飲む時はエラそうに?家呑みビールを「もう1ランク」美味しくする方法

2016.07.04
by gyouza(まぐまぐ編集部)
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ビールのおいしい季節。

暑い日の冷たいビールはそれだけでもう最高ですが、ほんのちょっとしたことで、ビールがもっとおいしくなる方法があるそうです。

しかも、お金は一切かからず、1秒以内にできる方法も。

いったいどういう事なのでしょう?

その1.グラスは掴まない

一瞬でビールをもっとおいしくする方法は、まず、グラスの持ち方。

家飲みの場合は特に、取っ手のない普通のグラスで飲むことが多いと思いますが、そのとき注意したいのが、グラスをあまり掴まないこと。

掴まないと飲めないじゃない!と思われたかもしれませんが、なるべくグラスと指が触れる部分を少なくするのがポイント。

普通にガバッとグラスを掴んで飲んでいると、体温が伝わってビールがぬるくなってしまうのです。

持ったまましばらくテレビを見たり、会話をしたりするのは厳禁。どんどん熱が伝わってしまいます。

理想的なグラスの持ち方は、グラスの底に近い部分を親指と人差し指、中指の3本で持ち、底の部分に軽く薬指と小指を添える方法。

底や底に近い部分は厚くなっていることが多いため、手の温度が伝わりにくくなります。

昭和のおじさんたちの中には、ビールグラスを数本の指でつまむように持ち、小指をたてて飲む人もいましたが、あれも実はビールをぬるくしないための理にかなっていたのです。

また底に近い部分を持つと、飲むときにグラスは大きく傾き、ビールの勢いが増してより爽快なノド越しになります。

その2.飲むときはエラそうに

グラスの持ち方に加えてもうひとつの大切なのは、姿勢。

ビールをおいしく飲む姿勢とは、エラそうな感じ。つまり、背すじを伸ばして、胸を張ること。

その姿勢でグラスを持つと、自然に脇は締まり、ノドの奥の方が開いてきます。

じつはコレこそ、ビールを受け入れるのに理想のカタチ。

高く掲げられたグラスからビールが勢い良くノドにまで流れ込むため、いっそう滑らかなノド越しを堪能することができます。

ビールの場合、日本酒のようにグラスを「迎えにいく」のは厳禁。

ノドが絞まってしまい、いい喉越しは生まれません。

さらに、背筋を伸ばして飲むことで、体内のビールのガスが適度に抜け、お腹が張りにくくなるという“うれしい効果”もあるのです。

気をつけて!これはNG

一方で、おいしいビールを飲むためにはおすすめできないこともあります。

あなたはスーパーやコンビニでビールを買ったとします。

「そのあと」です、大切なのは。

ポイントをみてみましょう。

・自転車のカゴで運ぶ

自転車のカゴに入れて乗って帰るという方も多いと思います。しかし、ビールに振動は大敵。

ビールの炭酸成分が影響を受け、味が変わってしまうのです。
落としたり、ぶつけたり、ちょっとした衝撃によっても味に影響が出ます。なるべくやさしく取り扱いましょう。

・日光にさらす
ビールは日光にさらされると「日光臭」といういやな臭いがついてしまいます。
ビールびんはそれを防ぐために、茶や緑の色がついているのですが、完全に遮断できるわけではないので直射日光に当てるのはさけましょう。

・急激な温度変化
高温の場所に置いてあったビールを冷凍庫などで急に冷やすと、ビールの泡立ちや風味を損ね、濁りの原因になります。
冷蔵庫でも、冷気の吹き出し口付近で急冷すると品質を損ねます。買ったビールは冷暗所に保管し、適量を冷蔵庫に補充するようにしましょう。

どうしてもビールを早く冷やしたい場合は、大きめの容器に水を張って氷を入れ、その中に「静かに」缶やびんを入れて冷やすのがおすすめです。

豪快なイメージのあるビールですが、実はとってもデリケート。やさしく扱われたビールは、最高のおいしさであなたに恩返しをしてくれるかもしれません。
とはいえ、健康のために飲み過ぎにはご用心。
限られた量だからこそ、もっと美味しく飲めることもありますね。
 
<参考>
サッポロのおいしいビールができるまで

執筆:Mocosuku編集部

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