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バンコク美人女子大生のお部屋に潜入!家賃9,000円アパートの中はこんな感じでした

アジアの超ローカル景気やおカネ事情を現地在住ウォッチャーがレポート。今回はパタナシン・タイ国立芸術大学に通う美人女子大生のお部屋にお邪魔します!(取材・文 / あいさ)

【 取材時の為替レート: 1タイバーツ = 約3.6円 】

タイの美人女子大生、Minkさんは花も恥じらう21歳!

皆さん、サワッディーカー!路地ウラウォッチャー・タイ担当の「あいさ」です。

今回は私のタイ人のお友だち、Minkさん(21歳)のお部屋にお邪魔して、その暮らしぶりを拝見します。

「日本の皆さんはじめまして、Minkです!」

Minkさんはパタナシン芸術大学の3年生、ピチピチ現役の女子大生です!

パタナシンは美術・舞踊・音楽を専門とする国立芸術大学で、とりわけタイ古典舞踊で有名。大学は王宮やワットプラケオで知られるサナムルアン地区にあります。

ナータシン→パタナシンはタイ古典舞踊のエリートコース

Minkさんは中学1年生(12歳)からタイ王立舞踊学校(ナータシン)に通い優秀な成績で卒業、パタナシン芸術大学に進学しました。学生ながら、すでにタイ古典舞踊はプロ級の腕前です。

踊りの稽古に励むMinkさん

海外公演時のMinkさん(中央)

才色兼備のお嬢様といった雰囲気のMinkさん、いつも「かわいいな~」と感じることしきりなのですが、お部屋に行くのは今回が初めて。いったいどんな暮らしぶりなのか?ドキドキしてきました。

Next: いよいよMinkさんのお部屋に潜入!なんとそこには!?


路地ウラウォッチャー – あいさ

27歳、沖縄県出身。タイ・バンコク在住6年目。語学学校通いや現地就職などを経てタイ人の夫と結婚し定住を決意。2014年に生まれた息子の育児に奮闘しつつも持ち前の好奇心とタイ語を駆使し、まだ行ったことのない場所に突撃しては驚かされる毎日。

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いよいよMinkさんのお部屋に潜入!なんとそこには!?

こちらがMinkさんのアパート前。大学からは20バーツ(約70円)のモーターサイ(バイクタクシー)で約5分、ピンクラオ橋を渡った先になります。

夜遅くにアパート前で出迎えてくれたMinkさん

「ここが私のお部屋です!」

それではいよいよ、秘密の花園へ……お邪魔しましょう。

「散らかってるけど気にしないでね。入って入って!」

おおっと!?これは失礼。タイでは、若者同士のルームシェアはごく一般的なのですが、なんと彼氏さんと同棲中でしたか(初耳ですワ)。男性読者をぬか喜びさせてしまい、あいさ、なんだか反省ペコ。

「やあ、Minkの日本人のお友達?話には聞いてるよ!」

こちらはMinkさんの彼氏、Bomさん(24歳)。フリーランスのタイダンサーをされているそうです。

もともとはMinkさんと同じ大学の先輩なんですって。ワタクシ、なんだか2人の愛の巣に迷い込んでしまったようです。

Bomさんはギターがとても上手。Minkさんはメロメロ?

こちらのお部屋は1階・エアコン無しでお家賃2,500バーツ(約9,000円)。電気・水道代は月800バーツ(2,900円)程度。同じ物件には、エアコン付きのかわりに少し狭い3,500バーツ(約12,500円)のお部屋もあるそうですよ。

間取り図。立地と家賃のわりには広い

私もローカル生活を好む方で、色々な物件に住んだことがありますが、その中でもこの部屋はかなり安いと思います。タイは暑いので、最上階よりも1階のほうが過ごしやすかったりしますしね。

ただし、少し辛いのはベランダがないことだそう。窓はあるものの、強い陽射しが直接入ってこないようにするため全開はできない作りになっています。日本人が暮らした場合はストレスを感じるかもしれません。

Minkさんの不満は、開け放てない窓

タイの賃貸物件は、家具付きが一般的。Minkさんの部屋はベッド、クローゼットが元々用意されていたそうです。

「この部屋はね、こんな感じだよ」間取り図を書いてくれたBomさん

日本の3点ユニットバス付きワンルームに近い間取りですが、キッチンがありません。こちらのローカルアパートでは、キッチンなしや、ベランダにシンクが付いているだけの物件をよく見かけます。タイは中食産業が発達していて自炊の必要がないため、苦にならないようです。

また、この部屋にはエアコンがないかわりにシーリングファンがついていました。タイというと暑いイメージがあると思いますが、日本に比べるとカラッとしていて、空気の流れを作るだけでもわりと涼しく過ごせるんですよね。

タイの物価からすると電気代は高め。なるべくエアコンを使わないタイ人は多い

ただ、ここはタイ。やっぱりやらかしていました。こちらのシーリングファンのスイッチをご覧ください。

細かいことを気にしないほうが、ここでは快適に暮らせるのかも

3のボタンは元々なかったそうです。しかしMinkさん、そこは大家さんにいちいち突っ込まず今日まで生活してきたとのこと。日本なら絶対クレームですよね。

Next: アパートの共有設備と、気になる周辺環境は?


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アパートの共有設備と、気になる周辺環境は?

Minkさんのアパートを例に、現地タイ人向け物件でよく見かける共有設備をいくつかご紹介しましょう。

住人のバイクがたくさん駐まる、Minkさんのアパート前

まず、こちらは日本でいう神棚です。商売繁盛・家内安全を願って、お店や会社、アパートなどの敷地内に立っていることが多いんです。

そして私もよくお世話になる洗濯機。

利用料は地域や洗濯容量によって異なりますが、1回あたり20~40バーツ(約70~140円)。日本で言うコインランドリーで、たいてい物件の敷地内に用意されています。

それから、これもよく見かける1バーツ1リットルの給水器。常温の水が出てきます。

定期的に業者が来てメンテナンスしており、水のお味は普通。バンコクの水道水は頑張って煮沸などすれば、まあ飲めなくもないかな……というレベルのため、多くのタイ人はこれを利用します。

この水でお腹を壊したという話はあまり聞きませんので、観光などのついでにローカル生活を堪能したい方は試してみては?ミネラルウォーターよりずっと割安で、水を運ぶのも楽チンです。

さてMinkさん、安いわりに広い現在の部屋を気に入っているそうですが、不満もあるそうです。

たとえば、一歩外を出ると灯りが少ないので、夜、暗くなると何も見えなくなり、道を歩くのがとても怖いとのこと。

また、Minkさんの自宅周辺はお寺と小学校に囲まれているため、静かなのは良いのですが、ちょっとコンビニやバス停に行くだけでも徒歩10分はかかります。

日本の徒歩10分と違い、これが季節によってはとても大変。私も実際に歩いてみましたが、こちらの真夏にあたる4月の炎天下、徒歩10分の道のりはなかなか辛かったです。

バス停やコンビニがある大通りまで出ると、食べ物の屋台やたくさんの観光バスが並んでいました。

すぐ近くには人気観光スポットのワットプラケオ、ワットアルン、ワットポーがあります。毎日、寺院に参拝する観光客で賑わっているエリアなんですが、すぐ近くに2,500バーツのお部屋があるとは、なかなか気づかないかもしれません。

Next: バイトで月10,000バーツ稼ぐMinkさん、将来の夢はタイ舞踊の先生


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バイトで月10,000バーツ稼ぐMinkさん、将来の夢はタイ舞踊の先生

MinkさんとBomさんの将来の夢はタイ舞踊の先生。他の仕事よりも安定した収入が得られ、仕事がなくなることもないから安心なんだそうです。

そんなMinkさんは、現在もアジアティーク・ザ・リバーフロント(2012年にチャオプラヤー川沿いにオープンした人気ナイトスポット)でタイダンスのバイトを週1回、またその他のオファーをいただいて月10,000バーツ(約36,000円)の収入を得ています。

コンビニや飲食店で働く大学生の日給は1日5時間で300バーツ(約1,000円)が相場。Minkさんは1回のダンスで最低1,000バーツ(約3,600円)は貰えるとのことで、かなりの高給取りです。

同棲は初耳でしたが、ワタクシ、この2人にはぜひ末長く幸せになってほしいです。そこで最後にこんな質問をしてみました。

「ねえねえMinkちゃん、もしBomさんが浮気したらどうする?」
捨てる!そんなオトコ大っ嫌い!

Mink「そんなの絶対に許さない!」 Bom「いや、もしもの話だからね、これ……」

タイの女性は強いですね。Bomさんもがんばって!

Minkさん(21)大学3年生
に景気アンケート!

あなたの景気は100点満点で何点?
「70点!国全体として景気が大きく良くなったとも思えないので、現状変化なしという意味で採点しました。タイは富裕層と貧困層で大きな格差がある国。貧しい人はずっと貧しいままという問題があるんです」

これから景気は良くなると思う?悪くなると思う?
「いまの政治のあり方だと難しいんじゃないですか?だって皆、自分の意見を通すために必死になって、相手の意見を聞く耳すら持たないんだもん。歩み寄りがないのにどうやって国が良くなるのかしら。でもタイ人は真面目だから、将来は良くなると思いたいです」

いまいちばん欲しいモノは何?
「ひろーい家!卒業して働きはじめたら一軒家に引っ越したいです。同居人のBomもいますしね(笑)」

路地ウラウォッチャー – あいさ

27歳、沖縄県出身。タイ・バンコク在住6年目。語学学校通いや現地就職などを経てタイ人の夫と結婚し定住を決意。2014年に生まれた息子の育児に奮闘しつつも持ち前の好奇心とタイ語を駆使し、まだ行ったことのない場所に突撃しては驚かされる毎日。

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