23日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は大幅続落、AI過剰投資懸念で半導体関連に売り
・ドル・円は切り返し、原油相場にらみ
・値下がり寄与トップはアドバンテスト 、同2位がソフトバンクグループ
■日経平均は大幅続落、AI過剰投資懸念で半導体関連に売り
日経平均は大幅続落。1082.58円安の61825.26円(出来高概算13億6307万株)で前場の取引を終えている。
22日の米国市場でNYダウは11.89ドル高の52867.98ドル、ナスダックは694.00ポイント安の26008.86と、方向感の分かれる展開となった。メタ・プラットフォームズやテスラの決算を受けて人工知能(AI)関連投資の過剰感への懸念が再燃し、ハイテク株を中心に売りが膨らんだ。対イランへの攻撃再開に伴う供給不安を背景に原油先物相場が上昇したことも、インフレ再加速への警戒につながった。一方、年内の追加利上げ観測が後退したことで長期金利は低下し、景気敏感株やディフェンシブ株へのセクターローテーションの動きがみられた。
米株式市場の動向を横目に、23日の日経平均は240.79円安の62667.05円と続落して取引を開始した。メタ・プラットフォームズやテスラの決算を受けた人工知能(AI)過剰投資への懸念再燃から米ナスダックが大幅安となり、値がさの半導体関連に売りが先行した。売りは電子部品や機械にも広がり、指数は下げ幅を拡大。米長期金利の低下を受けて銀行も大きく下落した。一方、内需や不動産、小売には資金退避の動きがみられ、前引けにかけては61800円台で推移した。
個別では、ファーストリテ、中外薬、キッコマン、セコム、ニトリHD、住友不、ソニーG、大塚HD、オリンパス、東京海上、ZOZO、ベイカレント、テルモ、アステラス薬、イオンなどの銘柄が上昇。
一方、アドバンテ、ソフトバンクG、東エレク、TDK、イビデン、フジクラ、キオクシアHD、ファナック、村田製、京セラ、太陽誘電、ディスコ、日東電、スクリン、豊田通商などの銘柄が下落。
業種別では、不動産業、小売業、水産・農林業などが上昇した一方で、非鉄金属、銀行業、電気機器などが下落した。
後場の日経平均株価は、安値圏での推移が見込まれる。前場は寄り付き時点の240.79円安から下げ幅は一時1400円台まで広げており、戻りの鈍さが意識されよう。節目の62000円を下回り、投資家心理の悪化から調整が続いているとの見方もある。米国ではメタやテスラの決算を受けて人工知能(AI)への過剰投資懸念が再燃し、ナスダックが大幅安となった。年内の追加利上げ観測の後退で長期金利が低下したことは銀行の重しとなる一方、ディフェンシブや内需への資金移動が続くかが後場の焦点となろう。
■ドル・円は切り返し、原油相場にらみ
23日午前の東京市場でドル・円は切り返し。日経平均株価をはじめアジア株の大幅続落を受け円買いが先行し、一時156円08銭まで下値を切り下げた。その後は株安一服で、円買いはいったん後退。一方、米金利は下げ渋り、原油相場は強含む展開でドル買いに振れた。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は156円08銭から157円12銭、ユ-ロ・円は175円20銭から176円17銭、ユ-ロ・ドルは1.1209ドルから1.1226ドル。
■後場のチェック銘柄
・リネットジャパングループ、日本テクノ・ラボなど、6銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはアドバンテスト 、同2位がソフトバンクグループ
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・全国CPI(9月):前年比+2.1%、予想+2.1%、前回+1.9%
【要人発言】
特になし
<国内>
特になし
<海外>
特になし