15日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■内需系やディフェンシブ株、決算など個別物色
■良品計画、26/8営業利益 40.1%増 1034億円、27/8予想 10.2%増 1140億円
■TSI HDワールドと、アパレル2社、来年3月統合
■内需系やディフェンシブ株、決算など個別物色
15日の日本株市場は、売り優勢の相場展開のなかで、半導体株の底入れを見極めながらの相場展開になりそうだ。14日の米国市場はNYダウが48ドル安、ナスダックは511ポイント安だった。原油高が重荷になったほか、9月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回る加速となり、早期利上げ観測が高まったことが重荷になった。シカゴ日経225先物は大阪比1420円安の66740円。円相場は1ドル=158円10銭台で推移。
シカゴ先物にサヤ寄せする形で、売りが先行することになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで25日・75日線を割り込み、66440円まで売られる場面もみられた。日経平均株価においてもこの流れから下へのバイアスが強まる可能性があるだろう。また、米国では半導体株の下げが目立ち、フィラデルフィア半導体(SOX)指数の下落率は4%を超えていた。
そのため、引き続きアドバンテストやキオクシアHD、ソフトバンクG、東京エレクトロンなど、指数インパクトの大きい半導体やAI(人工知能)関連株には戻り待ち狙いの売りが入りやすいとみられ、日経平均株価の重荷になりそうだ。半導体株の明確な底入れを確認するまでは、リバウンド狙いも慎重にさせそうである。
物色の流れとしては内需系やディフェンシブ株に向かいやすいほか、決算を手掛かりにした個別対応になりそうである。昨夕決算を発表したところでは、QPSHD、ポエック、FIXER、ヤマザワ、ELEMENTS、東洋電、ジーデップ・アドバンス、メディアドゥ、ケイブ、JESCOHD、良品計画、イージェイHDなどの動向が注目されよう。
■良品計画、26/8営業利益 40.1%増 1034億円、27/8予想 10.2%増 1140億円
良品計画が発表した2026年8月期の連結業績は、営業収益が前期比17.7%増の9235億9200万円、営業利益は同40.1%増の1034億3600万円だった。営業収益および各段階利益は前期比で増収増益となり、海外事業の成長に加え、円安影響も寄与したことから、いずれも過去最高を更新した。2027年8月期の連結業績は、営業収益が前期比9.8%増の1兆140億円、営業利益は同10.2%増の1140億円を計画。コンセンサス(1080億円~1120億円)を上回る。
■前場の注目材料
強気材料
・米長期金利は低下
・TOPIXの定期銘柄入れ替えや浮動株比率変更に伴うリバランス需要
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・大成建設サン・エンジニアリングと、建設現場でロボ効率運用、自動で平面詳細図から走行図面作成
・パナソニックHDHVAC&CC、欧で営業益10%超、温水給湯機、29年3月期めど
・富士フイルムHD米でCMPスラリー増強、半導体工程向け
・TSI HDワールドと、アパレル2社、来年3月統合
・伊藤忠医療機器、デジタルと融合
・豊田通商アフリカで医薬卸2社買収、一貫体制構築
・東京海上HD日動火災保険、途上国企業に3億ドル投資、世界銀行と協業
・豊和工業ターンキー短納期・低価格、周辺機器を標準化
・パナソニックHDHVAC&CC、自然冷媒型ヒートポンプ暖房機を拡充、欧向け
・パナソニックHD欧の花粉抗原をナノイーで抑制、6種実証
・富士電機DC向け2倍、パワー半導体、第8世代に移行
・リコーAI構築代行、中小の導入・管理負担低減
・ミネベアミツミミツミ電機、高精度・極小パッケージ、電源保護IC
・村田製作所岡山村田製作所、MLCC向けセラ原料増産
・三菱電機米のAIDC向け参照設計公開、エヌビディアGPUに対応
・UACJ川崎重工業に環境配慮アルミ、超高速旅客船向け
・フジクラ岡田直樹社長「核融合に貢献」
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 コア機械受注(8月) 予想2.6% 前回-3.7%
・10:30 小枝日銀審議委員が熊本県金融経済懇談会に出席、同記者会見
<海外>
・特になし