ティアンドエスグループは15日、子会社TSアルテシス(本社:横浜市)を設立すると発表した。
同社はこれまでビジネスモデルに応じた損益マネジメント、人材マネジメントを通じ、機動的できめの細かい経営を実現することを企図して、2024年6月1日付で事業部門を一括分社化することにより持株会社体制に移行し、続いて2025年4月1日付で事業部門からAIソフトウェア開発関連事業を分社化したこの持株会社体制への移行は段階的に進めており、最後のステップとして同社グループにおけるソフトウェア開発関連事業を新たな子会社として分割させることなった。
新たに設立する TSアルテシスは、半導体メーカー向けを主軸としたシステム開発(システムインテグレーター)ビジネスを担うことを予定している。これまで半導体以外の他の領域を対象としたシステム開発や、半導体領域を含むシステムの運用・保守サービスは、事業子会社ティアンドエス(本社:横浜市)において混成的に行ってきたが、これを分離し、新たな枠組みの中で推進することで、半導体領域に特化し、より高い専門性を強固にする意向である。これは同社が掲げる長期ビジョン「T&S Growth Journey 2031」における、「半導体領域におけるナンバーワン・システムインテグレーター」追求の一環である。具体的には、半導体領域に関する技術とノウハウを結集させ、国内でも数少ない半導体製造特化型SIer(生産管理システム・装置連携・データ分析基盤)として独自のポジションを確立することをめざす。半導体製造プロセスの知見を活かした上流工程からの参画の中で、AI・高度解析で歩留まり改善や品質向上ソリューションの提供といった高付加価値型へ事業の質を転換します。また、専門分野への特化を通じ、能力に応じたエンジニアの処遇改善を図ることで、高レベルの技術力と高品質を継続的に維持することを図る。
今回の分社化により、半導体領域における専門性向上とともに、半導体領域におけるシステム開発以外の分野であるシステム運用・保守といった IT サービスとの連携を継続することで、同社グループ全体のサプライチェーンがより骨太な一気通貫体制となることが期待され、グループ全体の業績向上につながっていこう。
なお、TSアルテシス設立後、必要な許認可等の取得申請手続きを行う予定であり、これらの取得が完了した後に、事業子会社であるティアンドエスのソフトウェア開発関連事業を会社分割等の手法により移管する予定である。
TSアルテシスは、今後、同社の連結子会社となる予定であるため、本件が同社グループ2026年9月期の連結業績に与える影響は軽微である。中長期的には同社グループの連結業績の向上に貢献しよう。同社は開示すべき事項が発生した際には、速やかに発表するとしている。