5日の日本株市場は、買い一巡後は次第にこう着感の強い相場展開になりそうだ。4日の米国市場はNYダウが1569ドル高、ナスダックは364ポイント高だった。米中間選挙で民主党が上下両院の過半数獲得を確実にし、選挙を巡る不透明感が後退したことで、買い戻しの動きが強まった。トランプ米大統領が対イラン攻撃について消極的な姿勢を示したことで原油先物価格が急落したことも材料視された。シカゴ日経225先物は大阪比680円高の63130円。円相場は1ドル=158円30銭台で推移。
日経225先物はナイトセッションで63580円まで買われる場面もみられたが、その後は63000円を挟んでの保ち合いが続き、日中比660円高の63110円で終えている。NYダウは大幅高で2カ月ぶりの水準を回復したものの、民主党の勝利によってAIデータセンターの増設計画の遅れにつながるとして半導体やAI関連株の一角が売られ、SOX指数の下落率は3%を超えている。この影響から指数インパクトの大きいアドバンテストなどの動向が注目されそうだ。
また、米国では取引終了後に決算を発表したクアルコムが時間外取引で下落しており、半導体株の重荷になりそうである。そのため、米国株高の流れから買いが先行するものの、半導体株への買い戻しの動きは限られるとみられ、相対的にTOPIX型に資金がシフトしやすいだろう。AI脅威論から不安定な値動きをみせていたソフトウェア株などには見直しの動きが出てきそうである。
そのほか、昨夕決算を発表したところでは、キッセイ薬、グリムス、オークマ、川崎船、イントラマート、ネクセラ、インテリW、アステラス薬、ベクターHD、TOA、バルカー、ラサ工、重松製作などの動向が注目される。