5月3日の日本武道館ライヴを皮切りに始まった花澤香菜さんの全国ツア―「花澤香菜 live 2015 “Blue Avenue”」。今回のツアーは、3rdアルバム「Blue Avenue」を携え全国5都市で開催され、7月12日の宮城・仙台公演でファイナルを迎えることとなりました。
そんな仙台でのライヴに参加してきましたのでレポートします。さらにライヴに来ていたお客さん達に、花澤さんの魅力や好きな曲も聞いてきました。
物販販売に300人以上の列が!
会場には14時ころに着きましたが、すでに200人以上の列ができていました。先頭に並んでいた5人組に話しを聞いてみると、なんと朝5時から並んでいるそうです。さらに聞いていくと、みなさん東京、名古屋などから遠征してきており、今回のツアーすべてを回っているのだとか。花澤さんの魅力恐るべし……。
そして物販スタートの15時には、待機列は約300人に。ちなみに公演開始は18時。ということは、グッズを購入してから時間があるはず。ということで、グッズを買い終えたファンの方々30人に、花澤さんの魅力・好きなところと、一番好きな曲を聞いてきました。
「可愛いのはもちろんのこと、役によって演じ分けているのがすごいと思います」
そしてランキングはこちら。
花澤さんの魅力・好きなところランキング
1位 声(11票)
2位 歌(7票)
3位 容姿(5票)
4位 声と行動のギャップ(3票)
5位 変なところ(2票)
5位 ラジオが面白い(2票)
11票を集め1位に輝いた声では、「癒やしボイスがたまらない」「いろんなキャラクターを演じ分け、どれも好きになる」といった声を。そして2位の歌には「息遣いがいい」「カラオケで歌うとすごく難しい。歌唱力がすばらしい」と話してくれました。また5位の変なところというのは、ラジオでムチャぶりに答えたりといった姿が魅力的に映っているとのことでした。
好きな曲ランキング
1位 こきゅうとす(6票)
2位 君がいなくちゃだめなんだ(4票)
3位 ほほ笑みモード(2票) 星空☆ディスティネーション(2票) I ♥ NEW DAY !(2票) ほほ笑みモード(2票) 恋愛サーキュレーション(2票) タップダンスの音が聴こえてきたら(2票)
以下1票
恋する惑星 Merry Go Round パパ、アイ・ラブ・ユー!! タップダンスの音が聴こえてきたら マラソン We Are So in Love マジカル・ファンタジー・ツアー
最新アルバム『Blue Avenue』から多くがランクイン。1位に輝いた「こきゅうとす」は、やくしまるえつこさんが楽曲、アートワーク、ミュージックビデオまで全てをトータルプロデュースしたことで話題に。3位の「タップダンスの音が聴こえてきたら」に投票してくれた2名とも、今回のツアーで花澤さんがタップダンスを踊っていて好きになったと答えていました。
インタビューしていると、ライヴ恒例のパン祭りを楽しみにしているファンの方々もいらっしゃいました。
仙台のコラボパンは、spicaとのコラボの「ずんだあんとクリチパン」。ずんだとクリームチーズの組み合わせってどうなのかな~と思いましたが、食べてみてびっくり! 思わずウマッ! と声を上げてしましました。
こうしてインタビューしていたら18時が近づいてきました。いよいよライヴスタートです。
>>次ページ 口の中が血だらけ!? ファイナルお散歩スタート
1曲目の「I ♥ NEW DAY !」のイントロが鳴り、早くも会場は大盛り上がり。1曲目を歌い上げ、2曲目に「ほほ笑みモード」。続く3曲目は、武道館では「運命の女神」でしたが、軽快なリズムが気持ちいい「ブルーベリーナイト」を披露。
MCになり、「きたぞ仙台! イエー!」とテンションは絶好調。近況では、「パンの美味しいレストランに行って、パンを10個も食べたんだぜぇ~。ワイルドだろぉ~。でも気持ち悪くなって反省したんだぜぇ~。バケットショコラで口の中が血だらけになったんだぜ~」と衝撃的な告白とともに会場を盛り上げ、「ファイナルお散歩楽しんでいってね」と4曲目へ。
4曲目は、好きな曲ランキング1位の「こきゅうとす」。心が落ち着く独特なサウンドと花澤さんの声が組み合わさり、会場は幸せな空間に包まれました。5曲目にはスリリングでテンポの早いサウンドが特徴的な「Night And Day」。6曲目はライヴでお馴染みの「CALL ME EVERYDAY」と続きました。
そして9曲を歌い終わったところでMCへ。会場のイズミティ21は、ステージと観客席の距離が近かったこともあり、ファンから「人生初のライヴだよ」と投げかけられた声に、花澤さんが「ありがと! でもノリとかわからなくない?」などといったファンの声を汲み取った話も多く展開されていました。武道館のような大きい会場もいいですが、今回のようなステージとの距離が近い会場もいいですね。
「次の曲は『タップダンスの音が聴こえてきたら』ですが、タップダンスに挑戦します。でも実はリハーサルで転んでしまって……」と不安を声にしていましたが、本番ではリズムに合わせて見事なダンスを踊りきってくれました。
続く11曲目にはライヴ初披露となった「Blue Avenue を探して」が追加。そして12曲目「Trace」、13曲目に「Dream A Dream」、14曲目に「We Are So in Love」を歌い、15曲目からは、25歳の時に発売されたアルバム『25』から「25 Hours a Day」。16曲目は武道館の「Young Oh! Oh!」から「マラソン」。17曲目も「片想いが世界を救う」から「Young Oh! Oh!」へ。そして18曲目「Merry Go Round」を披露してくれました。
MCに入り「音楽活動を始めて3年。みんなついてきてくれてありがとう。みんながいたから続けてこれたと思います」とファンへの感謝を述べ、「ディスティネーションズ(北川勝利さん率いるバンド名)のみんなにも支えられてありがとうございます。そしてスタッフの皆さんもありがとうございます」とメンバー、スタッフへの感謝を述べました。
「みんなのことがとっても大切で、私を支えてくれているすべての人に捧げて」と本編最後となる19曲目「君がいなくちゃだめなんだ」を感情たっぷりに歌い上げました。歌詞と思いがリンクして心に届く、会場すべての人達の思いに残った一曲となったのではないでしょうか。
本編終了後のアンコールでは、テレビアニメ「化物語」で自身が演じたキャラクター・千石撫子のキャラクターソング「恋愛サーキュレーション」を披露。歌詞に詰まってしまい歌い直すというハプニングもありましたが、「かわいい」が具現化したようなこの曲を、キュートに可憐に歌い上げました。
そしてライヴ定番曲「Saturday Night Musical♪」、「恋する惑星」と続き、この楽しい時間も本当に終わりが近づいてきました。
MCでは「Blue Avenue ライヴツアー、無事ファイナルまで辿りつけました。みんなの支えがなかったらここまでこれなかったと思います。これで終わってしまうのは寂しいけど、まだまだこれからもライヴでみんなのところへ回って行きたいと思います。これからもよろしくお願いします」とコメントし、最終曲「星空☆ディスティネーション」を歌い、ライヴは終了。
と思いましたが、会場から「もう一回」の大合唱。それに答える形でまさかのダブルアンコールが行われました。「We Are So in Love」が歌われ、仙台ライヴ、ライヴツアーは、大成功の内に幕を閉じました。
●information
花澤香菜公式サイトhttp://www.hanazawakana-music.net/live/
花澤香菜STAFF公式ツイッターhttps://twitter.com/hanazawa_staff
文/横田吉木
劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス Blu-ray Premium Edition
Blue Avenue