[本日の想定レンジ]
28日のNYダウは97.53ドル高の52475.10ドル、ナスダック総合指数は72.04pt高の26549.85pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比460円高の64990円だった。29日の東京市場は、米国株高やマイクロソフトの好決算を背景に買いが先行して始まることが想定される。28日の東京市場は、27日の米ハイテク株高や28日の韓国総合株価指数(KOSPI)の大幅上昇を映して、半導体・人工知能(AI)関連株中心に買われ、日経平均は一時64308.71円まで上昇し、取引時間中として、22日以来4営業日ぶりに心理的な節目の64000円台を回復した。ただ、日米のAI関連株の決算を見極めたいとの見方も多く、買いが一巡したあとは、戻り待ちの売りや目先の利益を確保する売りに上げ幅を縮めた。ローソク足は、陽線を描き、5日移動平均線(63002円)を大きく上回り、ザラバ高値と安値をともに3営業日連続して切り上げた。28日の米国市場では、主要株価指数がそろって上昇した。米連邦公開市場委員会(FOMC)は28日、大方の予想通り政策金利の据え置きを決めた。これを受け、AI関連株が買われたほか、金融やディフェンシブ関連株にも値を上げる銘柄が目立った。ただ、中東情勢の緊迫化を背景に原油価格が上昇したことが相場の上値を圧迫する要因になったと思われる。イエメン政府軍は28日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派がイエメンのアデン空港から避難するよう人々に警告したあと、同空港を攻撃したと発表。中東地政学リスクの高まりから原油買いが優勢だった。ナイトセッションの日経225先物は一時65500円まで上昇している。米国市場の取引終了後に2026年7-9月期決算を発表したマイクロソフトは市場予想を上回る好調な結果となり、時間外取引で一時5%程度上昇したため、29日の東京市場は28日の米国株高やハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)の良好な決算を背景に半導体・AI関連株中心に値を上げる銘柄が増え、心理的な節目の65000円台乗せも視野に入るかもしれない。また、28日の取引終了後に26年9月中間決算を発表し、27年3月期通期の業績予想を上方修正したアドバンテスも夜間取引で一時8%近く急伸したことも投資家心理を上向かせる要因になるだろう。一方、アルファベットの26年7-9月期決算は市場予想を下回り、時間外取引で一時10%超下落しており、利食い売りのきっかけになる可能性がある。上値のめどは、心理的な節目の66000円や25日移動平均線の66196円、心理的な節目の67000円、10月14日安値の67533円。下値のめどは、心理的な節目の62000円、200日移動平均線の61654円、心理的な節目の61000円、7月29日安値の60448円などが挙げられる。
[予想レンジ]
上限65500円-下限64000円