日本の悪しき伝統「仕返し」をしても許されるたった一つのケース

 

これは日本の悪しき伝統で、旧帝国軍もそれに連なる現在の自衛隊も多少マイルドになったようですが、同じようなことを未だにやっているんです。会社でもそういう人っていませんか? 未だにモーレツ時代を引きずって、「オレたちの若い頃は残業代ももらえず毎晩10時まで働いたんだぞ」ってドヤ顔して言う人。あんたが無給で無休で働かされたのと、私とどういう関係があるんでしょうか? すでに時代も法律も商習慣もなんもかんもガラッと変わったのに、ここだけ変わらないってことが通用するとでも思ってるんですか? って言いたくなるわけですが。

戦時中、やむを得ず軍人になった人の中には、新兵時代の強烈なイジメを受けながら、「将来オレは絶対に新兵を殴らないぞ」と決めてその通りにやった人って少数ですがいるんですけど、私は猛烈にそういう人を尊敬しますね。

反対に仕返しをしなきゃいけない場面もあるんです。それは、「上司や先輩から受けた恩義を後輩に返す」ということです。日本語的に仕返しって表現はおかしいんですけど、こういうポジティブな仕返しは全力でやらなきゃいけません。そしてこの時に後輩に恩義を感じさせたらダメなのです。軽くサラッと、「オレも同じことを先輩にやってもらっただけだから、お前も歳を取ったら同じことをやってやれよ」とだけ伝えてそこで関係性をチャラにするのです。

世の中には色々な形の仕返しがあるんですが、前者は自分の運勢を悪化させ、後者は輝かしいモノにしてくれるんですよ。

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著者/佐藤しょ~おん
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