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株式会社ヘッドウォータース:2026年12月期第2四半期決算説明会文字起こし(3)

ヘッドウォータース

そこで当社は、チーム体制によるアプローチを採用しています。業務フローを熟知したコンサルタントと先進的なAIエンジニアをユニットとして配置し、個人のスキルに過度に依存せず、チーム全体で高品質なFDE機能を果たしています。
グローバルFDEモデルの弱点を解消するだけでなく、日本企業特有の複雑な決裁プロセスや承認フローに柔軟に対応できる点も当社の強みです。さらに、現場に宿る職人技のような暗黙知をAIで可視化・データ化する泥臭く丁寧な支援を行っており、海外企業には真似のできない強固な差別化を実現しています。

当社の事業ポートフォリオは、日本のAI市場を幅広く網羅しております。本図は、グループ各社がそれぞれ担う機能および対象マーケットを示したものです。
当社は、中小企業からグローバルエンタープライズに至るまでの市場領域をカバーすると同時に、コンサルティング、プロダクト・ソリューション、FDE、データ基盤に至るまで、AI領域を「面」として包括的にカバーしています。
これほどの機能と対象市場を揃えて展開している日本企業は、現時点で当社以外に存在しないと考えております。この優位性を最大限に活かし、早期の「面」での市場獲得を推進してまいります。

続きまして、市場環境についてご説明いたします。
国内の生成AI単体の市場規模は現在約1兆4,500億円であり、2034年には8兆円規模へ拡大すると予測されています。年平均成長率も25.5%と高い水準です。当社はオーガニック成長だけでも前年比150%の成長を実現しており、市場の成長スピードを上回るペースでシェアを獲得しています。
もっとも、当社が狙う主戦場は生成AI市場のみにとどまりません。企業がAIネイティブ化を進め、先進テクノロジーを内包していく過程で、既存の巨大市場が再編されると考えております。
第一に、約7兆円規模のシステムインテグレーション(SI)市場の刷新です。従来の人月商売による受託開発やオンプレミス前提のレガシーシステム構築は、AIによる自律的な処理と最新テクノロジーへの移行によって根本から変化します。
第二に、約2兆円規模のコンサルティング市場です。現在実施されている業務の7割程度はAIへ代替可能と見込んでおります。高度なクリエイティビティを要する領域は残るものの、AIを前提とした支援体制へのシフトは避けられず、大半の市場領域が置き換わっていく見通しです。
第三に、約2兆円規模のSaaS市場についても、高度化するAIエージェントによる代替が進むと予測しています。
これらを合わせると、すでに11兆円を超える既存市場が再編の対象となります。拡大を続ける生成AI市場を加味すると、2034年に向けて当社の眼前に広がる対象市場は15兆〜20兆円規模に達します。当社はこの成長領域において確実にシェアを獲得すべく、積極的な投資を続けてまいります。

当社の強みとして、マイクロソフトとの強固なアライアンスが挙げられます。現在、当社はDATA&AI領域においてマイクロソフトのトップパートナーとして位置付けられており、アワードも受賞しております。
また、毎年当社のエンジニアが10名ほど同社のトップエンジニアとしてアワードを受賞しており、受賞者数においても国内トップクラスを誇ります。この実績からも、マイクロソフト関連の開発およびエンジニアリングにおける当社の技術力は国内最高峰と言えます。
さらに、国内でも数社のみが保有する最上位のパートナープログラム認定を取得しております。これにより、共同ファンドの活用や、密接な共同提案、営業、マーケティング活動の推進が可能となっています。
実際、特にDATA&AI領域における新規顧客の約7割がマイクロソフトからのご紹介経由となっており、事業の強力な推進力となっています。

当社の強みとして、マルチプルアライアンスの展開が挙げられます。
マイクロソフト様からご紹介いただいたお客様に対し、Azureを活用したデータ統合基盤やサービスの開発支援を行うケースが数多く存在します。システム構築に深く携わり、その仕様を熟知しているからこそ、開発にとどまらず、マイクロソフト様、大手メーカー、当社の3者で構築したサービスを共同で販売・展開する取り組みも推進しております。

単なる受託開発やベンダーという枠組みを超え、共同提案や共同マーケティングを通じたエコシステムを構築している点が当社の大きな強みです。
今後もマイクロソフト様のみならず、ソニー様やNVIDIA様をはじめとする多角的な企業との強力な事業連携を推進し、これを成長戦略の核として展開してまいります。

それでは、ここからは2026年度の上半期の振り返りです。

株式会社ヘッドウォータース:2026年12月期第2四半期決算説明会文字起こし(4)に続く

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