17日の日本株市場は、米株安の流れは重荷になりそうだが、半導体やAI関連株をにらんでの押し目狙いの相場展開になりそうだ。16日の米国市場はNYダウが631ドル安、ナスダックが3ポイント安だった。米連邦準備理事会(FRB)は、米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を0.25%引き上げると決めた。ウォーシュFRB議長が会見でタカ派姿勢を示し、さらに、参加者の年内の追加利上げ予想が明らかになったことで売りが広がった。シカゴ日経225先物は大阪比245円高の64085円。円相場は1ドル=156円20銭台で推移。
米国ではエヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズなど半導体株の一角が買われ、フィラデルフィア半導体(SOX)指数は続伸した。FOMCの結果を受けてNYダウは大きく下落したものの、予想通りの内容だったことでアク抜けに向かわせそうだ。また、国内では日銀の金融政策決定会合の結果待ちとなるが、追加利上げに踏み切る公算が高いとみられており、過度な警戒感は強まらないだろう。
足もとで調整が続いているアドバンテストや東京エレクトロン、キオクシアHDなど指数インパクトの大きい半導体やAI関連株には、持ち高調整に伴う買い戻しの動きが意識されそうだ。また、シルバーウイークを控えていることで積極的にポジションを傾けてくる動きは限られそうであり、リバランスの動きが中心だろう。そのため、半導体やAI関連株のリバウンド狙いに向かわせそうである。
日経225先物(12月限)はナイトセッションで64720円まで買われた後に63470円まで売られる場面もみられたが、引けにかけて切り返しており、日中比410円高の64250円で終えた。ボリンジャーバンドの-2σ(62680円)に沿った形での調整トレンドを続けていたが、これを上放れる形で-1σ(64090円)を上回ってきた。-1σ水準での底堅さが意識されてくるようだと、25日線(65510円)辺りが射程に入ってきそうだ。