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「相手さえ変えれば上手くいく」という考えこそが離婚に至るワケ

相手にプレゼントを贈るとき、いつの間にか「自分目線」で選んでしまっていませんか? ちょっと大げさかもしれませんが、それは「離婚」に繋がる危険性の高い行動かもしれません。無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では、「良好な夫婦関係を築いていく上で必要な心がけ」について、わかりやすく解説しています。

相手が求めているものが何かを考え続ける

さて、本日は求めるものと求められているもののお話。

突然ですが、みなさんは結婚記念日や相手の誕生日にどんなものをプレゼントしますか?

どれもいいですねえ(^^)

プレゼントでベストなのは

  1. 相手の欲しがっているものを
  2. (実際にちゃんと)贈ること

ですよね。プレゼントで最も重要なのが1つ目の「相手の欲しがっているもの」という要件です。相手はイヤリングが欲しいのにシロモノ家電を贈っても喜ばれません。でも、人間はつい自分の判断基準でモノを選んでしまいがちですよね。

また、仮に相手の欲しがっているものが分かっても、実際にソレを贈らなければ意味がありません。アタリマエだって思います? それがそうでもないんじゃないですか?? 相手がたまにはゆっくり食事でも楽しみたいと分かっていても、仕事や家事が忙しくてオウチでちょっと豪華なものを食べてオワリにしたりしませんか? こう振り返ってみると、プレゼントって難しいですよね。

…そしてね。多分(と保留を着けたのは、総括するにはまだ早いからです)これが幸せな結婚生活の要諦でもあるんだと思うんです。つまり、幸せな結婚生活のためには、良きプレゼントを贈り続けるのと同じく「相手が求めているものが何かを考え続けるということなんだろうと思います。

夫も妻も相手のことを思っていますが、つい自分の判断基準で考えがちです。例を挙げてみましょう、。一般的に、男性はストレスが溜まると黙るのに対して、女性はしゃべると言われています。これを知識として持っていないとマズいです。ここまでは「相手の欲しいものを知っている・リサーチする」というレベルなわけで、ここがズレていると致命的です。そして、仮にこれを知っていたとしても実際に実践するのは難しいですよね。相手がストレスを感じていると思うと、女性はつい話しかけてしまいますし男性はそっとしておくということをしがちです。ここは「ソレを贈る」という要件のハナシです。どうです? できていないことって多いですよね?

他方、「自分が求めているものが何かにフォーカスすると離婚に至りやすくなるでしょうね。論理的に言って。他者が求めているものを自分が100パーセント満たしてはあげられないように、他者もまたあなたの求めているものを完全に満たすことはできません。

それにもかかわらず、自分が求めているものに極大的にフォーカスすれば、結果として人生で相手が満たしてくれないものの数を常に数え続けるという不幸に見舞われ、相手さえ変えれば上手くいくかもと思うようになるわけです。…論理的に不幸ですね(苦笑)。

もちろん離婚にはいろいろな理由やパターンがありますが、離婚事由の不動の1位が性格の不一致」という曖昧で漠然としたものであることは、パートナーとしての不適格さが不幸なイベントや人でなしなパーソナリティによって判断されているわけではないことを示しています。

結婚生活を幸せなものにするかどうかは、何にフォーカスするかにかかっている。プレゼントを選ぶのと同じようにね。

image by: Shutterstock

 

システマティックな「ま、いっか」家事術
食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。
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