MAG2 NEWS MENU

フェミ女性の「エアコン業者差別」に怒りの声。「男を部屋にあげたくない」「行き着く先みたいな仕事」投稿に「じゃあ自分で設置すれば?」ツッコミの嵐

エアコン修理業の男が、訪問した部屋で女性客にわいせつ行為をはたらいた事件が、思わぬ波紋を広げている。フェミ女性の批判の矛先は男性エアコン業者全般へ。一方、男性陣からは「そこまで言うなら自分で設置しろ」の反論が相次いでいる。

業者であっても「男は部屋にあげたくない」が発端

神奈川県厚木市のエアコン修理業の男(40)が、客の20代女性にわいせつな行為をした疑いで逮捕されたのは13日のこと。

修理に訪れた東京都町田市のマンション室内で、男が女性客に睡眠薬入りの飲み物を飲ませて犯行におよんだとされるこの事件が今、SNS上で思わぬ波紋を広げている。

ネットメディア編集デスクが説明する。

「前提として、町田市の事案は許しがたい性犯罪です。ニュースを知った世の女性たちが不安に感じるのも無理はありません。ただ、一部の過激な女性ユーザーがXで、男性のエアコン業者全般を差別するような発言を繰り返したのはマズかったですね。言葉を重ねれば重ねるほど、差別意識が滲み出てくるようなあんばいで、案の定、大炎上してしまいました」

ある女性ユーザーAが16日に投稿した次のメッセージは、あわせて約1500万回も閲覧された。

私も今年の夏、エアコンの修理で管理会社を通して修理業者に何回か部屋に来てもらったけど、当然のように毎回男性が来る。常にスマホを持って一定の距離をとって警戒しつつ応対してる。親も友達も近くにいないし1人で対応せざるを得ない。女が安全に1人で生きていくのが大変すぎる

こっちだって業者であってもできれば男は部屋にあげたくないよ。
それくらい男に対する信頼が無いので。
ただ、現実的に修理業者の殆どが男だから選びようがないし、この酷暑でエアコンが使えないのは生命に関わるし、部屋にあげるしかないんだよ。

これに対し、SNSやネット掲示板のユーザーからは、

《町田の事件1つで、エアコン業者全般を信頼できないってお気持ち表明されても…》

《気持ちはわかるけど、そこまで言うなら自分でエアコン修理なり設置なりするしかなくない?》

《YouTubeにエアコン関係のDIY動画たくさんあるぞ。技術・工具・体力が必要だけどな》

《だったら女性の業者を探すしかないが、母数が少ないし何日待ちになるやら…》

《男性ばかりがこの仕事をしているのは別に男性のせいではないので、女性同士でじっくり話し合ってください》

《不安なら2人以上で在宅すればいい。一人暮らしでも、レンタルおばさんとか方法はある。コストは客持ちな》

といった反応が。だが騒動はこれで終わらなかった。

「行き着く先みたいな仕事じゃんよ」“底辺扱い”にネット激怒

その後17日になって、ある男性ユーザーBが前掲の投稿を引用しながら、

なんでエアコンの修理業者には女性が少ないんだろう?配管工とかドカチン、ごみ収集とかにも女性は少ないよね。もっと女性が社会で活躍できたらいいなあ

と問題提起。ごく普通のイチ意見という趣だったが、これに対し別の女性インフルエンサーCが“意見をかぶせ”にいったところ、炎上の火に油を注ぐ格好となった。

多分この人(※編註:男性ユーザーB)が想定してるこれらの業種、言い方は申し訳ないけど男の中でもいろいろあったうえで行き着く先みたいな仕事じゃんよ、女がなぜそこに行き着かないか(または行き着けないか)、ということと同時に、なぜ男はそこに行き着いてしまうのか、ということも考えないといけなかったりする。

このあまりにひどい言われように、「行き着く先とか女性から見られてるのか。もう女性単身世帯のエアコン取付修理は拒否したい」という旨の嘆きがあがると、なんとこの女性インフルエンサーCは、

言い方悪かったですね、ごめんなさい。
ただ、行きたくない現場は拒否しても良いと思いますよ。公務員でもないですし。女性の電気工事士の需要が高まることにもつながるかもしれませんし。

と的外れの持論を展開。さらに、

エアコンの設置工事とおもって書いてたけど修理工ですね、ごめんなさい。修理する方と設置のみやる下請けさんはまたヒエラルキー違いますもんね、電気工事士の中でも。失礼しました。

と畳みかけるに至って、多くの男性ユーザーが「なんでここで職業ヒエラルキーの話になるんだ?」「正真正銘、生粋のナチュラルボーン差別女だな…」と呆れかえる事態となった。

必要不可欠な仕事を男に押しつける“女様”のキツい言い分

世の男性たちが、この女性インフルエンサーの発言に呆れかえったのも無理はない。“炎上芸”でも何でもなく、本当に“素”で何が悪いのかまったくわかっていない様子だからだ。

先のネットメディア編集デスクが指摘する。

「渦中の女性インフルエンサーは3.2万フォロワーの中堅どころ。『ミスリードで話をしてはいけない』という、よく分からない理由で、最初の投稿は削除済みです。ただ、その際に『エアコン修理は電気工事士の仕事の中でもヒエラルキー上の方だから、ゴミ収集とまとめるのはたぶん見当違い』としたうえで、『設置工(下請けとか孫請)とよみちがえてた』と釈明するなど、いったい自分は何を批判されているのか、まったく理解できていない様子でした」

当然だが、今回の騒動では、エアコン修理業の男性が「ゴミ収集の仕事と一緒にするな」と怒っているわけではない。もちろん、エアコン“設置”業者と“修理”業者がいがみ合っている、といった類の話でもない。

多くの男性は、エアコン設置や修理が世の中に絶対欠かせない仕事であることを十分に理解しており、また、自分の体力・技術では重たい室外機の設置や“真空引き”の作業はできないことを知っているからこそ、一定の敬意を払いたくなるのだろう。

それがなぜ、この女性インフルエンサーの釈明は、このように常識の斜め上を行ってしまったのか?

「この女性はゴミ収集の仕事を下に見ているようですが、じゃああなたは軽トラで処理場に毎朝ゴミを持ち込めるんですか?という話ですよね。生活に欠かせない仕事を“男の役割”としてアウトソースしているということは、逆にいえば男に頼らなければ生きていけない未熟な存在とも言えるわけで、だからこそ依存対象である男性の“職業ヒエラルキー”ばかりを気にする悲しい性を身につけてしまったのかもしれません。あるいはもっと単純に、知的レベルに難がある世間知らずの人間と捉えることもできるでしょう。エアコン業者は経験を積んで独立する“一人社長”の人も多く、そんじょそこらのサラリーマンより稼ぎはよっぽど上。体力的にはキツい仕事ですが、フィジカルエリートにしかできない、将来にわたって消えることがない仕事なのに、その価値をまったく理解できていないわけですから」(先のネットメディア編集デスク)

SNSのご意見番として“女性の権利”を叫びながら、男性エッセンシャルワーカーを何の根拠もなく下に見る女性インフルエンサー。こんな輩の意見は、真剣に取り合うだけ時間の無駄と言えるかもしれない。

X(旧Twitter)の反応

※本記事内のツイートにつきましては、X(旧Twitter)のツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

image by: Poguz.P / Shutterstock.com

print

シェアランキング

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MAG2 NEWSの最新情報をお届け