[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;69840.64;-195.07
TOPIX;4136.62;-17.49
[寄り付き概況]
8日の日経平均は195.07円安の69840.64円と続落して取引を開始した。前日7日の米国株式市場は反落。ダウ平均は341.41ドル安の51179.87ドル、ナスダックは61.20ポイント安の27538.69で取引を終了した。原油高でインフレ懸念が強まり、寄り付き後、下落。債券利回りの上昇を警戒した売りや、金融が売られ、また、建設・工業機器メーカーのキャタピラー(CAT)が弱くダウを押し下げた。終盤にかけ、原油価格が下落に転じたほか、国内10年債入札の好調な結果を受け長期金利も伸び悩み、下げ幅を縮小した。
今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、引き続き国内外で長期金利が高水準で推移しており、投資家心理を慎重にさせている。さらに、日経平均は昨日は3日ぶりに反落したが、9月16日以降昨日までに6500円を超す上げとなっており、引き続き短期的な過熱感が意識され、利益確定売りも出やすかった。一方、中東情勢の先行き不透明感は継続しているが、昨日の海外市場で原油先物価格が下落したことが株式市場で安心感となった。また、昨日の日経平均は下落したが、心理的な節目とされる70000円に近づいた水準で押し目買いが入り、終日、70000円を上回って推移したことから、株価の下値は堅いとの見方があり、押し目待ちの買いが入りやすかった。さらに、ここから、2月決算企業の8月中間期決算発表が増えることから、好決算・好業績銘柄への物色意欲が高まり、株価下支え要因となるとの指摘もあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された8月の国際収支状況(速報)によると、経常収支は4兆620億円の黒字。前年同月に比べ4339億円黒字幅が拡大した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は3兆1946億円の黒字だった。同じく取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は9月27日-10月3日に国内株を4週ぶりに買い越した。買越額は2兆1919億円だった。
セクター別では、非鉄金属、機械、卸売業、鉄鋼、証券商品先物などが値下がり率上位、サービス業、医薬品、小売業が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、コマツ、古河電工、三井物、住友鉱、IHI、住友電工、三菱商、川崎重、三菱電、三菱重、パナHD、伊藤忠、JX金属、みずほなどが下落。他方、リクルートHD、キオクシアHD、太陽誘電、三井金属、KOKUSAI、ホンダ、ファーストリテ、NEC、任天堂、トヨタ、武田薬、神戸物産などが上昇している。