[本日の想定レンジ]
14日のNYダウは152.09ドル安の52421.20ドル、ナスダック総合指数は146.63pt安の26186.41pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比230円安の63120円だった。本日は、前日の米国市場で人工知能(AI)関連株が下落した流れを引き継いで売り先行で始まることが想定される。14日の東京市場は、AI投資の減速懸念や中東情勢の先行き不透明感からリスク回避の動きが強まり、日経平均は続落した。ローソク足は、下ヒゲの長い陰線を描き、ザラバ高値と安値はともに切り下がり、下落基調が鮮明になりつつある状況だ。米AI開発振興企業のアンソロピックの最高経営責任者(CEO)のダリオ氏は12日、ブログ投稿で、AIが制御不能に陥るリスクなどを避けるためにAIモデルの開発を減速すべきだと訴えた。これを受け、14日の米国市場は、AI開発ペースが鈍化するとの警戒感から半導体などAIインフラ関連株などが売られ、主要株価指数はそろって下落した。なかでもSOX指数は5%を超える下げとなった。また、中東情勢の緊迫化が原油供給の停滞長期化につながるとの懸念が広がり、原油価格が上昇したことも重しとなった。ナイトセッションの日経225先物も63220円で終了しており、本日の東京市場は、前日に引き続きAI関連株などに売りが続きそうだ。ただ、AI懸念や中東リスクは前日の下げである程度織り込まれた感があるほか、前日までの2営業日で1700円超下落したため、自律反発を狙った買いが入ることも予想される。また、本日から始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいと考える投資家も多く、積極的に売り買いを手掛ける投資家は少ないと思われ、朝方の売りが一巡したあとは模様眺めムードが強まることも想定される。また、前日と同様、金融株や商社株などバリュー株へ資金シフトする動きが継続することも見込まれ、全般は底堅い展開となる可能性がありそうだ。上値のめどは、5日移動平均線の64637円や心理的な節目の65000円、25日移動平均線の66064円、75日移動平均線の66798円。下値のめどは、心理的な節目の62000円や61000円、7月29日安値の60448円、心理的な節目の60000円などが挙げられる。
[予想レンジ]
上限63800円-下限62500円