6日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米中間選挙で多数派を奪還した民主党の規制強化が警戒され、株安なら円買い継続の見通し。ただ、米雇用統計が改善すれば引き締め的な金融政策をにらみ、ドル買いが入りやすい。
3日の米中間選挙で圧勝した民主党が上下両院を掌握することになり、人工知能(AI)開発に対する規制強化に懸念が強まった。それにより関連セクターの投資が減速するとの見方から長期金利は低下し、ドル売り地合いに振れた。ユーロ・ドルは1.12ドル付近から1.1240ドル台に浮上し、ドル・円は158円50銭付近から157円50銭台に1円近く下落。本日アジア市場は日経平均株価の急落で円買いが先行し、ドル・円は一時157円前半に失速した。
この後の海外市場は米国の株価と雇用情勢が注目材料。米民主党の規制強化への警戒が続けば世界的なハイテク売りが不安視され、リスク回避的な円買いが主導する展開となりそうだ。ただ、株価は自律反発狙いの買いにより持ち直せば円買いを弱めるだろう。一方、今晩発表の米雇用統計は前回からやや改善が予想される。国内経済の好調さが示されればれ連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測を後押しする手がかりにもなるため、ドル買い地合いを支えるだろう。
【今日の欧米市場の予定】
・19:00 欧・ユーロ圏小売売上高(9月) 前回0.8%
・22:30 米・非農業部門雇用者数(10月) 予想5.5万人 前回2.9万人
・22:30 米・失業率(10月) 予想4.2% 前回4.2%
・22:30 米・平均時給(10月) 予想2.9% 前回3.0%
・24:00 米・ミシガン大学消費者マインド指数(11月) 予想47.3 前回48.0
・29:00 米・消費者信用残高(9月) 予想120.00億ドル 前回82.81億ドル