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人によって態度を変えるカメレオン人間が要職につくと業績は悪化する

あなたのオフィスに、相手によって態度を変える社員、いませんか? そんな人間は仮に仕事ができたとしても、絶対に要職に就けてはいけない、必ず業績が悪化する、というのは無料メルマガ『ビジネス真実践』の著者・中久保浩平さん。社内にいるだけでもマイナスなこのようなタイプの人間の危険性を記しています。

警告! こんな人が社内にいたらいヤバイ

人によって態度が変わる人、あなたの周りにはいませんか? もしいたとすれば要注意

以前、とある企業にこんな人がいました。管理職のAさんは、社内では偉そうな態度でアゴで人を使います。事務仕事に追われ忙しく仕事している女性社員に対してお構いなしに、「コーヒー入れて」などと平気で言う。また、部下が会議で社内広報のアイデアを出すと、「そんなもの必要ない」と頭ごなしに否定する。

一方で、本社から社長や会長がやってくると、「これはこれはお疲れ様でした。駅までお迎えにあがらせましたのに…」とペコペコし、事務員さんを見つけて、「今夜○○(飲食店名)抑えとけ。あっ、○○ホテルもちゃんと抑えとけよ」とスグさま偉そうな態度で指示を出す。

そして、一歩外に出て、お客様のところへ顔を出せば、「○○様あっての弊社ですから…」なんて、あからさまにゴマをすり、そのお客様から仕事が貰えなくなると、「ちっ、あの会社も大したことないな。前から気にいらなかったんだよ」と平気で陰口を叩く悪態ぶり

まるで漫画かコントのような話ですが、実話です。ここまで極端といかなくとも、こうした人は結構いるようです。取り引き先やお客様の前では、いい人ぶっているけど、社内では偉そうである、とか。

こういう人は信用も信頼もされません。「別にお客様への印象が悪くなけりゃ、仕事には繋がるんだから別に問題ないんじゃない。それに部下になめられたら仕方ないしね」なんてこと、万に一つも思わないように。念のため。

人によって態度がコロコロ変わる人というのは、自分に利益をもたらしてくれる人や自分より格上の人、即ち自分にとって都合のいい相手には、ヘイコラし、なんとか気に入られようとするけど、自分にとって利益にならない、自分にとっては都合が良いわけじゃない人や自分より立場の弱い相手には、180度態度を変え横柄になったり、憮然とした態度・表情になります。

このような人を管理職にしたり教育を任せると必ず業績は悪くなります。極端な話、社内にいるだけでも業績は悪くなります。当たり前ですよね。そして何より、お客様の為によくありません。まさに「百害あって一利なし」なのです。

たとえば、あなたがお客様という設定で、好印象の担当営業マンと喫茶店で打ち合わせをしていたとしましょう。コーヒーを頼んだものの、出て来るまでに通常より少し時間がかかったとします。

その際に、担当の営業マンが「いつまで待たせるんだ」なんてスグに文句を言ったかと思えば、あなたに対して、「すいませんね、時間がかかっちゃって。店、間違えましたね~。ハッハッハッ」なんてこと、言おうもんなら危険です。

その営業マンは、最初は好印象だったかも知れませんが、まるっきり信用できません。きっと、陰であなたのことも悪く言います

社内にそういう人間がいるかどうかを見極める為には、若手社員や新入社員、アルバイトスタッフなど比較的社内ではまだ立場が弱い人達に対する態度や、ものの言い方なんかをそれぞれ聴いてみるといいでしょう。

そして、自分を含め全社員が人によって態度がコロコロ変わる人にならないようにしなくてはなりません。そうしないと職場環境だけではなく、顧客の信頼も失い業績にも響いてきます

スタッフ全員が、人を見て態度を変えない人間にならないようにするために御社ではどのような取り組みが出来ますか?

今日のまとめ

『相手によって態度をコロコロ変えるのはNG』

image by: Shutterstock

 

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