29日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅いか。今晩発表の米インフレ指標は加速が予想され、今後の引き締め的な金融政策への思惑からドル買い先行。また、日銀は政策維持が見込まれ、円買いは後退しよう。
米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の引き上げは見送られ、ウォーシュ連邦準備制度理事会(FRB)議長は期待ほどタカ派的でなかったため、前日ドル売り地合いとなった。ただ、12月利上げ観測に支えられ、ドルの下げは限定的。ユーロ・ドルは1.1170ドル付近に上昇後は失速し、ドル・円は157円80銭付近を維持している。本日アジア市場もその流れを受け継ぎ、ドルは下げづらい。ドル・円は157円後半を中心に底堅く推移した。
この後の海外市場は引き続き主要中銀の金融政策が注視される。今晩発表の米経済指標はコアPCE価格指数は前回から加速、7-9月期国内総生産(GDP)速報値は上昇が予想されている。国内経済の好調さが示されれば長期金利は高水準を維持し、ドル買い先行。一方、欧州中銀(ECB)理事会は政策維持も引き締め姿勢を堅持するとみられるが、フランスの財政懸念でユーロ買いは限定的となりそうだ。日銀の利上げ時期も12月が有力視され、円買い後退ならドルを支える展開とみる
【今日の欧米市場の予定】
・19:00 欧・ユーロ圏景況感指数(10月) 前回97.9
・19:00 欧・ユーロ圏消費者信頼感指数(10月) 前回-17.9
・21:30 米・新規失業保険申請件数(先週) 前回19.4万件
・21:30 米・GDP速報値(7-9月) 予想3.0% 前回2.2%
・21:30 米・個人所得(9月) 予想0.3% 前回0.2%
・21:30 米・個人消費支出(9月) 予想0.6% 前回0.9%
・21:30 米・個人消費支出(PCE)価格コア指数(9月) 予想0.3% 前回0.2%
・22:15 欧・欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表、ラガルド総裁が記者会見 予想2.65% 前回2.65%