「オトコの料理を作る!」と張り切ったはいいけれど、調理後のキッチンは油だらけ、シンクには山積みの洗い物、あげくに家族からは迷惑顔をされる…そんな経験ありませんか? 無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では、お父さんの料理が「ありがた迷惑」にならないための心得を伝授! さらに、簡単で家族みんなが喜ぶレシピも紹介されています。
オトコの料理卒業試験
さて、本日はオトコの料理のお話。
休日にたまにパパが作ってくれる料理、そう、オトコの料理\(^0^)/ うんうん。ですが、この言葉、実家では侮蔑語 (▼_▼)でした(苦笑)。だってさあ、
- 材料費をかけるだけかけ
- 手間も時間もかかるものをひとつだけ
- 1日がかりで作って後片付けはなんにもしない
からです。そりゃ母からすれば「ハイハイ、ありがと(ため息)」みたいな感じになりますよね。ま、我が家のチチはそんなモンだったんですよ。聞くところによると、当時のオトコたちの料理は大なり小なりこんな料理だったようです。
昨今のダンシはそんなことはナイだろうと思いますが(強く期待していますが)、みなさんの周りではどうでしょうか(笑)。
共働きがフツーになった今、女性だけでなく、男性にも高い家事能力が求められています。とりわけ料理は毎日のことなので、重要度が高いんですね。そんな時代に、まさか、ま~さか一品も料理が作れないだなんていう大名気分のダンシがいるとは思えませんが(と、プレッシャーをかける)、料理のバリエーションが増えない(;_\) と感じている男性は多いようです。バリエーションが少ないということは、逆に言えば(ごく少数の)レシピ通りにしか作れないということでしょう。これは家庭料理の対極ですねえ(苦笑)。
そして、これこそがオトコの料理の共通項なんでしょう。ということは、バリエーションが増やせたら、それは侮蔑語「オトコの料理」を卒業した!! と言えると思うんです。
男性がヒトムカシ前のオトコの料理を卒業するためのポイントは、多分3つ。
- あり合わせの材料で
- 手早く作って
- 後片付けをする
だと思います。
え~、ハードルが高すぎる~(涙)と思われたでしょうか。まあ、低くはないわな。卒業条件なんだから。ドキマギしながら読んでいるソコのダンシも、うんうんとうなずいているソコのジョシも、いわゆる「オトコの料理」の卒業を目指しましょうよ。
そしてね。卒業するのにうってつけの料理があるんです。
中華風の炒め物
「オトコの料理」を卒業するには
- あり合わせの材料で
- 手早く作って
- 後片付けをする
さてさて、このうち初めの2つを満たす料理があるんですよ。それが「中華風の炒め物」です。中華風の炒め物のとは「炒め物」で「中華調味料の味付け」のものすべてを言うと定義してくださいね。
調理法のうち、「炒め物」は強火で行うので、手早くなります。しかも重たいフライパンや中華鍋を扱うので、もともと男性が上手になりやすい要素のある調理法なんです。
そして、「中華調味料の味付け」は、味噌や醤油と同じく、日本人のDNAに響きやすい味で、食べられないくらい嫌いだというヒトはほとんどいません。
てなわけで、ダンシが料理のバリエーションを増やしたいと思うなら、中華風の炒め物をマスターすればいいんです。いや、ダンシをおだてて作らせるんですよ、そこのジョシ(笑)。
まずひとつめのポイント。
以前炒め物の記事でも書きましたが、炒め物のポイントは、火の通りが均一になるよう具材の切り方を工夫することです。具材を切る段階でこれを意識しておくことです。火の通りにくい物は小さく薄く、すぐに火が通る物は大きめに厚く。これだけで違いが出ますから。
しかも中華風の炒め物の場合、複数の具材の1つを肉(ハムなども含む)にするといいです。野菜ものばっかりでももちろん構わないんですが、肉などが入るとコクも食べ応えもアップするんです。そうすると、メインの料理っぽくなるでしょ?
次のひとつが「調味料を用意しておくこと」です。料理の下準備で調味料の計量や混ぜておくことは、つい手をぬきがちです。でも、炒め物はスピードが命なんです。炒めている最中にモタモタ計量しているヒマなんかないし、まして「砂糖を良く溶かして…」なんて言ってマゼマゼしているヨユーなんか全然ありません。
炒め具合が良くなってきた瞬間に、調味料をサッと入れるとそれだけで炒め物は美味しく仕上がりますから。だから、予め調味料を合わせておくか中華料理専用の調味料を使うんです。正直言ってコレがオススメですね。で、あの、反則技なんですが、中華料理専用調味料と言えば、ゼッタイこれ。
● 九龍醤油
香港に本店のあるお店ですが、日本でもちょっとだけなら買えます。ここのものはドレもハズレがありません。中華料理をボトムアップしたいなら是非これを♪
ちなみにジョシたち。オトコの料理を卒業させるには、多少のフォローが必要です。
- もうちょっと小さく切ってあげる
- 調味料は味見を促す
- 「うん!美味しいね!」と必ず褒める(^^;
などなど。相手は卒業試験に臨む受験生なんですから、ダメ出ししまくるともう卒業試験自体受けなくなってしまうかもしれませんから。
最後のひとつが「片付ける」です。調理のあとの片付けが苦手な人はダンシだけでなくジョシにも多いんですよね。多分作っただけで燃え尽きてしまうんでしょう。しかも、調理のあとに楽しく食べたりするとナオサラですよね。
ここは、料理は、片付けてこそ終わるということを理解するしかありません。競泳の日本選手が後半で減速してしまう欠点をこの方法で修正したそうです。つまりゴールより5メートル先をゴール考えるようにしたんです。料理は作って終わり、食べて終わりじゃないんです。片付けて終わりです。終わりと認識している地点が手前すぎるんですよ。
- 使った食器・調理器具を洗う
- さらに拭いて収納する
- 生ゴミを捨てる
- 食べ残しを処理する
- シンクをキレイにする
ここまでやって初めて「オワリ」です。片付けの完了がどこまでのなのか分かれば、全体を見渡したいダンシはちゃんとできると思うんです。
オトコの料理。それはありがた迷惑なタダの自己満足。そんなことを言われないようになりたいものですね。
image by: Shutterstock
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