16日の香港市場は、主要指標のハンセン指数が前日比124.11ポイント(0.52%)高の24,186.83ポイントと3日ぶりに反発。ハンセン中国企業指数(H株指数)は前日比24.98ポイント(0.31%)高の8,128.25ポイントと反発した。
米長期金利の低下や日本・韓国株の上昇を背景に投資家心理が改善した。米10年債利回りは5.06%と、直近の5.19%から低下し、金融引き締めを巡る警戒が和らぐなか、値ごろ感に着目した買いが優勢となった。一方、中国本土では小売売上高や鉱工業生産、国内総生産(GDP)成長率の発表が19日に控え、景気回復の兆しを見極めたいとの姿勢が上値を抑えた。週明けに香港市場が休場となることもあり、相場は反発したものの、大引けにかけて上げ幅を縮小した。
セクター別では、金・貴金属が高い。霊宝黄金(03330/HK)が8.4%高、潼関黄金(00340/HK)が5.2%高、大唐黄金(08299/HK)が4.9%高となった。また、建築の一角も買われた。瑞安建業(00983/HK)が15.0%高、滄海控股(02017/HK)が13.5%高、恒昌集団国際(01421/HK)が13.2%高となり、平均上昇率は13.9%に達した。
このほか、薬品関連の上昇も目立った。上海復旦(01385/HK)が13.1%高、芯智控股(02166/HK)が5.9%高、瀾起科技(06809/HK)が4.6%高となった。
半面、通信の一角はさえない。直通電訊(08337/HK)が18.6%安と大きく下落し、香港寛頻(01310/HK)は3.2%安、中国電信(00728/HK)は1.3%安となった。また、銀行も売られた。広州農商銀行(01551/HK)と中国光大銀行(06818/HK)がそれぞれ2.0%安、中信銀行(00998/HK)が1.8%安となった。
中国本土市場は3日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数が前日比8.81ポイント(0.24%)高の3716.28ポイントと3日ぶりに反発している。