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東大タレントがTV収録ウラ話。女子が仲良く4人揃うのは奇跡?

東大タレント・木村美紀さんが、日本テレビで放送された「グサッとアカデミア ~林修が教える女の現実学~」の出演話を、メルマガ『木村美紀が明かす家庭教育の秘策』で紹介しています。林修先生曰く、女性4人が「仲良くするなんて奇跡。」らしいです。

TV収録ココだけの話

こんにちは!

最近寒いですね~。衣替えをして、冬物コートを毎日着ています。

さて、10月4日に日本テレビで放送された『グサッとアカデミア ~林修が教える女の現実学~』見てくださった方、ありがとうございます。

せっかくなので、メルマガ限定!ココだけの話ということで、久しぶりに出演番組のハナシでもしようかと思います。

この番組は、林修先生が、独自の視点で、女性が幸せになるための現実学の講義をするというバラエティー番組です。私たちがお悩みを相談して、グサッと心に響くお言葉をたくさん頂きました。

私たちの普段の生活などに密着して頂くVTRが数分流れて、その様子をスタジオで林先生にも見て頂き、スタジオで講義を受けながら1人1人にあったアドバイスを頂きました。

林先生のご助言は的確で鋭く、はっと気づかされることが多くて、自分にとって、とても貴重な時間でした。

1時間の番組ですが、実は、ものすごい時間とエネルギーをかけていて、スタッフの方々をはじめ大勢の皆さんのパワーの結晶であり、熱い想いと情熱の集大成なんですよ~。

一番はじめにお話を頂いたとき、面談があって、1時間くらいカメラを回しながらお話をしました。最近どういう生活をしているか、どう考えているか、などをお伝えしました。

次に別日に、密着VTRを撮るために、朝早くから皆さんに集まって頂き、6時間くらいかけて銀座のお店を2つまわってロケをしました。カメラを回していたのは、そのうち3~4時間くらい。スタッフの方々は、カメラの位置や角度、光の明るさ、音声など、徹底して綿密な準備をしてくださっていて、心から感謝です。

そして、その密着VTRが数分に編集されます。この密着VTRは5人分あったので、結構な時間がかかっているのでは。本当にありがたいことです。

その後いよいよ、とある日曜日にスタジオ収録の本番がありました。私は16時にスタジオ入りして、23時すぎまで収録でした。講義を受けていたのは、3時間くらい。それがオンエアでは、ぎゅっと濃縮されます。

編集によって良いところだけ切り取られるので、カメラが回っているときは常に、テロップになりやすいようにと意識して、まわりくどい表現は避け、簡潔でシンプルな言葉を選んで発言するよう、普段から心掛けるようにしています。収録のテンポは予想以上にポンポン速く進むので、良い流れをとめてもいけないから、長くタラタラしゃべれません。リアクション素直に大きく言葉はシンプルに

やはり難しいところです。

これは、受験国語要約する問題と同じスイッチかも。一文字でも少なく簡潔な表現で要約せよ、という問題に立ち向かう感じ。普段の授業や講演でも、テロップにしたとき美しくまとまる日本語を話そう、というスイッチを入れるようにしています。

まぁそれでも、うっかり普段の話し言葉が出てしまうこともありますが。それはそれで感情の波だから良い一面もあったりして。

それにしても、林先生の講義には引き込まれました! 講義を受けていた3時間は、あまりに面白すぎて、あっという間

林先生の生の授業を初めて拝聴させて頂きましたが、話し方、話の流れ、話の構成、話のテンポ、聞き手とのやり取り……すべてが予定調和のように完成されていて無駄がなく、本当に素晴らしくて、圧倒されました。さすが一流のプロの先生だと感激し、授業の仕方はとても勉強になりました。

3時間も続けて授業をするって、予想以上にとても大変なことだと思います。そのために相当な準備をなさっていたことでしょう。

しかも、この現実学という学問は、教科書があるわけではなく、先人の知恵や先人が発見したことを教える授業ではありません。林先生が独自の切り口で、この世にない全く新しい理論を説くのです。

既に分かっている事実や法則を自分なりの言葉で伝えるよりも、新しい事実や法則をゼロから生み出すことの方が格段に難しい

しかも、その理論がみんなを納得させる面白いものでなくてはいけない。みんなといっても、その場にいる聞き手だけではなく、テレビ番組をみている何百万人という大勢が相手です。

そんな難関の道を、見事にやってのける林先生はさすがで、尊敬です。そして、林先生をサポートするMCの中山秀征さんも、尊敬です。本番中に瞬発的にいろんな化学反応をおこす出演者の方々も、尊敬です。作品の細かいところまで支えてくださるスタッフの方々も、尊敬です。

その世界で一流の仕事をする、ってこういうことなんだなぁと、肌で感じながら学ばせて頂き、非常に勉強になります。

作品の素材のかけらとして自分が加われるのであれば光栄だし、世の中に生みおとされる作品に携われることが生き甲斐でもあります。

なんでこの話をしたかというと、受験家庭教育も同じだと思うからです。

入試は最たるもので、「放送時間 ≒ 試験時間」のようなイメージ。

たとえ試験時間が1時間であっても、それまでオモテには出ないところで、莫大な時間やエネルギーをかける。決して1人の力では成し遂げられず、大勢の人が関わって支えている。

だからこそ本番中には、簡潔な言葉に全ての想いをつめて伝える。編集でなるべくカットされないよう高い打率を目指して努力するのは、採点でなるべく×がつけられないよう高い得点を目指して努力するのと同じ。

結局は結果が全てで、まわりからは結果で判断される世界。

いくら頑張っても、放送にのらないと意味がないのは、いくら頑張っても、合格しないと意味がないのに似ている。

そういった意味では、番組収録も入学試験も、戦場なのです。はたから見れば、楽しんでやっているように見えても、心の中では、なんとか結果を残さねばという闘争心に燃えている。

終わってみれば、楽しかった~と思える充実感はあるけど、本番中は、神経が相当はりつめている感じ。本番中に緊張はしないけれど、神経を使うから気が抜けなくて、エネルギーをとにかく全力で注ぎます。

どんな仕事もそうですが、こうした戦場を渡り歩いていって、一つ一つを新たな糧にしながら、経験値を上げていきたいです。パズドラのように、モンスターが進化していく感じで(笑)。

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そう思うと、幼少期からの受験というのは、そうした道のりの準備期間というか、お試し期間のような気がします。腕慣らしとして、プチ戦場を味わっておくと、のちに有利かも。場数をふめばふむほど、実力を瞬発的に発揮できる確率が上がるから。

家庭教育は、その一番はじめにあるトレーニングの場だと思います。戦場に送り出す前に、親が子供に知恵を教えて、これからたくましく生き抜けるように育てるということ。

家庭も一つの小さな社会だから、プチ疑似体験ができます。家族には、それぞれの役割があって、一つの社会が成り立っている。

誰かが強く前に出すぎてもダメだし、皆で全体の作品をつくるチームプレーだから、それぞれのパワーバランスが大事ですよね。そういったバランス感覚や自分の役割を認識することが大事だと思います。

その人にあった役割、その人に向いている役割があるから、ちょっとずつ現場に出ながら、自分らしくいられる役割を探す。

番組でも、MC、いじる人、いじられる人、などその人に向いているポジションがあるように、家族、学校、職場でも、仕切る人、つっこむ人、つっこまれる人など適材適所があるはずです。

その人がその人らしく一番輝ける場があってほしい。そのかたまりがチームというもの。

10人チームや30人チームでなくても、3~4人でも立派なチームです。家族も身近なチームです。

家族の中で、それぞれが一番輝けるように、居心地のよいポジションをみつけられるといいなと思います。

では、どんなポジションがあるのでしょうか。ちょっとここで、林修先生が番組内の講義でお話されていた、4人のポジションについての理論をご紹介したいと思います。

その話が出たのは、こんな疑問をぶつけた時。

「男性は、なぜ天然の女性が好きなのか?」

一度はふと思ったことがある、世の女性が抱く永遠の謎を、林先生は独自の理論で解き明かして教えてくださいました。

林先生の考察によると、「女性のABCDフォーメーション」があるからなんだそうです。

林先生は昔から、ファミレスやコーヒーショップで、隣に4人組の女性がしゃべっているときに、できるだけその会話を聞く努力をしてきたそうです。

その中で、ある法則が見いだせたのだとか。女性が4人仲良くしている、というのは奇跡で、なかなか4人ってうまくいかないのに、どうしてチーム編成が可能になるのか。

じっくり見ていると、必ず分かるんです。 

1人絶対、強大なボスがいる! 束ねているボスが招集をかけて、全体の会話の70%をしゃべりまくります。

確かに、ボスのように仕切る人がいないと、そもそも4人集まりませんよね。

ただボスだけでは、このフォーメーションは機能しない

ボスの言う事に「そうね」と実に絶妙に相槌を打つのが、サブボス!スネ夫みたいな人ですね。

サブボスは、ボスの会話を上手に受けながら、全体の会話の20%をしゃべります。

そうなると、ボスとサブボスのラインだけで話が進んでいくと、ちょっと面白くなくはないので、そこにつっかかっていく人がいる。そんなアンチテーゼな分子がいて、ボスにつっかかっていくけど、ボスに「そういうのいいから~」と軽くいなされてしまいます。

こうして集団の適度な緊張感をもたらしているわけです。

さて、そこでもう1人。実際そばでご飯を食べていると、よく視線があう残りの1人。なぜ視線があうか? この人は、人の話を聞いていなくて、輪の中に入っていないから。

ボスが「そう思うでしょ?」と言うと、その話を聞いていない1人は「ん~そう思う」と適当に返事して、林先生は「おい聞いてないでしょ」と言いたくなるそうです。

この話を聞いていない1人こそが、「天然」と呼ばれるポジション。

まとめると、女子4人のフォーメーションとしては、

ボス(仕切る人)

サブボス(ボスの相槌をうつ人)

アンチテーゼ(ボスにつっかかる人)

天然(話を聞いていない人)

の4人のポジションで成り立っているということ。

これを男性の立場からみたときに、どうでしょうか。

ガンガンくるタイプは、「ちょっどどうかな~」と気が引ける。

ここからは一つの仮説だそうですが……

天然の子は男性から見ると、

ボスやサブボスのようにワーワーやっていないし、

アンチテーゼのように突っ込んでいかないし、

かわいい」「守ってあげたい」と思う要素が一番高いのではないか。

こうした集団においては、天然の女性は、かわいい存在にみえるのでは?

この仮説が正しいかどうかを、林先生は絶えず検証しているそうです。 

女性のABCDフォーメーションという考え方、ユニークで面白い!あなたは、ABCDのどちらに当てはまりますか?

image by: Shutterstock

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