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アドバンテストのリバウンドを見極め

 29日の日本株市場は、アドバンテストなど半導体や人工知能(AI)関連株の底入れを見極めながらの買いが入りやすい相場展開になりそうだ。28日の米国市場はNYダウが97ドル高、ナスダックは72ポイント高だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)は、市場の予想通り政策金利の据え置きを決定。ただ、中東情勢を巡る不透明感から原油相場が上昇し、金利上昇が重荷になった。シカゴ日経225先物は大阪比460円高の64990円。円相場は1ドル=157円70銭台で推移。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形で、買いが先行することになりそうだ。ただ、日経225先物はナイトセッションで65500円まで買われる場面もみられたが、終了間際に失速し、日中比170円安の64360円で終えていた。シカゴ先物とも乖離が大きいため、先物市場の動向から荒い値動きをみせてくる可能性がありそうだ。一方で、米国では半導体やAI関連株への物色が継続。東京市場においても昨夕決算を発表したアドバンテストの動向が注目される。

 アドバンテストは再度通期計画を上方修正しており、ポジティブ反応が期待されそうだ。同社が強いリバウンドをみせてくるようだと、他の半導体やAI関連株への物色に向かわせそうだ。また、30日にはキオクシアHDの決算が控える。30日にTOPIXの第1回定期入替えが実施されるほか、既存銘柄の浮動株比率の変更も行われる。29日の大引けに向けて指数連動ファンドによる現物株のリバランス売買が膨らみそうだ。なかでもキオクシアHDのウエイト引き上げに伴う大規模な買い需要が見込まれており、日経平均型にも影響を与えよう。

 物色は半導体やAI関連株の底堅さを見極めつつ、押し目狙いのスタンス。引き続き情報漏洩が社会問題となるなかで、サイバーセキュリティ関連の一角にも資金が向かいやすい状況は続くだろう。また、昨夕決算を発表したところでは、フリービット、ツムラ、フューチャー、積水化成、サンテック、クレオ、福島銀、ニッキ、OCHI・HD、綜研化学などの動向が注目される。

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