[本日の想定レンジ]
29日のNYダウは131.59ドル安の51349.92ドル、ナスダック総合指数は22.84pt安の26797.54pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比475円高の66305円だった。30日は、連日の下落の反動や米半導体株高を受けて買い戻しの動きが先行することが想定される。29日の東京市場は、中東情勢の先行き不透明感を映した原油相場高や28日の米ハイテク株安を映して半導体関連株中心に売りが優勢となり、日経平均は一時心理的な節目の65000円台を割り込む場面もあった。ただ、一目均衡表の転換線(64880円)近辺を下回ると押し目を拾う動きが強まり、日経平均は下げ渋りをみせた。ローソク足は、寄り引け接近の小陰線の胴体から下ヒゲを伸ばして十字線に似た形状を描き、終値付近での売り買い拮抗をうかがわせた。29日の米国市場では、主要株価指数は高安まちまちだった。バー米連邦準備制度理事会(FRB)理事は29日の講演で、「インフレ率を迅速に目標へ下げることを確実にするため、さらなる政策調整が必要になる可能性が高い」と述べ、追加利上げに前向きな考えを示したほか、セントルイス連銀のムサレム総裁も29日、追加利上げが必要だと示唆した。これを受け、米長期金利は上昇しており、資金需要が鈍化するとの警戒感から金融株中心に値を消す銘柄が増え、NYダウは続落した。一方、金利上昇の影響を受けにくい半導体関連株の一角に投資資金が向かい、SOX指数は小反発した。ナイトセッションの日経225先物は66310円で終わっており、30日の東京市場は、半導体・人工知能(AI)関連株中心に値を上げる銘柄が増加しそうだ。また、連日の下げの反動から自律反発を狙った買いも想定されよう。さらに、前日は配当利回りの高い銘柄などが大きく下落しただけに、本日はこうした銘柄が見直される可能性もある。このため、早期に75日移動平均線(66636円)水準を回復できるのか注目されるところだ。上値のめどは、75日移動平均線、心理的な節目の67000円、8月18日安値の67368円、心理的な節目の68000円。下値のめどは、心理的な節目の64000円や63000円、9月14日安値の62726円、心理的な節目の62000円などが挙げられる。
[予想レンジ]
上限66500円-下限65500円