今週は米国の中間選挙後、米イラン紛争や原油相場の行方に注目が集まる。そのほか、米国では、財務省が実施する入札や米国の重要インフレ指標に注目が集まる。連邦公開市場委員会(FOMC)が12月会合で金融政策決定において、重要となる10月消費者物価指数(CPI)は前月比で鈍化が予想されている。2025年の政府機関閉鎖のため、前年比の発表はない。10月生産者物価指数(PPI)は前月比で鈍化も、前年比では加速。コアは横ばい予想となってる。中古住宅販売件数は鈍化予想。住宅ローン金利の上昇や人件費、材料費の高騰が引き続き影響し、住宅市場は引き続き冴えず、10-12月期も成長を抑制すると見られる。
トランプ大統領の中間選挙後の対イラン対策に注目が集まる。大統領は選挙後のインタビューで、我々はイランとの対話を続けていると言及。報道では、カタールの首長とトランプ大統領がイラン紛争の緊張緩和を協議したとの報道に加え、イランが核兵器開発プログラム抑制する案を検討すると態度の緩和が伝えられており、外交進展に期待が集まり、原油の上昇は一段落。トランプ大統領は年内に対イスラエル支援を停止する方針も示しているため、戦争激化、長期化懸念が後退しつつある。米が仲介となり、露、ウクライナの平和に向けた協議がアブダビで開催されるなど、原油にとっては売り戻し材料が多く見られ、ドルの上値を抑制する可能性がある。同時に、イランの信頼性は低く、米国が攻撃再開を決定する可能性も除外できず、リスクは残りドルの下値も限定的か。
ユーロ圏や英国では国内総生産(GDP)の発表が予定されている。また、ニュージーランドは、総選挙を実施する。
●9-10日:G7外相会談
●10-11日:米、露、ウクライナの平和協議
●米国
9日:卸売り在庫、580億ドル規模の3年債入札、ボウマン米連邦準備制度理事会(FRB)副議長講演、グールズビー米シカゴ連銀総裁が討論会に参加、バーキン米リッチモンド連銀総裁が講演
10日:CPI、420億ドル規模の10年債入札、ローガン米ダラス連銀総裁、シュミッド米カンザスシティ連銀総裁、ボウマン米連邦準備制度理事会(FRB)副議長が講演
11日:ベテランズデーで米国債市場は休場、株式市場は通常通り
12日:250億ドル規模の30年債入札、中古住宅販売件数、週次失業保険申請件数、財政収支、シュミッド米カンザスシティ連銀総裁が講演、デイリー米サンフランシスコ連銀総裁が基調演説、グールズビー米シカゴ連銀総裁が講演、ハマック米クリーブランド連銀総裁がオハイオ州立大の討論会に参加、ウィリアムズ米NY連銀総裁がUCバークレー大討論会に参加、バーFRB理事が講演
13日:PPI、ジェファーソンFRB副議長がUCサンディエゴ大講演、コリンズ米ボストン連銀総裁があいさつ
●日本
10日:世帯支出、日銀金融政策決定会合議事要旨
12日:PPI
●中国
9日:PPI、CPI
10日:貿易収支
11日:シングルデー
●欧州
9日:ユーロ圏財務相会合
11日:欧州中央銀行(ECB)のラガルドECB総裁がフォーラムに参加、
12日:ECB経済報告
13日:ユーロ圏GDP、ショナーベルECB理事が講演
●英国
9日:英中銀のベイリー総裁が講演
10日:英中銀、チーフエコノミスト、ピル氏が講演
12日:GDP、鉱工業生産
●カナダ
10日:カナダ中銀会合議事要旨