17日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は小幅続伸、上げ幅縮小して上値の重い値動き
・ドル・円は弱含み、日銀の利上げ方針で円買いが優勢
・値上がり寄与トップはファーストリテイリング 、同2位がリクルートHD
■日経平均は小幅続伸、上げ幅縮小して上値の重い値動き
日経平均は小幅続伸。43.87円高の63966.87円(出来高概算9億1510万株)で前場の取引を終えている。
前日16日の米国株式市場は続落。ダウ平均は631.21ドル安の51461.90ドル、ナスダックは3.14ポイント安の25978.43で取引を終了した。原油価格の反落や連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、寄り付き後、まちまち。FOMCが想定通り3年ぶりの利上げを決定したほか、連邦準備制度理事会(FRB)のウォーシュ議長が会見で想定外のタカ派姿勢を示し、さらに、参加者の年内の追加利上げ予想が明らかになると、相場は大きく下落に転じた。その後、ハイテクが支え、終盤にかけて下げ幅を縮小した。
米株式市場の動向を横目に、17日の日経平均は720.58円高の64643.58円と続伸して取引を開始した。米ハイテク株の下げ渋りを受け、寄り付きは買いが先行した。ただ、買いは続かず、指数は上げ幅を縮小。米FOMCが3年ぶりの利上げを決定し、年内の追加利上げ予想も示されたことから、金融政策を巡る警戒が上値を抑えた。原油価格の反落で鉱業や石油関連にも売りが出て、前引けにかけては前日終値近辺での小動きとなった。
個別では、ソフトバンクG、ファーストリテ、リクルートHD、コナミG、中外薬、バンナムHD、豊田通商、任天堂、ベイカレント、テルモ、大塚HD、東京海上、第一三共、フジクラ、塩野義などの銘柄が上昇。
一方、アドバンテ、東エレク、イビデン、キオクシアHD、TDK、スクリン、村田製、太陽誘電、信越化、住友鉱、ディスコ、レーザーテック、京セラ、三井金属、ロームなどの銘柄が下落。
業種別では、その他製品、保険業、医薬品などが上昇した一方で、鉱業、石油・石炭製品、非鉄金属などが下落した。
後場の日経平均株価は、前引け水準を挟んだもみ合いが見込まれる。前場は寄り付き時点の720.58円高から上げ幅を大きく縮小しており、引き続き上値の重さが意識されよう。米国ではFOMCで3年ぶりの利上げを決定し、ウォーシュFRB議長が会見でタカ派姿勢を示したほか、参加者の年内の追加利上げ予想も明らかとなった。FOMCは通過したが、明日は日銀金融政策決定会合の結果発表と植田日銀総裁の記者会見が予定されており、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもある。引き続き金融政策を巡る警戒が残るなか、原油価格の動向含めて積極的に買い進む動きは想定しにくい。
■ドル・円は弱含み、日銀の利上げ方針で円買いが優勢
17日午前の東京市場でドル・円は弱含み。朝方は円高に傾いた場面もあったが、その後は前日の終値近辺156円09銭まで値を戻した。米国の追加利上げ観測や日銀の利上げ方針を背景に激しい攻防が続いており、原油価格の下落でドル売りはやや優勢の展開となっている。ドルが対ユーロやポンドが堅調な地合いで推移している。一方、対豪ドルは弱含んでいる。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は155円88銭から156円32銭、ユーロ・円は178円85
銭から179円22銭、ユーロ・ドルは1.1456ドルから1.1473ドル。
■後場のチェック銘柄
・Welby、リンクユーGなど、3銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップはファーストリテイリング 、同2位がリクルートHD
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・米・政策金利:結果4.00% 予想4.00% 前回3.75%
・米・FOMC経済見通し
・米・金利予測 – 3年 (Q1) 結果3.6% 前回3.1%
・米・金利予測 – 3年 (Q3) 結果4.1% 前回3.8%
・米・金利予測 – 2年 (Q3) 結果3.9% 前回3.4%
・米・金利予測 – 長期(Q3) 結果3.2% 前回3.1%
・米・金利予測 – 1年(Q3) 結果4.1% 前回3.6%
【要人発言】
特になし
<国内>
・日銀政策委員会・金融政策決定会合(1日目)
<海外>
特になし