人は大変なことに直面したとき、逃げたくなってしまいます。ですが、あえて「つらいこと」をすることで、ストレスを避けられられるようになります。過去のつらい経験を活かすことで、自然と前向きに人生を送ることができるようになるのです。現役精神科医のゆうきゆう先生が配信する無料メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』に、「つらいこと」への向き合い方が紹介されています。
一日に1つ、つらいことをしろ
あなたは今、何か大変なことを前にしていますか? そして、それにたいして、きちんと行動できていますか?
今回は、そんなときのヒントになるような話です。
◆何があっても進む子供は
実はニュージーランドのオークランド大学のポッギャーノ博士が、小学生137名を対象にして調査したところ。
「何度失敗しても、それでもくじけずに前に向かって進んでいく小学生ほど、最終的に成績が高くなることが多かった」
そうです。これ、小学生の成績の話ではありますが、当然、オトナについても同じことが言えるはずです。
どんな失敗があっても、くじけず前に向かって進むことができれば、仕事でも恋愛でも、必ず成功していきます。逆にどんなに才能があったとしても、ちょっとした失敗ごとにやる気をなくしたりしていては、まったく成長できず、最終的にはどんどんうまく行かなくなってしまいます。
◆義務として考えよう
ですので自分から勧めるのは、とにかく「一日に一つ、つらいことをしよう」と考えること。普通なら、マイナスのことは、「避けて当然」「できるなら、やらなくて済むにこしたことはない」と考えるものです。
しかしそれを、逆に「義務」「日課」として考えるのです。このように考えるだけで、驚くほど毎日が変わります。
◆つらいことで、チャレンジできる
この「つらいこと」は、何でも構いません。
たとえば、新しい仕事について調べる…。やりたかった勉強を、ちょっとだけする…。これは、多くの人が望むことではありますが、それでもついつい、やることをサボってしまうものです。
それは無意識に「ラクな方」を選んでいるから。
その結果、つらいこと、大変なことをスルーしてしまいます。これは誰でも思い当たることが、あるのではないでしょうか。
そんなとき「一日に一つ、つらいことをする」と思い出すこと。
そうすれば、少しでもやりやすくなるのではないでしょうか。
◆ストレスも受け入れることに
また他に、何かのストレスがあったとき。
「あぁ、このストレスは、今日の『つらいこと』になった!」と考えれば、気持ちもラクになるのではないでしょうか。イヤなことを、積極的な姿勢で受け入れることができるわけです。
つらいことを義務として考えることで、かえってストレスを減らすことができるわけですね。考え方一つで、不思議な効果があると思いませんでしょうか。