日経平均は大幅反発。1191.64円高の63381.29円(出来高概算9億8767万株)で前場の取引を終えている。
前日26日の米国株式市場は反発。ダウ平均は146.42ドル高の52361.58ドル、ナスダックは214.04ポイント高の26169.38で取引を終了した。人工知能(AI)開発スタートアップ、アンソロピックが証券取引委員会(SEC)に新規株式公開(IPO)書類を公表、期待感にハイテクセクターが相場を押し上げ、寄り付き後、上昇。先週末に対イラン攻撃も見られず原油価格が下落、長期金利も低下し、投資家心理の改善で相場は終日堅調に推移した。
米株式市場の動向を横目に、27日の日経平均は379.43円高の62569.08円と反発して取引を開始した。人工知能(AI)開発のアンソロピックが米証券取引委員会に新規株式公開の書類を公表したことを受け、AI関連の設備投資拡大への期待から値がさの半導体関連に買いが先行した。原油先物相場の下落と米長期金利の低下により投資家心理が改善したことも支えとなり、指数は上げ幅を1400円超に広げた。一方、内需やディフェンシブ関連には利益確定の売りがみられ、前引けにかけては63300円台で推移した。
個別では、アドバンテ、ソフトバンクG、東エレク、イビデン、TDK、レーザーテク、ファナック、フジクラ、村田製、スクリン、信越化、ディスコ、KOKUSAI、ベイカレント、住友電などの銘柄が上昇。
一方、ファーストリテ、中外薬、第一三共、KDDI、リクルートHD、バンナムHD、ソニーG、ニトリHD、アステラス薬、住友不、セコム、テルモ、キッコマン、三井不、東京海上などの銘柄が下落。
業種別では、電気機器、非鉄金属、ガラス・土石製品などが上昇した一方で、不動産業、医薬品、陸運業などが下落した。
後場の日経平均株価は、高値圏での推移が見込まれる。前場は寄り付き時点の379.43円高から上げ幅を1100円台まで広げており、後場も堅調な地合いが意識されよう。日経平均は節目の63000円を上回り、短期的な調整局面を脱したとの見方もある。米国ではアンソロピックの新規株式公開に向けた動きを受けて人工知能(AI)関連への期待が高まり、ナスダックが上昇した。原油価格の下落と米長期金利の低下が投資家心理の改善につながる一方、前場に大きく上昇した銘柄への利益確定売りが出るかが後場の焦点となろう。