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【心理テスト】これからデート、でも自信ない…あなたならどうする?

自信を持ちたい、精神的に強くなりたい。そんな悩みをもったことはありませんか? 実は、意外と簡単なことでその悩みが解決できるそうです。精神科医のゆうきゆう先生が、メルマガ『★セクシー心理学GOLD ~最先端の心理学技術★』の中で心理テストを交えながらわかりやすく紹介しています。

背筋の心理テスト

こんな心理テストをお楽しみください。

GOLD心理テスト 『背筋の心理テスト』

今日はこれからデート!

でも、イマイチ自信がない…!
こんなとき、あなたはどうする?

1.「胸を張る」
2.「深呼吸をする」
3.「デート先についてもう一度下調べをする」
4.「鏡を見て身だしなみのチェック」

選んでから、続きを読んでくださいね。

さて、いかがでしたでしょうか。

実はアメリカのケース・ウェスタン・リザーブ大学の心理学者であるムラビン博士は、こんな心理実験を行っています。

まず彼は被験者たちをABCの3つのグループに分けて、それぞれ、

A 座るときは背筋を伸ばし、歩くときも胸を張るようにさせる。
B なるべく「明るい気持ち」になるように指示する。
C 特に何もさせない。

としました。

そして2週間後、それぞれが実際に、どんな心理状態でいるかを見たのです。

その結果。

Aのグループだけが、大きく自信がアップしており、また気持ちも明るく過ごしていることが多かったのです。

ちなみにBのグループは、特に変化はありませんでした。

すなわち人間、「明るくなろう!」とか「自信を持とう!」とか、いくら暗示のように思い込もうとするよりも、とにかく「姿勢をキチッとする」ほうが、ずっとずっと気持ちにおいて大切だった…というわけです。

実際、気持ちが落ち込んでくると、姿勢も全体的に落ちてきます。背筋も曲がり、また頭も下がってくるのではないでしょうか。

しかし自信のある人というのは、たいていにおいて、姿勢がピンと伸びています。

よく「芸能人や有名人にはオーラがある」といいますが、それはすなわち「姿勢のよさ」や「自信のある表情」であるといえます。

とにかく「気持ちや自信」と「姿勢」は連動する、ということ。

であれば、姿勢さえ正そうとすれば、連動して気持ちもアップしてくる…というわけです。

特にメンタルクリニックで診察をしていても感じるのですが。

うつ症状が強い患者さんほど、姿勢もどんどん下に下に…と向いていきます。

それが改善するにしたがって、背筋も伸びてくることも多いものです。

姿勢というのは、そのまま精神状態に関わってくるわけです。

またビジネスなどで成功した人や、大作家などを見てみると、結構「背が低い」人も多いものです。

僕の分析ですが。

背が低い人は、低く見られないために、背筋を伸ばそうとします。

そうすると、今の理由から、精神的にも強く保つことができます。

だからこそ、エネルギッシュに生きていき、いろいろなものを生み出すことができる…。

そう考えることもできます。

さて、これらを踏まえて、選択肢を見てみましょう。

1.「胸を張る」

非常にシンプルに見えますが、実はこれはかなり大切なこと。

姿勢を正し、胸を張ることによって、少しずつ自信が湧いてくるものです。

もちろんですが「背が高く見える」という効果もあります。

自信が湧き、背が高く見えれば、相手に与える印象ももちろんアップ。

デート前、プレゼン前、面接前…どんなときでも、すぐに使える方法ですので、覚えておくといいかもしれません。

これを選べたあなたは、普段から自信にあふれた生活をしている可能性が大です。

2.「深呼吸をする」

確かに呼吸そのものは重要です。リラックスする効果もあります。

ただ、姿勢に比べたらそこまで大きな効果は見込めません

あなたは少しだけ、自信が低下している可能性があります。

とにかく背筋を伸ばす、ということを意識しておくといいかもしれません。

ちなみに呼吸という意味では、とにかく「ゆっくり呼吸をする」ということを心がけるといいでしょう。気持ちがより落ちつきます。

3.「デート先についてもう一度下調べをする」

これも悪い選択肢ではないんですが、ただデート場所についてあらためて知ったからといって、それだけでデートがうまくいくわけではありません。

特に予想外のことが起こってしまったときに対応できなくなる危険性だって常にあります。

テスト直前の数分で復習をしようとするようなもので、それより大切なのは、いい意味で「開き直る」ことです。覚えておくといいでしょう。

4.「鏡を見て身だしなみのチェック」

確かに身だしなみのチェックは大切です。

しかし人は、鏡を見ると、心理学的によくいえば「冷静になる」、悪くいえば「冷めてしまう」ということがわかっています。

「あれっ…? 自分ってこんな顔だったっけ…?」

「あ…。よく見るとシワが…」

というように、余計なことに気づいてしまい、自信低下してしまう危険性もあります。

あまり細かい見た目を気にしすぎるよりは、とにかく姿勢のほうに意識を持っていったほうが、よい結果につながると思います。ガンバです。

ちなみに自分がデート前に必ずすることは、時刻のチェックです。待ち合わせ時間を間違えていないか。

そして相手がなかなか現れないと、日付のチェックです。待ち合わせの日付を間違えていないか。

それでも相手が現れないと、頭のチェックです。そもそも待ち合わせは確かにしていたのか。

1時間くらいたってから、「すべて妄想だったのでは」と思いながら帰宅します。

ちなみに正解は「無言ドタキャン」でした。もう何をチェックしてもムダ。切ない気持ちに浸りつつもこうして生きています。

堂々と振る舞うことが。

さて、今回の話はさらに続きがあります。

実はアメリカで女性心理を研究しているコープランドは、こんなことを述べています。

「デートにおいて、気をつけておくべきことがある。相手が楽しんでいるかどうかを、相手の態度を通して見分けようとすることに、まったく意味がない。
なぜなら人は、『目の前の相手が堂々と振る舞っているかによって、自分のデートが成功しているかを判断する』からである」

 これ、かなり衝撃的な事実だと思うのですが、いかがでしょうか。

実際、相手がデート中に楽しんでくれているかというのは、気になってしまうものです。

そのため、

「笑ってくれているか?」
「退屈していないか?」
「姿勢は前のめりか?」
「目はパッチリ開いているか?」

などを通して、相手が楽しんでいるか、見分けようとするものです。

でも! 実はそれは意味がない!と。

そうではなく、人は「目の前の相手の態度によって、自分のデートが成功しているか見分ける」…。

すなわち、「あなた自身」が堂々と振る舞っていれば、相手は「こんな相手とデートしているということは、このデートは素晴らしいんだ、楽しいんだ」と判断し。

逆に「あなた自身」が、自信なさげに振る舞っていたら、相手は「こんな弱々しい相手とデートしているということは、このデートはダメだ…」と判断するというわけです。

だからこそ、相手がどうリアクションをしているかを気にしすぎず、それ以上に、背筋を正して、自信満々、堂々と振る舞うことが大切…ということになるのです。

何より仕事でも。

これはビジネスの交渉でも同じかもしれません。

相手のことをオドオドと気にしている人は、やはり自信がある印象は与えません。それでは、どんな交渉や提案であっても、相手はナメてかかってきます。

逆にすごく堂々と主張してくる相手がいたら、その話の内容がどんなものであったとしても、非常にインパクトをもって受け止めるはずです。

とにかく何より大切なのは「態度」。

そしてそのためには、背中を伸ばして、大きな姿勢で話をすることが何よりも大事なことなのです。

今回のまとめ。

○ 姿勢をピーンと伸ばすことで、自信が湧いてくる。

○ これはデートや交渉でも同じ。姿勢を正せば、相手の印象も良くなってくる。

○ まずは自分の姿勢を伸ばすことから始めよう。

どうか覚えておいてくださいね。

さいごに。

すべてにおいて、言えることがあります。

それこそが「どんなことでも、今この瞬間に、変えられる」ということ。

たった今、笑う。
たった今、行動をする。
たった今、姿勢を正す。

そんな小さな行動で、あなたの人生は大きく変化していくんです。

何も変えられないなんて嘆く前に、ただ背中を伸ばしてみてください。

それだけで、いいんですよ。

(完)

 ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

 今回の復習

★ GOLD心理テスト 『背筋の心理テスト』

○ 姿勢をピーンと伸ばすことで、自信が湧いてくる。

○ これはデートや交渉でも同じ。姿勢を正せば、相手の印象もよくなってくる。

○ まずは自分の姿勢を伸ばすことから始めよう。

image by: Shutterstock 

 

★セクシー心理学GOLD ~最先端の心理学技術★』第481回より一部抜粋

著者/大和まや・ゆうきゆう(精神科医・心理研究家)
あらゆるジャンルの心理学を極めた、セクシーな精神科医たち。あやつる心理学のスキルは1000を超える。「ゾクゾクしなければ人生じゃない!」がモットー。読めば心が軽くなり悩みも解消されるメルマガを月に2回のペースで配信中。
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