【予想外】日産と三菱の電撃提携。海外メディアが報じる「楽観論」

2016.05.23
by まぐまぐ編集部
 

日本では、あまり語られることのない発想かもしれないけど、まぁ、そりゃ、そう思うよね。

この点に関して、アメリカの経済専門誌ブルームバーグが、興味深い記事(と言ってもビデオがメイン)を公開している。

アメリカのニュースなのに、わざわざシンガポールの投資会社にいる自動車業界の専門家に聞いているのだ。

〔ご参考〕
Nissan Buys Stake in Mitsubishi:Is It a Good Move?

別に、アメリカ国内の専門家もだいたい同じような指摘をしてるんだけど、こういう演出をされると、より一層グローバルな視点が強調される。

そう、グローバルな視点。

つまり、この広い世界には、文化や価値観やライフスタイル、勤労意欲や言語など等が異なる国が、多々、存在するってこと。

普通に考えたら、それらが異なる国で生まれ、発展してきた自動車メーカーより、同じ国の自動車メーカー同士が組んだ方が、特に、経営方針など細かい部分での意思疎通がしやすいので、うまくいく可能性は高くなる。

しかも、「日本」のとなると、ますます上手く行きそうって見方が多め。

外国の方々から見ると、やっぱり日本人は、個人よりも集団を重んじる傾向が強く、「調和」や「協調性」を大切にする民族に見えるのだろう。

ハッキリ言葉に出すことはなくても、

「日産と三菱自動車が組むの?日本の企業同士でしょ。すごいね、そんなのうまく行くに決まってるじゃん。」

みたいな受け止め方になってる気がする。

逆に言えば、それだけこの広い世界には、まったく違う文化や価値観などを持つ国が多い、ということ。

日本人の感覚からすると、まずありえない考え方だが、残念ながら、この広い世界の中には、平気で嘘をついたり、人を騙すのも当たり前、騙される方が悪いなどと考える文化や価値観を持つ国もある。

そういう国では、他人を「信頼」しないというか、したくてもなかなかできない

でも、「信頼」がなければ、国も、地方も、企業も、何もかも成長したり、発展を続けていくことはない。

だから、この広い世界には、ずっと長い間、発展途上のままになってる国があったり、仮に一時期、急激に成長を遂げた新興国が、今度は急に低迷し、衰退に向かっていったりもする。

そのくらい「他人を信頼すること」や、「その信頼に応えること」は大切。

広い世界を見渡すと、極めて珍しい価値観であり、文化なのである。

それが日本には・・・、日本人にはちゃんとある、というのが、今回の件に関わる海外報道の節々から感じられる気がする。

image by: Vytautas Kielaitis / Shutterstock.com

 

メルマガ「ニューヨークの遊び方」』より一部抜粋

著者/りばてぃ
ニューヨークの大学卒業後、現地で就職、独立。マーケティング会社ファウンダー。ニューヨーク在住。読んでハッピーになれるポジティブな情報や、その他ブログで書けないとっておきの情報満載のメルマガは読み応え抜群。

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