■NY株式:米国株式市場はまちまち、原油高やハイテクが重し
米国株式市場はまちまち。ダウ平均は51.77ドル高の51231.64ドル、ナスダックは345.35ポイント安の27193.34で取引を終了した。
早期の対イラン攻撃再開懸念に原油高が嫌気され、寄り付き後、下落。人工知能(AI)開発スタートアップ、オープンAIの売上高が一部推計を下回るとの報道でハイテクが重しとなり、相場は続落した。トランプ大統領が対イランとの対話が順調で、中間選挙前の攻撃を否定したため長期金利が低下に転じ、相場は下げ幅を縮小。ダウはプラス圏を回復し、まちまちで終了した。セクター別では、エネルギーが上昇した一方、半導体・同製造装置が下落。
携帯端末のアップル(AAPL)はターナス新最高経営責任者(CEO)のもと、新M&A部門責任者が任命されたほか、13日のイベント開催への期待感に上昇。メキシコ料理レストラン運営会社のチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)はコーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)が同社買収を探っていると報じられ急伸。スターバックス(SBUX)は売られた。飲料メーカーのペプシコ(PEP)は第3四半期で収益が予想を上回り、上昇。ソフトウエアプラットフォーム、サービス提供のパランティア・テクノロジーズ(PLTR)はアナリストの投資判断引き上げで、上昇。
ソーシャルテクノロジー会社のメタ・プラットフォームズ(META)や検索グーグル運営のアルファベット(GOOG)はAI期待の後退で、それぞれ売られた。サイバーセキュリティ製品・サービス会社のクラウド・ストライク・ホールディングス(CRWD)はAI開発スタートアップ、アンソロピックがオープンソースAIサイバーセキュリティ製品を供給すると発表したため、競争激化を警戒し、下落。
タカ派で知られるセントルイス連銀のムサレム総裁は10月連邦公開市場委員会(FOMC)にオープンマインドで臨むとした。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:米・先週分新規失業保険申請件数が予想を下回る
8日のニューヨーク外為市場でドル・円は158円37銭まで上昇後、157円52銭まで反落し、157円89銭で引けた。
米・先週分新規失業保険申請件数が予想を下回り、米国の労働市場の健全性が証明されたことに加え、米国が中間選挙前にイラン攻撃を再開するとの懸念に原油高に連れた金利の上昇でドル買いが優勢となった。その後、トランプ米大統領がイランとの話し合いが建設的で中間選挙前の対イラン攻撃を否定したため原油価格が反落、良好な30年債入札結果で、ドル売りに転じた。
ユーロ・ドルは1.1180ドルから1.1227ドルまで上昇後、1.1213ドルで引けた。
ユーロ・円は177円44銭まで上昇後、176円70銭まで反落。
ポンド・ドルは1.3197ドルから1.3249ドルまで上昇した。
ベイリー英中銀総裁がインフレ懸念を表明し、利上げ観測にポンド買いが強まった。
ドル・スイスは0.8341フランから0.8307フランまで下落した。
■NY原油:反発、イランのホルムズ海峡封鎖表明で供給懸念が再燃
10月8日のNY原油先物11月限は反発。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比+2.48ドル(+2.81%)の90.76ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは88.78-93.20ドル。イランがホルムズ海峡での船舶攻撃を強化し、同海峡の封鎖を改めて表明したことでエネルギー供給への懸念が再燃。買いが膨らんで93.20ドルまで上昇し、節目の90ドルを回復した。ただ国際エネルギー機関(IEA)が加盟国による戦略石油備蓄の追加放出に言及したことで上げ幅を縮めた。通常取引終了後の時間外取引では主に90ドル台後半を挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 53.61ドル +0.09ドル(+0.16%)
モルガン・スタンレー(MS) 187.44ドル -2.27ドル(-1.19%)
ゴールドマン・サックス(GS)882.59ドル -4.62ドル(-0.52%)
インテル(INTC) 107.08ドル -6.04ドル(-5.33%)
アップル(AAPL) 340.42ドル +3.75ドル(+1.11%)
アルファベット(GOOG) 344.86ドル -2.51ドル(-0.72%)
メタ(META) 720.89ドル -0.42ドル(-0.05%)
キャタピラー(CAT) 796.18ドル -17.65ドル(-2.16%)
アルコア(AA) 42.83ドル +0.35ドル(+0.82%)
ウォルマート(WMT) 110.56ドル +2.40ドル(+2.21%)