのある陰線を形成した。売り手の勢いが強かった一方で、下値での買い意欲も強く、底打ちの目安となり、今週は反転上昇を通じて、下げに転じた75日移動平均線(66814円)などに向けて持ち直せるか注目される。11日の米国市場は、原油価格の上昇一服を映して買い戻しの動きが強まり、主要株価指数はそろって上昇した。英メディアが11日、関係者の話として、「湾岸諸国とイラン外相が14日に会談する計画」と報じた。ホルムズ海峡の通航管理に関する暫定合意を目指しており、オマーンとイランが地域諸国の合意を確保するための取り組みの一環という。これを受け、中東情勢の緊迫化に対する過度な懸念が後退したことから、原油売りが活発化し、米原油先物相場は一時1バレル=98.50ドル近辺まで下落した。ナイトセッションの日経225先物は64500円台を回復して終わっており、本日の東京市場は、米国株高や原油高一服を映して主力の半導体・人工知能(AI)関連株などを中心に買い戻しの動きが優勢となりそうだ。ただ、注目された8月の米消費者物価指数(CPI)は、前年同月比3.4%上昇となり、伸び率は7月と同水準で、市場予想とも一致した。中東紛争の先行き不透明感から原油価格が上昇するなか、インフレの根強さが改めて示されたため、15日から始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上げが実施されるのかどうか見極めたいとの見方も多く、買い一巡後は様子見姿勢が強まるかもしれない。また、米メディアがけさ、「サウジアラビアのパイプラインが停止し、エネルギー危機が深刻化している」と報じ、アジア時間帯の米原油先物相場が1バレル=103ドル台へと上昇していることも相場に重しになるかもしれない。上値のめどは、5日移動平均線の65218円や心理的な節目の66000円や25日移動平均線の66149円、75日移動平均線の66814円。下値のめどは、心理的な節目の63000円や62000円、61000円、7月29日安値の60448円などが挙げられる。
[予想レンジ]
上限65000円-下限63500円