【予想外】日産と三菱の電撃提携。海外メディアが報じる「楽観論」

2016.05.23
by まぐまぐ編集部
 

安全を重視してますって主旨のCMだが、トヨタは日本車と言っても、アメリカで50年以上にわたり、アメリカ人の皆さんが、アメリカで作ってるんですよーって感じのメッセージがこめられている。

なんでこんなCMを放送する必要があったかというと、一部の頭のおかしな人々が、「トヨタ=日本車」という理由で、バッシングしたからだ。

例えば、2009年11月には、このリコール問題を理由に、ロスアンゼルス在住の韓国系アメリカ人住民が、トヨタに集団訴訟を起している。

結局、最終的に、この問題の原因を調査していた米運輸省・米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA・NASA)による最終報告によって、トヨタ車に、若干の器械的な不具合はあったものの、当初、問題視された電子制御装置に欠陥はなく、急発進事故のほとんどは「運転手のミス」と2011年になって結論づけられたが、その結論に至るまでの間に、トヨタの豊田章男社長らが、アメリカの国会(下院の公聴会)で情報提供、いわゆる証人尋問まで行うなど、当時、大変な騒ぎになった。

でも、そのお陰で、大手の自動車メーカーは、もはや、グローバルに展開していて、たとえ外国のメーカーでも、アメリカ国内に大規模な生産拠点を持っているということが、世間一般の方々の間にも、以前に増してよく知られるようになったとも言える。

極端な例かもしれないが、日本車の生産拠点があるということで、地域によっては、アメリカ国内でもアメリカ車よりも日本車が売れた方が、地域経済により良い影響が出るということも、さらに広く知られるようになった。

そのくらい大手自動車メーカー同士の競争は、グローバル化していて、激しくなっているということ。

だから、専門家の間では、今後、合併や資本提携などにより再編が進むだろう・・・との見方も、もうずいぶん前から出ていた。

でも、アメリカやヨーロッパも含め、グローバルに展開する大手自動車メーカーが再編されるとき、どんな組み合わせが望ましいのか?

いろいろなパターンが考えられるけど、同じ日本国内で生まれ、発展し、現在もその経営の中心は、文化や価値観などを共有する日本人によって行われてる日産と三菱が組むというのは、外国の専門家から見れば、かなり望ましい、理想的なパートナーに見えるらしい。

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